最近、黒字経営でも早期退職者を募集する時代になっています。私が若い頃、企業に入社すれば、一生、生活が保障され安心して生活ができる時代でした。いわば、企業に自分の人生をゆだねればよかった時代で、「社畜」という言葉も生まれました。でも、時代が変わりAIに取ってかわられる仕事も増えてきています。苦労して身につけたスキルもすぐに陳腐化してしまいます。自分の生活や仕事は、自分の手で守らなければならない時代になりつつあります。
早期退職を余儀なくされ、退職後の人生を真剣に考えなければならない人も出てくることでしょう。 退職後の仕事(生活)の選択の一つが個人事業主になることです。つまり、自分で起業することですが、実は、これが大変です。私は、早期退職をして個人事業主になりましたが、個人事業主として生活するまでには、何年もかかりました。個人事業主は、自分で仕事をつくらなければなりません。労働者であると同時に経営者としての見識も持たなければなりません。技術も経験もあまり必要ではない仕事は、たいてい誰かが始めており職業としてなり立つことは少ないです。かといって、私のような誰もができそうな「庭仕事」でも、個人事業主として成り立つには厳しいものがありました。
たくさん勉強しいろいろな経験を積みました。 仕事が職業として成り立つためにはお客さんが必要になります。お客さんを獲得し維持するためには、自分の努力とともにいろいろな工夫を必要とします。経費の削減を考慮し広報、会計、事務処理、機器の整備・補修などすべてをこなせる能力も必要になります。 個人事業主として生活するにはとても大変です。「いろいろな規制に縛られる会社員は好きじゃない」というような理由で個人事業主になるとたちまち行き詰ってしまいます。
個人事業主としてまっ先に思いつくのが喫茶店などの飲食店関係でしょう、「自分の店を持ちたい」という夢を持っている方も人も多いはずです。しかし、現実は厳しいです。
私の知人にラーメン屋さん(Aさん)がいました。美味しいラーメンで固定客も多く、経営も安定していましたが、7年ほど前、Aさんは体調不良になり閉店せざるを得なくなりました。そこで、その店を貸しだすことになりました。すぐに借りる人が現れました。しかし、その人は数か月で「ラーメン店」を閉店しました。
その後、別な方がその店で「ラーメン店を開店しました。その方も1年もしないうちに閉店に追い込まれてしまいました。この方は、おそらく経営コンサルタントのアドバイスを受けたのでしょう。店を改造し、数人の従業員を抱え、ラーメンの単価も高くしていました。つまり、開店までに多額の投資をしたようです。この閉店は、彼のその後の人生に大きな負債になったはずです。
このようにして7年の間に、なんと4名もの方が「ラーメン店」に挑戦しましたが、全員挫折し、現在、店は閉店状態です。 このような「ラーメン店」を成功させるにはどうすればいいのでしょう。「ラーメン店」に挫折した人たちは、閉店に追い込まれたのは「場所が悪い」「周辺の人たちが高齢化し人口が減っている」などの理由をあげるでしょう。でも、この理由は言い訳のようにも聞こえます。実際、Aさんは、この場所で何十年とラーメン店を経営していたのです。
傲慢な言い方ですが、私であれば、ラーメン店をうまく切り盛りできる可能性が高いとおもいます。私もずいぶん苦労して個人事業主をつづけています。経営の「コツ」みたいなものを身につけました。逆に言うと、「閉店に追い込まれてしまう店」もすぐわかるようになりました。皆さんも考えてみて下さい。この「ラーメン店」を成功させるにはどうすれば良いのか・・・。

(写真:会津盆地の秋:福島県:先日、所用があって会津に行ってきました。会津盆地はコメの大穀倉地帯で、もうすぐコメの収穫が始まります。今年は豊作のようです。私の育った山村は住宅が散在していましたが、会津盆地の住宅は集中し「集落」をつくっています。私が若い頃、初めて会津盆地を訪れた時、この「集落」形態の村に驚きと新鮮さを感じました。集落にはすることにはいろいろな意味があるのでしょうね。遠くの山は「磐梯山」です。東側から撮影しました。最後の写真はクルミです。クルミも収穫時期です。9月30日撮影)
←ぼくも潰れる店はすぐに分かります。たとえ「味」に自信があってもそれだけでは経営できないし、そもそもその「味」が独りよがりなケースも多いです。
葉羽
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