原因は円安というのは分かっているが、それにしても高い!10月に9年ぶりに来日するウィーン国立歌劇場のチケット代である。

「フィガロの結婚」(ベルトラン・ド・ビリー指揮)「ばらの騎士」(フィリップ・ジョルダン指揮)の2演目を持ってきたが、平日S席で7万9000円、土・日S席で8万2000円。
「ばらの騎士」は覗いてみようかと思っていたが、これはちょっと論外の値段である。ランクを下げて行くしかないのかな。
いや、安い席はとっくに売れているし。転売屋が跋扈跳梁しているのは明らかだし。
これを考えると、新国立劇場のオペラの料金S席26400円(2025/26年シーズン)なんか夢のようだ。この歌劇場のレベルは、大野和士が2018年に芸術監督に就任して以来急速に上がっている。
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| ウィーン国立歌劇場の「ばらの騎士」の舞台映像 |
海外歌劇場来日公演だけではない。来日する海外超一流オーケストラも高い!そして転売屋の暗躍で買えない!!という二重苦である。
11月のベルリン・フィルはサントリーホールS席で5万円、11月ウィーン・フィルのサントリーホールで4万7000円。これは昨年と同じだが、とにかく買えないのだ。
ちょっとあきれたので、今年は海外来日公演はボイコットしようかと思っている。
日本のオーケストラのレベルも急速に上がっているし、最近はアマチュア・オーケストラの魅力にも目覚めているので、まあそれで今年はいこうかなと今のところ思っている。
とにかく、高い!買えない!
(2025.8.8「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽 )
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