岸波通信その234「興奮MAX『FFF』爆誕!⑤」

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Present by 葉羽
「SUMMER IN THE ISLAND」 by Music Material
 

岸波通信その234
「興奮MAX『FFF』爆誕!⑤」

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◆「人生を振り返って」シリーズ#33興奮MAX『FFF』爆誕!⑤

 遂に4月26日の土曜日、『FFF(附属中学校・フォーク・フェスティバル)』の日がやって来た。

 当時の学校の土曜日は「半ドン」で、12時まで授業があった。もちろん僕らは授業など上の空で、午後のコンサートのことばかり考えていた。

「な、キヨタカ、観客はどのくらい来ると思う?」

「一応、知り合いには必ず来いって声かけといたから席は埋まるんじゃない?」

 はい、そこ! 無駄話はヤメロ!m9っ`Д´)

無駄話はヤメロ!

(イメージ:宇宙人ジョーンズ)

 ~と、いきなりチョークが飛んで来た。

 これは教生の先生だったイイダカ氏が始めたもので、それをマネする教師もいたのだ。(今だったら問題教師・・かな?(笑))

  ←昔なつかしチョーク飛ばし

 午後一時開演ということで、僕らは取るものも取りあえず、給食を掻っ込んで音楽室に集合。

 当時の附属中学校では一年生の時だけ「弁当持参」で、二年次からは給食が開始されたのだ。

  中学校の給食(イメージ)

 一年当時は「四組」だったが、冬場には教室の中に「だるまストーブ」が設置されたので、そこにヤカンで湯を沸かし、お茶漬けを食べるというのが大流行した(笑)

 そんなバカなことを最初に始めたのが誰だったか思い出せないが、きっとアイツ・・それともアイツかな?(笑)

 「だるまストーブ」にヤカン

 さて、会場の音楽室だが、今日は合唱部や合奏部に練習を休んでもらってるので、我らの思うがままだ。

「これってサ、黒カーテン閉めた方が雰囲気出るんじゃない?」とキヨタカ。

「わ~本物のコンサートみたいだ!」とムラジュン。

暗幕カーテンを締める

(イメージ)

 ギロバチ先生に断りなしでそんなことやってダイジョブかとも一瞬思ったが、「あるものは親でも使え」と言うし、分担してカーテンを閉めて電気をつけてみた。

 いい~ コレいい~!!٩(ˊᗜˋ*)و (中学生のノリ)

 開演時間が近づいて来ると、続々と出場メンバーが集まり出した。そして、カーテンを閉めた部屋を見ては口々に・・

「をを~ チョー本格的~!」との賞賛が。(うむ、まんざらでもない♪)

  こんな雰囲気に♪(イメージ)

 司会進行を頼んだ女子(誰だか忘れた)も来て、僕と進行の打ち合わせ。そして、本日の観客となる同級生・下級生が詰めかけて来る。

「席は先着順ね~ はい、どんどん詰めて~」と僕。

 少し空けた入口から廊下の方を見ると、ひっきりなしに生徒がやって来るのが見える。(あわわわわ!)

「ちょっとヤバくない? 入りきらないよコレ」とムラジュン。

  会場の音楽室全景(階段教室)

「席が埋まったら・・ゴメン立ち見ね。なるたけ後ろの方から!」(汗)

 いや、こんなに反響があるとは思わなかった。特に下級生(女子)の数が多い。

 するとキヨタカ・・ 「もしかして・・オレに惚れたか?」

 ←(*ー"ー)ノ☆(ボカ、ドカ、ガスッ!)

まだまだ来てる!

(イメージ)

 開演時間が来たが、既に立ち見も含めて音楽室はギュウギュウ詰め。さらに遅れてやってくる生徒がいる。まさか、こんなに評判になるとは思わなかった。

 バンドをやって来てよかったなぁ・・苦節十年の「涙」。 ←(ウソはいけません)

  バンド練習中(イメージ)

 ま、しょーがない。定刻だから始めようか。 司会の女子が開演の口上を述べ、トップバッターはもちろん僕ら『ブラック・マジョリカ』だ。

(僕らは、最初に数曲やってバトンタッチし、最後のトリでもう一度出演する段取り。)

  司会の女子(誰だったか忘れた:笑)

「お待たせしました。いま紹介を受けた僕らが『ブラック・マジョリカ』の三人組です。はい、自己紹介・・」と僕が振る。

「じゅんで~す」

「キヨタカで~す」

「三波春夫でございます!」 (*ー"ー)ノ☆(バシッ!) ←レッツゴー三匹のギャグ

レッツゴー三匹

(当時ブレイク中のお笑いトリオ)

 ちょいウケで、会場が温まったところで、早速演奏に入る。スタートアップはピーター、ポール&マリーの『パフ』だ。

「パフ ザ マジック ドラ―グン リブド バイ ザ シ~♪」

 続いて二曲目は綾小路秀麿(シロヒゲヒロシ)作詞、僕が作曲・編曲した『八月』だ。

「八月の空に~君を想い 水の匂いに~恋焦がれ~♪」

  八月の空

 歌い終わると会場から割れるような拍手。やっぱり、カリスマ彰に拍手誘導を頼んでおいた効果は抜群だ(笑)

 滑り出しは上々、このま成功裡に終わればいい。(何も起きないといいなぁ~)

 その考えが甘かったことに、僕らはまだ気づいていなかった・・。

(To be Continued⇒)

 

/// end of the “その234「興奮MAX『FFF』爆誕!⑤」” ///

 

《追伸》

 ふと・・中学校の時、給食だったか弁当だったか忘れたので、慌てて仲間に電話して聞きました。(二人ほど)

 すると、一年次だけが弁当で後は給食に切り替わったことが分かりました。(ほとんど記憶がなかった)

 そのついでに、上記の「だるまストーブでお茶漬け」の話が出てきました。いや~まったく覚えてないなぁ(笑)

 そんなことをやりそうな奴・・長じて学校の先生になったアイツだと思うんだけどな。自信がないから書きません(笑) ※クラスが違うので「アンブレラあつし」ではありません。

 

 では、また次の通信で・・・See you again !

素人バンド演奏中

(イメージ)

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To be continued⇒“235”coming soon!

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【岸波通信その234「興奮MAX『FFF』爆誕!⑤」】
2025.6.3配信

 

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