土曜日(3月19日)にコンサートの帰り、乗り換え駅の高田馬場で途中下車して、ちょっと一杯やっていこうと、久しぶりに「とん八」に寄った。
この店は安い店(まあ普通の飲食で3000円ほど)だが知る人ぞ知る良心店(食べログ3.41)。
路地裏にあるために、高田馬場なのに学生がほとんどいないのが有難い。
この店、何が旨いかというと、生ビール(キリンラガー)がおそろしく旨いのだ。
最近、高田馬場では銘酒酒場「鶴亀八番」とかやきとん「みつぼ」などで飲んでいるが、やはり生ビールは「とん八」に全くかなわないのだ。何故だろう。
土曜日だが夕方4時半から店は開いていた。提灯の灯りが見えると嬉しくなってくる。
この店でイイのは、席料やサービス料はもちろんないし、「突き出し」「お通し」という頼みもしない料理も出てこないこと。
通い始めの頃、お釣りの小銭を「これ、いいよ」と返したら、「ウチはそういう店じゃないんで」と返された。そんな店だ。
まず、ほうぼうの刺身(500円)と菜の花の芥子和え(350円)。↑
ほうぼうが脂が乗って実に旨い。
ゼンマイの煮物。
甘く濃い田舎のおふくろの味を思い出す。
店主の母親は仙台出身。
東京の居酒屋でベスト3に入ると言われるポテサラのハーフサイズ。
つぶした茹で卵入り(250円)
本日のオススメはイイダコの串焼き。
塩がキツくて、酒が進む。
カシラの塩とレバーのタレ。各100円。
生ビール大に冷酒(「惣花」650円)1杯、焼酎湯割り2杯飲んで4200円だった。
いやあ、わずか1時間ほどの滞在時間だったが、品出しは早いし、旨いし、安いし本当に満喫した。ちょっと飲み過ぎたかな(笑)。
(2022.4.1「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽)
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