「windblue」 by MIDIBOX


鰻に関するどうでもいい話をちょっとばかり。

 2022年に1号店をオープンした「鰻の成瀬」という鰻重チェーンがまもなく300店体制に入っているという。ライバルの「宇奈とと」も2022年2月には100店体制だったから現在では200店舗は超えているだろう。

「鰻の成瀬」川崎駅前店

「登亭」「うな鐵」など以前にもちょっと安めの鰻丼チェーンというのはあった、しかし、どうして最近こんなに活況になったのか?4つほど理由を考えてみた。

1.ほかのアイテムと違って鰻を食べたい客は「今日は鰻が食べたい」というように目的食べなのだそうだ。そして単価が2000円前後と比較的高価で採算に合う。ラーメン1000円時代で割安感も出たか。

2.養殖技術の進歩で大量消費に対応できる鰻の養殖体制が出来上がったのではないだろうか。

3.「やっぱりプロの技は違う」的な調理法の壁が崩れつつある。これは寿司やラーメンの業界でも同様。一番難しいと思われていた鰻でも「壁」が崩壊したのでは。素人(アルバイト)がマニュアルでプロ並みの焼き上がりを実現。もちろん下処理と最初の焼きは大量(たぶん機械で)に行っているのだろう。

4.何と言っても高齢化社会の本格的到来で鰻消費は底堅い。数年前、60歳代の顧客が多い三越日本橋本店の特別食堂の注文ナンバーワンは鰻重!ちなみに第2位はステーキ重、第3位はデザート類だった。

 御多分に漏れず、私は鰻好き。まあステーキも好きだけど(笑)。

 ところで、最近「鰻の成瀬」に立て続けに入店。初の「鰻の成瀬」である一店目は初台店。昨年12月7日オープンしたばかり。初台の新国立劇場でオペラを見る前に食べた。

 1600円の「鰻重」並の梅。ご飯大盛(100円)で1700円。なんか変じゃない?

 やはり同価格の「鰻重」並み梅のご飯大盛。これは川崎駅前のミューザ川崎40番地グルメ横丁にある「鰻の成瀬」。これもミューザ川崎シンフォニーホールでコンサートを聞く前に食べた。

 こっちが正しい鰻の向きではないかな。それに、この木ベラのおかげで食べやすかった。

(2025.3.7「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

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