秋の作品を準備中です。
美術館で緑を体感したら、作品の具体的な構想があらわれてきた。
まったく異なる体に生まれ変わるため、体内で起こっている細胞の死と生成を包み込みながら、サナギが静かに「その時」を待つ姿。これは、少し前にノルウェイの野外展で現地制作してきた作品と共通するものだ。
本物のダイナミックな自然のなかで、山々と呼応する「サナギのとき」Kunst i Nature 2013 in ノルウェイ。
対比して、発信//板橋2013では、私が実際に間近で観察したひそやかな生命の神秘を表そうと思う。美術館の奥まった空間は、サナギのいる葉陰に分け入る構成にぴったりだ。
濃密な緑の空間をつくるため、展示空間サイズに合わせて布13,140cmを3晩縫いまくった。緑の布に覆われてしまった自宅アトリエ…。
丸山芳子
←これも楽しみです。葉羽
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