イプセ
イプセです。
モニター配信いただき、ありがとうございました。
私もさだまさしが好きです。
彼のいいところは、自分の生き様というか感じることを赤裸々に歌にしていること。そして、その作風に一貫性とポリシーがあることだと思います。
他にもさだまさしと同世代で、山下達郎や井上陽水も好きなのですが、彼らは自分の音楽性と能力に対して絶対的な自信があるせいか、作風に一貫性がない・・・ましてや自分の人生や考え方を反映させるようなこともしない。
(←むむっ。少しグサッと刺さるものが・・・)daddy
だからセルフカバーとか洋楽のカバーとか一人アカペラみたいなアルバムを発表するのでしょう。
(それはそれで好きなんですが・・・)
”ヤマタツ”や”陽水”の歌には優しさや感動や共感みたいなものはあまり感じないけど、さだまししの歌にはそれがあるような気がします。
周りの人には決して言えないけど、たまに部屋を真っ暗にして、さらに目を瞑ってさだまさしを聴くことがあります。
(最近はあまりしていない)
そうすると歌の中のストーリーや風景が目頭にスクリーンの様になって現れてくるのです。さだまさしとはそういう「歌い手」だと思います。
昔、海外の女性(40歳くらい)と、どういう訳かさだまさしの話になりました。
彼女が初めて日本語を勉強しはじめたとき、題材として「精霊流し」が使われたそうです。
そして彼女は私に一言!
「もう何十年も日本人と仕事をしてきて、日本人のことはだいたい理解できるけど、未だに理解できないのは、どうしてさだまさしという人は、あんなに悲しい曲が書けるの?」
あっ・・・モニター配信の感想でしたね・・・
「償い」という曲、私は知りませんでした。でも、詞を読んだだけでもジーンと来る内容ですね。
さだまさしは、きっと詞を書いてから曲を作っているのではないでしょうか?
(普通はその逆ですよね)
自分の心にあるものをそのまま詞にしているのでしょう。
さだまさしの曲には、「死」とか「別れ」をインスピレーションさせる内容ではあるけど、ギリギリのところで「哀」にはせず「愛」とか「感」というイメージの曲にしてしまうという作品が多いと思います。
やっぱり・・・後にも先にもしばらくは現れそうもない「歌い手」ですね。 |