岸波通信その261「喜多方生活の思い出⑨」(第一部完)

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Present by 葉羽
「SUMMER IN THE ISLAND」 by Music Material
 

岸波通信その261(第一部完)
「喜多方生活の思い出⑨」

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◆「人生を振り返って」シリーズ#60喜多方生活の思い出⑨(第一部完)

 保健婦(現在は「師」)のAさんの結婚式が破綻してすぐ後、僕らの結婚披露パーティーが「会費制」で行われた。(何だか申し訳ない気分だ・・)

 ここに来るまで、僕の実家とは色々あった訳だが、細かいことは省略。最終的に両家の両親は「会費制」に同意して参加してくれた。

会費制結婚パーティー

(イメージ)

 そして新婚旅行は神戸に行くことにした。

 僕としてはとにかくお金が無いので「費用が安く済む場所」ということしか考えてなかったので、神戸は「夜景」が見たいという彼女の希望だったと思う。

 六甲山のホテルから見下ろす街の夜景は絶景だった。こんな高い場所から長い海岸線が見える街灯りを見たことなど無かったので、本当にきて良かったと感じた。

  六甲山から見下ろす神戸の夜景

 喜多方では新築一戸建ての借家に入ったが、街はずれで車も持っていなかったため少々不便・・ということで、すぐ街中の二戸繋がり・二階建ての借家に引っ越すことに。

 そのすぐ裏手には造り酒屋の「吉の川酒造店」があり、周囲に「良い香り」が漂っていた。(なんか幸せ♪)

  吉の川酒造店(借家の目の前)

 二人で暮らし始めてすぐ、喜多方市内のカトリック教会に通い始めた。彼女の家はカトリックの家で、僕らも福島では日曜礼拝に参加していたのだ。

 小さな教会だったが、そこで色々な人たちと知り合い、次第に喜多方の知己が増えて行った。

喜多方のカトリック教会

(現在)

 そんなある日、教会の牧師から頼みごとをされた。

「キシナミさん、本をたくさんお持ちで処分する話をされてましたが、どうせなら教会に寄付していただけませんか。『キシナミ文庫』にしたいんです」

 ええええ~!ヾ( ̄0 ̄; )ノ

 仙台から持って来たのは主に漫画の単行本だったが、教会の附属幼稚園にはたくさんの子供たちが通っていたのだ。

  教会の附属幼稚園

 喜多方でも短い期間で引っ越したので、まだ段ボールの中に詰めたままのものも多い。今度の借家はやや狭いので、どうしようかと思っていたところだった。

「はい、喜んで♪」

 渡りに船とはこのことだ。「子供向け」の本をチョイスし、みんなに運んでもらって教会の一角に『キシナミ文庫』が出来上がった。

  段ボールの漫画本

 この話には後日談があり、その一部を「申し訳ないけれど、お返しする」とされたのだ。

 何かと思って見ると、それは手塚治虫の『ブッダ』全巻・・当たり前だ!()

ブッダ全巻

(手塚治虫)

 生活も落ち着いてきたので、車をローンで購入することにした。市内の移動にも便利だし、何より福島に帰省するのに磐越西線・東北線は余りに時間がかかり過ぎるからだ。

 ディーラーを廻って、トヨタのカローラにすることにした。

 学生時代にキヨタカと二人で北海道へ行った『ひと夏のデンジャラス・ストーリー』(通信207212)で、北大のノブユキが「カローラグループ」で僕らを助けに来てくれた記憶があったせいかもしれない()

  昔のカローラ(購入!)

 納車は年末の1228日。ちょうど年末年始休みに入るタイミングだった。 

 ところがその12月末にとんでもないことが起きる。何十年に一度レベルの豪雪が会津地方を襲ったのだ。

 喜多方市内の大きなお寺の屋根が雪の重みで崩落したり、竹久夢二が投宿していたという由緒ある宿の二階の屋根が丸ごと滑り落ちて隣家の一階に突っ込むなどの被害が続出した。

  こんな感じ(当時のイメージ)

 僕らの借家も一階の外開きドアが開かず、二階の窓から出入りする羽目になった。

 さて問題は、前日28日に納車されて借り上げた駐車場(しかも一番奥)に置きっぱなしの新車だ。

 大雪に悪戦苦闘しながら駐車場まで見に行くと、何と10台分ある駐車場のすべてが雪の中に埋まっていた。

  ←これよりもっと酷い。完全に雪中埋没。

 当然、掘り出すこともかなわず、その年末は磐越西線で帰福することになる。

 大雪は年明けも降り続き、春先にようやく掘り当てたマイカーはタイヤがパンク。オマケにスコップでわき腹に傷を付けてしまった。

 まだ一度も乗って無いのに!!(おーまいがー!)

 ということで、このシリーズも長くなりましたから、いったんここまでで「喜多方編・第一部」を完結したいと思います。

 それからの三年間は、疾風怒濤の出来事が相次ぐので、いずれ「第二部」でご紹介したいと思います。

(第一部完)

 

/// end of the “その261「喜多方生活の思い出⑨」(第一部完)” ///

 

《追伸》

 昭和52年・53年の豪雪は凄まじいもので、この年末豪雪以前にも大雪が到来していました。

 最初の時も、やはり2階から出入りしなくてはならず、「これは到底仕事に行けない」と保健所に電話しました。(当時は携帯などない)

 ところがいつまで経っても誰も出ないのです。

 何が起きているか分からないけれど、とりあえず事務所まで行って、その場で「休暇届」を出そうと、保健所に向かいました。

 ところが到着してみると、遠目にも誰もいる気配がない。やむを得ず合庁から「鍵」を取っ手来て中に入ると、部屋中の電話が鳴り響いています。

 片っ端から出ると、それは「大雪で休む」という職員からの電話。いやいやいや・・僕が休みを出すつもりで来たのに。(とほほ・・)

 結局、その日は後から「公休」とされましたが、一人出て行った僕はバカを見たのでしょうか。(うむぅ・・)

 さて、次はどの時代にワープしようかな? 次期シリーズ、乞うご期待!

 

 では、また次の通信で・・・See you again !

「はせ川」のラーメン

(喜多方ラーメンの名店)

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To be continued⇒“262”coming soon!

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【岸波通信その261「喜多方生活の思い出⑨」(第一部完)】
2026.7.1配信

 

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