「windblue」 by MIDIBOX


いい歳をして、反射的に「あ、ご飯大盛ね」と頼んでしまう代表的な食べ物がカレーライスだ。

 最近頼んだ大盛。まず「横浜ボンベイ 高田馬場店」のインドカレー(税込み1000円)のライス大盛(税込み150円)。

 テーブルに独特な盛り方で出されたライスは軽く600gはあるのではないか。普通のサトーのご飯パックは200gだから3人前ではないか。

「ちょっと、すいませんが普通盛りに代えてくれませんか?」と言いそびれて、残すのが大嫌いだから平らげた。

 カレー自体は、湯島のデリー系列で辛いのに旨いスパイスカレー。具は大きなジャガイモと骨なしチキン。箸休めは酢漬けのオニオン。これでご飯が半分なら大満足だった。

 しかし、如何せんライスが多過ぎますよ(笑)。歳とって胃は確実に小さくなっているのに、我ながら困ったもんだ。

 最近の大盛地獄のその2は所沢駅直結の所沢グランエミオの3階フードコートにある「アンダーグラウンド ラーメン 頑者」の濃厚魚介つけ麺(税込1000円)の大盛(税込120円)だ。

 今回は慎重に麺のグラム数をカウンターの中の女の子に聞くと、普通盛りは250g、大盛は350gだと言う。それじゃ「大盛り」だなと漫然と決めた。これも長年の習慣で困ったものだ。

 食べている最中に持病の三叉神経痛が突然襲って来て、口を開けると強烈に痛いのだ。即効性のあるテグレトールを服用したがさすがに効くのは20分後。涙を流しながら食べる。かなりきつかったが根性で平らげた。

 私はSDGs教徒ではないが、残すのが大嫌いなのだ。麺だけではなくて、濃厚魚介のつけ汁がなかなか重かった。これじゃつけ汁は端麗タイプにするんだった。

 この「アンダーグラウンド ラーメン頑者」は本川越の名店「頑者」のサブブランドである。

 本店とは何かが違うのだ。やっぱり麺の旨さだと思う。「頑者」の実家は製麺所なのだが、サブブランドには安い粉で安い麺を供給なんていう面倒なことをするのだろか。

 実際、池袋駅の地下街にある「アンダーグラウンド ラーメン  頑者」は本店に負けない味だったがなあ。いずれにしても麺の量が多過ぎた。

 もう大盛には別れを告げますわ。この1週間で身に沁みて分かった。腹八分が健康の源ですぞ、岸波さん!

(2025.7.11「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

PAGE TOP


  banner  Copyright(C) Miura Akira&Habane. All Rights Reserved.