岸波通信BBS2021年4月分

学校もなく、お友達もみんな本国に帰国してあんなに賑やかだったマンションの子供達もみんないなくなってしまい、外出も禁止のヤンゴン生活。長男が８月に入学した小学校もずっとオンライン。東京に戻ってからも入学・入園までは2ヶ月以上あり、これまた周りにお友達もなく。

社会生活を一切奪われる中、子供たちは本当に歯を食いしばって頑張りました。見ている親も、子供たちが本当にかわいそうで辛かった。

オンラインも本当に大変だよね、いままで散々ダメと言われたYoutubeを延々見せられ、大人だって退屈な（え）オンライン会議みたいなやつを一日中。その間待たされる次男もよく辛抱して頑張った。

ヤンゴンの小学校は、本人は結局一度も校舎に足を踏み入れることもなく、見たこともなく、お友達にも先生にも実際には会えないまま転校になり、次男も1日だけ奇跡的にホームスクーリングが実施できたけどまたすぐロックダウンで、幼稚園生活は開始を一年延期するしかありませんでした。

一方、その間たくさんの温かい手も差し伸べていただきました。残った数少ないヤンゴン組の皆さんには、ロックダウンの間も子供達のために手を繋ぎあって生き抜いた感じです。本当にありがとうございました。コロナに続いて、ミャンマーがこんなことになってしまって・・・。これについては、あまりのことに現実が信じられず今は本当に言葉が出ない。ただただ、人々の命がこれ以上失われないよう、不正義がまかり通ることのないよう、毎日祈ることしかできずもどかしい。

東京の幼稚園では、次男の入園の手続きに行った時に、先生が入学までどこにも通えない長男のことも気にかけてくださり、午前中の遊びの時間に年長さんのクラスにご一緒させてくだるご配慮をいただき、他の園では転入を断られてたこともあって通園は諦めていたので、その優しいお心遣いに本当に泣きました。お友達も保護者の皆様もみんな暖かく受け入れてくださり、たくさん遊んで本当に嬉しそうな長男の顔をみて、ありがたくて涙が出ました。ちなみに偶然高校の同級生（まっち！見つけてくれてありがとう！）がそこで働いていて感動の再会もあったりと。