NHKサラメシのシーズン14の第22回の「あの人が愛した昼メシ」コーナーは伊集院静(1950.2.9〜2023.11.24 享年73)の登場。
二番目の妻の夏目雅子を白血病で亡くした後、篠ひろ子と結婚。篠ひろ子は結婚と同時に芸能界引退。篠ひろ子の実家が仙台であったため晩年は仙台に住んで、仕事で東京に来る暮らしだったようだ。
仕事では神楽坂の「ホン書き旅館」(作家が缶詰で原稿執筆)の「和可菜」に泊まっていた。
この和可菜は隈研吾による建て替えがなされていると聞いたが、もう完成したのかな。何も隈研吾にやらせなくともいいと思うが(笑)。
「和可菜」
伊集院は、このホン書き旅館で原稿を書き、夜は飲みに出るが、昼の食事は神楽坂界隈で食べていたようだ。
それで神楽坂の蕎麦屋「翁庵」(食べログ3.37。まあ普通の蕎麦屋という評価)にぶらっと入って、注文したのが、「カレー南蛮うどん 半ライス」。
神楽坂の翁庵入り口。(かなり奥まっている)
蕎麦屋に入ってうどんを注文するというのが、「こだわりの男」である伊集院静らしからぬ不粋さだなあと思う。蕎麦アレルギーでもあったのか。
なんとその蕎麦屋の娘さんが伊集院静ファンだった。それでその後、新刊本をサイン入りで何気なくプレゼントしたのだという。
その新刊本は今は神棚に飾られている。
そう言えば、伊集院静の実姉のファッション評論家の西山栄子さん(1947年3月25日生まれの77歳)は、もう引退しているようだが、元気にしているだろうか。
西山栄子氏
山口県防府市生まれの韓国系日本人二世だが、松屋銀座店に13年勤めた後独立してファッションコーディネーター、ファッション評論家として活躍した。旦那は繊維メーカーを経営していたが、50歳ぐらいで急逝した。
西山さんは、60過ぎてから大宮の法科大学院大学に入学し卒業していた。実にバイタリティに溢れたオバさんだった。
(2024.10.25「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽)
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