子育てをしていると、最も気になるのは学力でしょう。学力は、子供の将来の生活や人生に強い影響を与えます。無関心ではおれません。 私は、山村の農家に生まれ育ちました。当時の農村には、「健康に育てば学力など問題ではない」という雰囲気があり、学力が高い子供でも農業に従事しました。でも、時代は大きく変わっています。農作業でもきつい肉体労働も少なくなりました。例えば、コメつくりの全行程は、ほぼ機械化されています。
今の子供たちは、私が育ってきた環境とまるでちがいます。複雑で高度な社会になってきており、その社会で生きるために必要な能力や知識が要求される時代になりました。
高度な社会で生きるためには、高い学力が求められる時代になっているのです。学力が高ければ人生の選択幅も広くなりますし、変化にとんだ豊かな生活を送ることができるようにもなります。これからの子育ての目標は、「高度な社会に生きる知力を身に着け、社会的自立できる人材」を育てることでしょう。例えば、AI(人工知能)が出した回答を正しく判断できる人材です。
実をいうと、学力をつけることはそれほど難しいことではありません、学力は、小さないろいろな知識を積み重ねていくだけなのです。私の場合は、中学生になるまで小さな知識を積み重ねる機会が全くありませんでした。読んだ本は教科書だけでした。学力がつくはずがありません。高い学力をつけるには大変な苦労を重ねました。この苦労の中から「どうすれば学力が上がるか」を身をもって体験しました。
子供の学力は、基本的な知識を少しづつ身につけることなのです。この学力をつける方法を、私は今でも実践しています。私は、新しい分野の仕事についた時には、必ず、ゼロから出発します。必要であれば、ためらわず小学校レベルの本を読んで勉強するようにし、徐々に知識を積み重ねていくのです。高い学力の子供達は、おそらく、私のような勉強方法をとっているはずです。要するに、学力をあげるには、小さい知識の積み重ねる努力が求められるのです。
「わが子は頭が悪くて勉強ができない」と思っている親御さんは、勘違いをしているのです。「頭が悪いのではなく、頭をよくする方法を知らない」のです。学力不振な子供の勉強を見てあげるとき、どこで躓いたか調べてみてください。その躓いたところにさかのぼるのです。躓いたところから徐々に知識を積み重ねていくのです。このようにして徐々に「頭の良い子」にしていくのです。
学力を向上させる、もうひとつ必要なことは、日本語をきちんと理解し、使用できるできる子供のすることです。そのための方法は、子供と会話を頻繁にするとともに、小さい時から本を読んであげることです。小さい時から本を読んでいる子供は、間違いなく高学力になります。もっとも高学力がないと本を読めない面がありますので、小さい時から読書習慣を身につけいろいろな本を読める子供にするのです。子供は「頭が悪く生まれてくる」のではなく、頭の良い子に育てるのです。このことを忘れないで下さい。
(写真:阿武隈川のハクチョウ飛来地:福島市:飛来地にはハクチョウとともにたくさんのカモが飛来しています。カモの多くは、オナガガモです。最後の写真を見てください。オナガガモの雄(手前)と雌です。どのカモも雄がきれいな模様がついて、雌より見栄えがします。実は、カモたちは、飛来地で結婚相手を見つけるのです。そのため雄は目だった姿になります。北国の繁殖地では雄も雌のような地味な姿をしているそうです。1月下旬撮影。飛来地には「鳥ウイルスの危険がありますので、鳥に近づかないように」という掲示板がありますので注意。)

←あ、一昨日ここに行きました。ニアミスでしたね!
葉羽
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