「windblue」 by MIDIBOX


今回は「やっぱり外飯はいいなあ」という総合タイトルで3本。

 

1.久しぶりに食す池袋の「天丼ふじ」の海老天丼はやっぱり旨かった!

 最近よく池袋に行く。

 芸劇(東京芸術劇場)とシネ・リーブル池袋(ルミネ池袋8階)でのコンサートやオペラ映画METライブビューイングを見るのが目的だ。

 昼飯どきや夕飯どきが重なれば、贔屓の店で食べる。

 昨日(10月9日)は芸劇での14時からのコンサート前に、久しぶりに天丼が食べたくなって西口(北口)を出てすぐのスタンド天丼の店「天丼ふじ」に行ってみた。

 スタンドカレーというのはスタンド・スツールという背もたれのない椅子とカウンターだけのカレー専門店のことで、椅子のない立ち食いという意味ではない。

 この「天丼ふじ」はまさにスタンド天丼なのである。店主が店の入り口横で天ぷらを揚げ、揚げたての天丼を提供しているのだ。

 昼飯どきなので、私の前には待ち客がひとり。タダの天丼800円にしようかとも思ったが、奮発して海老天丼1000円(海老4本、シシトウ1つ、海老の陰に紅生姜)にした。

「味の素」がタップリ入った味噌汁を除けば、昔通り実に旨い!

 そもそも天ぷらという食べ物は、寿司や蕎麦などと並んで江戸時代に屋台で提供されていたファストフードなのであって、それが御座敷天ぷらなんて言って高級料理化したのである。

 銀座の「天一」で4860円の天丼を食べたこともあるが、本来そんな食べ物じゃない。こんなスタンド天丼こそ相応しい姿なのだ。もちろん能書き言っても旨くなければ話にならないが。

 ところで今回気付いたのだが、「天丼ふじ」の右隣はパチンコ&スロットの「パーラー 富士」であった。

 調べるとこの2店は経営が同じだった。天丼屋とパチンコ屋を経営するって?どういうことなんだろ。

 

2.「とんかつ いちよし高田馬場店」で食べたトンカツのピンク色断面!

 昨日の夕食は久しぶりに外食だった。またまたトンカツを選ぶ。我ながら、芸が無いと言おうか、本当にトンカツ好きである。

 イイ店を知っていれば、手頃な値段で食べられるご馳走である。

 いつものように高田馬場の「とんかつ いちよし高田馬場店」でロースカツ定食(750円)。

 5時45分に入店したが、客は3人。時間に余裕があるためか素晴らしい揚げ加減だった。

 断面がギリギリのピンク色。これだと楽に歯で二つに噛み切れる柔らかさだ。なおご飯は半分にしてもらった。実に美味しくいただきました。

 6時過ぎると客がゾロゾロ入ってきた。

 

3.昼飯に食べた西麻布「魚幸」鯛カブト煮定食に大感激

 昨日、久しぶりに外出。昼飯は西麻布の「魚幸」にて鯛のカブト煮定食1400円。

 アクリル板で感染対策しているので席数が減っていることもあり、 3人ほど店内に行列ができていた。10月になり急に客が入り出したという。

 鯛カブト煮は久しぶりだがやはり旨い。煮るのに醤油と砂糖しか使わないというのだが、信じられない。

 刺身は赤身、トロ、タコ、シラス。シラスが本当に旨い。

 家飲みでスーパーの刺身に慣れてしまった舌には涙が出るような旨さなのだ。

 この店の1400円は実はお値打値と言える。味噌汁はアオサ汁。小鉢は糸コン煮と小皿は沢庵。

 ただしカブト煮を眼肉までキレイに食べると30分近くかかってしまった。

(2021.10.15「岸波通信」配信 by 三浦彰 &葉羽

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