表題の店ともう一軒、今回はトンカツシリーズで行ってみます。
◆急にトンカツが食べたくなったが通し営業の店はここしかなくて
昼飯が立ち食いそばだったので、なんかとんかつが食べたくなったのが夕方の4時半。大半の店の夜の部は5時か5時半スタート。
あ、あそこは通し営業やってんじゃないかと思い出してやって来たのは、乗り換え駅の高田馬場駅すぐ近くのビルの地下にある「とん久(とんきゅう)」。
(※右の背景画像)⇒
「ひなた」「とん太」「いちよし」などの名店が立ち並ぶとんかつ激戦区の高田馬場では5指に入る名店ではある(トップの座にあった成蔵が阿佐ヶ谷に移転してしまった!)。
夜の部に備えて、調理場にいる3人は仕込み中だが、客は2、3人入っていた。Aかつ定食1450円を注文した。
「ご飯とキャベツは1回だけお代わりできます」とのことだが、もうこの歳でそんなには食べられない。
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肝心のロースかつが揚げ過ぎだった。 なんということだ!奮発してもう1ランク上を注文すべきだったのか。残念至極。
しじみ汁(豚汁かいずれかを選ぶ)も今ひとつ。ケチャップまみれのスパゲティと漬物が及第点かな。この店のこのスパゲティにはファンが多いらしい。
皿の上部にあるのは大根おろしだ。 肉質に問題はなく、この時間では揚げ手がベテランではないのだろう。とんかつは火が通っていないのはもちろん、揚げ過ぎもいけない。
分厚い豚肉を上手く揚げるというのは、かなり難しい技術のようだ。肉屋が豚肉を叩き薄くしてラードタップリの鍋に投入してコンガリの「紙カツ」にするのとはワケが違う。
残念だが、腹は一杯にはなった。ビールが飲みたかったなあ。我慢、我慢である。
◆「とんかつ いちよし高田馬場店」でロースかつ定食の昼食
本日(6月16日水曜日)の昼食は、12時ごろ高田馬場・栄商店街の「とんかつ いちよし高田馬場店」のロースかつ定食750円。
昼飯のとんかつ定食に1500円とか2000円払う気にはなれない。この店はそういう「普段使い」にはピッタリだ。
この歳でラーメンを食べたいという欲求は徐々に薄れているが、とんかつは2週間に一度ぐらいの頻度で食べたくなるから、まだまだ私の胃も若いのかな。ヒレかつなんていう上品な代物も食べたいと未だに思わない。
人気店だが、ラッキーにも並びはなかったが、満席で10分ほど待った。私の後に客がゾロゾロ入って来ていた。
この店は、何も言わなくてもご飯はこんもり大盛りなのだがさすがにご飯は少なくしてもらった。
残念ながら、ロースかつは30秒ほど揚げ過ぎであった。まあ、許容範囲ではあるが。750円じゃ、文句は言えない。
大根の柚子漬け、しじみ汁が旨い。しかし、なんとなくこの店は値上げ近しの予感がする。
7、8年前に開店した時は確か同じロースかつ定食が590円だった気がする。 壁のメニューからは、日本酒、ビールのアルコール類の札が消えている。
ちなみに、この店は瓶ビールしかない。というか、ちゃんとしたとんかつ屋で生ビールを置いている店を見たことがないがなんか理由があるのだろうか。
それはともかく、緊急事態宣言解除の6月21日月曜日には復活するんだろうか。とんかつには、やはりビールだよねえ。
(2021.7.2「岸波通信」配信 by
三浦彰 &葉羽)
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