来月、上海市郊外の水郷古鎮といわれる朱家角の人文芸術館での展覧会に招かれている。
中国人作家が20名ぐらい、海外からは日本と米国とオーストラリアから合計4名の参加。私にとって初めての中国!エネルギッシュな勢いがあるだろうな。きちんと交流し、吸収してきたいと思う。
開催前から図録の準備をするということで、このところ、ずっと自分のページの校正作業を繰り返している。
ディレクター氏や助手の方と、お互いに外国語である英語での細かい校正指示は、コミュニケーションがとても難しい…。意思が通じないときは、わかってもらうまで何度も繰り返すことになる。
「細かくてうるさい日本人…」と思われたくないし、かといって作家として曲げられないこともあるし…。
運営する方々の膨大な準備作業のことは、自分もプロジェクトを運営しているので想像できる。多くの参加者による反応の遅れによって、到達したいレベルの開催に漕ぎ着けるのを阻まれることもある。
それを知っているので、私はできるだけ早い反応をし、運営者に感謝の言葉をかけることにしている。そのことが、運営者の意欲を上げ、開催レベルを上げることを考える余裕を生むからだ。
それは、参加する自分にとっても、とても良い結果になるのだ。
中国に着いて対面する前に人間関係をギクシャクさせたくはないので、まだ完全に納得していないけれども、ここまでとする意思表示して、一歩ゆずった。
そうしたら意外なことに、ディレクター氏から「アートに向き合う態度の真摯さに心を打たれた。だからこそ、納得するまで取り組んでほしい」とのコメントが!
いやがられてなかったことにホッとするとともに、なんだかとても嬉しくなった。
←大成功をお祈りします。
葉羽
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