本日(10月31日日曜日)のG Iレースは天皇賞(秋)だった。小雨が断続的に降っていたが良馬場の東京競馬場芝2000mが舞台。
1着は3歳牡馬のエフフォーリア(5番 横山武史騎乗)、2着は4歳牡馬のコントレイル(1番 福永祐一)、3着は5歳牝馬のグランアレグリア(9番 クリストフ・ルメール)で、勝ちタイムは1分57秒9。
3番人気→1番人気→2番人気の人気サイドの決着。
順番は違うが上位入線の3騎手は先週のG I菊花賞と同じだった。横山武史騎手は2週連続のG I制覇だった。
負担重量(騎手の鞍)は、3歳牡馬は56kg、4歳以上牡馬は58kg、4歳以上牝馬は56kgだが、ゴール前を見ていると、この負担重量が3歳牡馬エフフォーリアにはかなり有利に働いたように思えた。
ついでに言うと、横山家は、秋の天皇賞を祖父横山富雄(1969年 メジロタイヨウ)、父横山典弘(2009年カンパニー)、孫横山武史と三代にわたり制している。
ただし1969年の天皇賞(秋)は、まだ東京競馬場の3200mでレースが行われていた。
このレースでは、優勝した横山武史の他に、その父の横山典弘、兄の横山和生が騎乗していた。父典弘は先頭を逃げたカイザーミノルに乗り、兄和生は二番手のトーセンスーリアに騎乗していたのだ。
次男武史は、父と長男が作ったスローペースの6番手を追走。直線に入ってもじっくり追い出しを待って快勝した。なんとなくファミリーで掴んだ優勝という感じがした。
馬券(馬連)は的中した。ただし2着の1番人気コントレイルから2番人気(3着)へが本線、3番人気(1着)へが抑えだったので、トータルでは僅かにマイナスだった。
締め切り間際にガクーンと倍率がさがったのだ。いわゆるトリガミだ。
軸はコントレイルに決めていたのが、本線と抑えをどうするか最後まで迷ったのだが、残念ながら選択を誤った。
馬券は2週連続的中だがさすがに甘くはない。
来週はG Iはお休みだが、11月は再来週から3週連続でG I(エリザベス女王杯、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップ)がある。そのうちなんとか2つ当てたいものだが。
競馬というか馬券は本当に難しい。難しいならやらなきゃいいと思うのだが、的中時の天にも昇るような快感が忘れられないのだ(笑)。
(2021.11.5「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽)
|