昨日(3月16日水曜日)、初台・新国立劇場でオペラ「椿姫」を鑑賞した後、目黒駅前の「ボスケ」というメキシコ料理店で友人と飲んで別れた後、ラーメンでも食べて行くかと権助坂を21時ごろ歩いていたら、とんかつ「とんき」の暖簾が見えるではないか。
「お、まだやっているんだ!」ということで突撃!
16時開店の店だが、いつも開店前から行列ができる店だ。これは千載一遇のチャンスかもしれない。
まだまだ飲んだ後にとんかつ1枚くらいは食べれるぞ!ということで入店。私の胃袋もまだまだ若い!
客はカウンターに7、8人ぐらい。私が最後の客のようだ。
さすがに注文はロースカツの単品のみ。我慢してビールもなし!
15分ぐらいで注文が到着。ソースをかけて食す。ん?揚げ過ぎ?硬いし、全然ジューシーじゃないのだ。
混み合っているわけじゃないので、手抜きしているわけではないから、心置きなく揚げているはず。肉に旨味がないのだ。これが東京で一番 有名なとんかつなのか?
さらに、トマトがまるで瑞々しさがない。キャベツも普通。褒めるとすれば辛い辛子だけだろうか。ちょっと失望した。
有名な落語のネタに「目黒の秋刀魚」がある。オチは、「秋刀魚は目黒に限る」である。
それにあやかって、この店のとんかつに関して、「目黒のとんかつ」というエッセイが数多くある。
そのシメは「とんかつは目黒に限る」。池波正太郎をはじめ、絶賛されてきた店だ。