昨日(4月18日)18時30分からオペラ鑑賞の予定があり、雨も降っているし、これは高田馬場の「とんかつ ひなた」に行く絶好の機会と思い、出掛けて見ると、案の定17時の開店前に店の前に並んでいるのは2人。
カウンターに席を確保して、迷わずにランプ定食1850円(税込)を注文。
一般のとんかつ屋にはロース、ヒレしかメニューにないが、他の部位の旨さを天下に知らしめたパイオニアである。
カウンターの中で調理が行われ、ランプ(豚の尻の部分)は串でいくつかの切り身を成形してから低温で揚げているようだ。
15分ほどして注文が並べられる。まず高知の甘塩で中央左側を食べる。
いやあ、今まで食べたことのない豚肉の旨味が口中に広がる。更にインカ塩で中央右側を食すがこれも信じれない旨味。
揚げ具合が超抜で最高級牛肉に匹敵するような上品な味わいなのだ。とても、とんかつソースをかける気になれない。
このランプかつに比較すると、キャベツ、豚汁は「美味い」に留まる。
ただ御飯はまた超抜レベルであった。いやあ、たまげた。
とんかつ激戦区の高田馬場、いや日本のとんかつ地図を書き換えたとまで言われている店(2017年1月開店)だが、その言葉は大袈裟ではなかった。
高田馬場は、成蔵(なりくら、2019年に阿佐ヶ谷に移転)、とん太、とん久などとんかつの高額名店がある激戦区。
私がよく通っている「とんかつ いちよし」はロースカツ定食750円のリーズナブル店だが、ここもランチどきには行列ができる。
しかし、この「とんかつ ひなた」のパフォーマンスはひとつ上の存在のようである。
(2022.5.13「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽)
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