ほとんど“ネタ”ですが・・。
子供たちの夏休みも大詰めに入った8月30日、県立博物j館で「かえっこバザール」が開催されました。
「ねえ、カワノベさん。“かえっこ”バザールって、何ですか?
カエルがシンボルだから“かえるっこ”じゃないの?」
「カエルは関係なくて、オモチャを交換するバザールなんですよ。」
「“とっ換えっこ”のことですか!」
幼稚園や小学校低学年の子供を対象にして、オモチャをとっかえっこするこのイベント、でもただのとっかえっこではないのです。
子供たちが家庭で不要になったオモチャを持ち寄り、まずは“値踏み”してもらって“かえっこポイント”をもらう。
で、オモチャの方にも値段(ポイント)が付いて、自分の持っているポイントの範囲で好きなオモチャと交換できる・・・というワケです。
なら、持ってこれるオモチャが少なかった子供は、たくさんもらえないのか?
いえいえ、そんなことはありません。
会場でやっている様々なクイズや遊びに参加するとポイントがもらえる仕組み。
では、欲しいものがかち合ったらどうするのか?
ずばり、“オークション”で競り落とすのです。
うーむ・・・よくできた仕掛けだぁ!
「当日は、幼稚園の子供たち、どのくらい来るだろう?」
「800人くらい予定してます。」
「ええー800人も!
アヤコ先生、子供たちの勢いに負けちゃうんじゃないの?」
「身長も負けちゃうかもしれません。」
「ええー!!」
かえっこバザールの当日、まずは高校生や父兄などボランティアが集合。
20人の予定で募集したのが、何と100人以上が集合。
既に、この人数だけで会場はごった返しています。
玄関の表にも、科学オモチャや無料のカキ氷が出店。
子供たちが待ちきれず、ボランティアが氷をカキ始めています。
このイベント、全国的にじわじわ広がっているとのことで、前日には、前の会場から引き継いだ大量のオモチャが運び込まれました。
実は、このオモチャたち、イベント終了後の方が増えてしまうんだそうで。
じゃ、集まりすぎたらどうするのか?
海外協力のルートを使って、海外の恵まれない子供たちに送られるのです。
うーん、実に良く出来た仕組みではありませんか。
さて、予定の10時。
会場には、大勢の子供たちが津波のように押し寄せました。
特設ステージには『オリーブの首飾り』の曲が流れ、マジック・ショーも開演です。
いやぁ、コレは面白いわ!
オモチャの中には、巨大ガンダムやキメコミ人形などのお宝もたくさん。
10組ほど用意されたワークショップにも長蛇の列が。
「副館チョー、かえっこバンクの手が足りません~!」
「おお引き取りコーナーか、任しとけ!」
どれどれ、「かえっこバンク」・・この看板のとこかぁ。
ナニナニ、まずは、“オモチャのさていきじゅん”?!
分かるのか、“査定”?!
・・で“すごくいいもの”は3ポイントね。まあ、そんなものか。
でもって“そこそこのもの”2ポイント。
ぎゃはははは! 子供にニュアンスが分かるのか“そこそこのもの”?!
すると1ポイントのものは・・・・・・・?
(どきどき)・・・・・・・・・・?
(どきどき)・・・・・・?
“しかたのないもの”!
ぶわーっはっはっは!!
かえっこバザール、大成功でした! |