数日前、なじみのコンビニに行ったら知人(Aさん)の姿がありません。Aさんは、長い間この店で働いていますが、最近、Aさんの姿を見かけなくなりました。Aさんに会った時、その事情を聞きました。Aさん、「シフト時間が半分に減らされ、困っているのよ・・」。Aさんは70歳ぐらいの高齢者ですが、てきぱきと仕事をこなせて何の問題も感じさせません。Aさんのぼやきを聞きながら「もう仕事を切り上げてもいいんじゃないの・・」と私は、密かに心でつぶやきました。
私が若い頃、定年は55~60歳でしたが、今では、多くの企業で65歳定年制をしくようになりました。65歳で定年を迎えても、「心身ともに元気、まだまだ働ける」と思っている人が多いのですが、現実は厳しいです。65歳を過ぎると、言葉には出しませんが職場の同僚の目も厳しくなります。パソコンなどを使えないと事務処理も滞ってしまいます。いつ身体が壊れるかもわかりませんし、職場で倒れる可能性もあります。
年金だけで生活するのは厳しいので、退職後に再就職をしようとしても職種は限られ簡単な肉体労働が主になります。現役時代の重い肩書を利用し高収入を得ることのできる人はごくわずかで、多くの人は低賃金で働いています。もちろんAさんは低金銀労働者です。
私は、65歳以上になってからも働くことをお勧めしません。理由の一つは、人生の最後を有意義に過ごしてほしいからです。人生には、平均寿命と健康寿命があります。多くの人は平均寿命を気にしますが、大切なのは健康寿命です。日本人の平均寿命は男性81.1歳、女性87.1歳です(2024年度)。健康寿命は、男性72.6歳、女性75.5歳です。健康年齢とは、自分の意思と身体で活動できる年齢です。平均寿命と健康寿命の間の約10年間は、他人からの何らかの介添えを必要とする期間で、労働は困難です。
Aさんの健康寿命はあと数年しか残っていません。「死ぬまで働くのも人生の選択」とも言えますが、これでは「何かが欠けた人生」のような気分になってしまいます。生まれてから死ぬまで「他人の意思と指示に基づいた人生」を送ってしまうという、私には何か空しい人生のように思えてきます。最後に残されたわずかの時間を、自分の意思と判断で締めくくるのも大切なことだと思うのです。(以下、次回に続く)。
(写真:ヤマユリが咲き始めました。この大型のユリは豪華です。ふ化直後のオニヤンマを見つけました。まだ、飛べる状態ではないので幼虫(ヤゴ)の上にいます。ふ化したばかりのオニヤンマを見たのは、子供の頃以来で、遠いとおい昔のことです。子供の頃は近くに清流が流れておりオニヤンマもたくさん見ることができました。オニヤンマは肉食で小さな虫を食べて生きています。オニヤンマはゆっくりと飛んでいますが、実は、飛んでいる虫を探しているのです。
ユリのようなオレンジの花はノカンゾウ。福島あたりでは八重のヤブカンゾウはよく見かけますが、ノカンゾウに出会うことはあまりありません。白い花はジャノヒゲ。タマリュウの原種で可愛らしい花を付けます。ピンクの小さな可愛らしい花はネジバナ。意外な感じもするのですが、ラン(蘭)です。芝生などでよく見かけます。
最後の木の実はヒメコウゾ。この赤い実はおいしいです。コウゾは、かつて和紙の原料にされました。撮影場所:福島市、撮影日:7月7日)

←うっ、健康寿命の残りがあと一年しかない!焦ってきました(笑) 葉羽
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