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本日(10月24日日曜日)行われた秋のGⅠレースの第3弾は3歳限定の菊花賞(阪神芝3000m)。

 4番人気のタイトルホルダー(横山武史騎乗)がなんと2着に5馬身差をつけて3分4秒6で3000mを逃げ切って優勝。

 2着は3番人気のオーソクレース(クリストフ・ルメール騎乗)、3着は6番人気の3歳牝馬のディヴァインラヴ(福永祐一騎乗)だった。

 1番人気のレッドジェネシスは13着、2番人気のステラヴェローチェは4着だった。

菊花賞勝利騎手インタビュー 横山武史

 しかし、血というのは恐ろしい。今から23年前の1998年11月の菊花賞を、歴史的名馬で断然の1番人気馬スペシャルウィーク(結果2着)やキングヘイローに影をも踏ませず3馬身2分の1差で逃げ切った皐月賞馬セイウンスカイの鞍上は横山典弘だった。今回の勝利騎手の横山武史の父である。

 武史はその1998年12月22日生まれ。ただの偶然ではないだろう。競馬の奥深さを感じずにはいられない。


セイウンスカイが逃げきった1998年菊花賞

 いやあ、久しぶりに馬券が的中。GIレースの馬券的中のときだけ、このコラムで競馬のことを書くことにしているのでやっと書けた。実に5月の天皇賞(春)以来である。

 馬連が当たらないので、購入方法を枠連に切り替えて枠連2ー8(16倍)が的中!

 2枠の2頭はいずれも岡田スタッドの生産馬というので気になってはいたが、持っていた2枠がらみの枠連馬券は2ー4と2ー8だけ。

 2枠のタイトルホルダーは独走していたのだが、2着争いが8枠(オーソクレース)、6枠(ディヴァインラヴ)、7枠(ステラヴェローチェ)の3頭の大接戦。

 思わず声が出てしまった。さすが名手ルメールである。競り勝ってくれた。 これで馬券がハズレ続けていた秋競馬にやっと片目が開いた。

 さあ、来週10月31日日曜日は天皇賞(秋)である。

 このところ揺れる天皇家であるが、三冠馬コントレイル、今年の皐月賞馬エフフォーリア、中距離では現役最強馬の1頭である牝馬グランアレグリア、天皇賞(春)馬ワールドプレミアが激突する豪華メンバーのこの天皇賞(秋)はどうなるのだろうか。楽しみだ。

(2021.10.29「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

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