岸波通信その231「興奮MAX『FFF』爆誕!②」

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Present by 葉羽
「SUMMER IN THE ISLAND」 by Music Material
 

岸波通信その231
「興奮MAX『FFF』爆誕!②」

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◆「人生を振り返って」シリーズ#30興奮MAX『FFF』爆誕!②

 僕の奮闘により『FFF(附属中学校・フォーク・フェスティバル)』の外堀が埋まった頃、アイツが僕の所にやって来た。

「あのさ、オレも出たいんだけど・・」

 ええ~ お前、楽器やってないじゃん!ヾ( ̄0 ̄; )ノ

 そう・・「アイツ」とは言わずと知れたカリスマ彰である。

カリスマ彰・近影(アンミカさんと)

(『ファッションの達人!』その211より)

「いや、ピアノでも弾いてみたいと思うんだが」と彰。

「なんだ、ピアノが弾けたのか。じゃいいか」と僕。

「いや、まったく弾いたことはない」

「ちょっと待て!じゃあ、どーすんだよ?」

 話を聞いてみると、その場で思い付くままテキトーにキーを叩きたいと言う。

  ピアノ即興演奏?

「で、どんなテーマなんだ?」

「聞いて驚くな・・ピアノ即興曲『原爆ミサ』だ」

 ええ~ テーマ、デカっ!ヾ( ̄0 ̄; )ノ

「しかも一人じゃない。是非とも『連弾』で 原爆の不条理を世界に訴えたい!!」

 ←(「世界に」って、会場は学校の音楽室だし観客は生徒だけだし・・)

「ふむふむ。誰か本当にピアノが弾ける相方でもいるのか?」

 お前だよ・・ オ・マ・エ! m9(*゚∇゚*)

 ぎゃ~! σ( ̄◇ ̄;) 

  即興パフォーマンス演奏!(イメージ)

 思い付くまま気の向くまま・・彰はいつもそうだ。そして何故かいつも僕を巻き込んでくる。

 てか、そんな彰の性格を面白がって、同人誌『EVE』とか彰を巻き込んでいるのも僕なのだが(笑)

 そう言えば、今期の『ファッションの達人!2』に僕が始めた同人誌のことを採り上げて「考えてみれば、EVEという同人誌に巡り合わなければければ、私の人生も全く違ったものになっていただろう」と書いていた。

 僕たちは、互いの人生に影響を与え合って来たのかもしれない。

同人誌「EVE」

(生成画像:現物は滅失)

 学内広報活動がみのり『FFF』の参加メンバーが次々と名乗りを上げて来た。

 バレーボール部で僕と一緒に前衛アタッカーを務めていた『雑感』のツーさんがヤンパと二人で参加することになり、童謡「赤とんぼ」を歌いたいというのでギター編曲を頼まれた。

  童謡「赤とんぼ」

 そして、クラシックギターを一緒にやっていたカメヤマはクラシック演奏で、一級後輩のM川君はソロで、そのほか数組居たような気がするがよく覚えていない。

(女子の参加は無かった・・ま、観客は女子が多かったが)

 そして、メインを務める僕らキヨタカとムラジュンとの三人組「ブラック・マジョリカ」は、僕の自作曲「八月」と「花束」と「ノア」に加え、新曲「ロミオとジュリエット」を披露することに。

  自作曲「八月」(詞:シロヒゲヒロシ)

「あのねオレ、外にもやりたい曲があるんだけど」とムラジュン。

「え何? どんな曲?」

「フォーク・クルセダーズの新曲なんだよ」

「ほほぅ・・」

 ザ・フォーク・クルセダーズと言えば大ヒット曲の「帰って来たヨッパライ」や「悲しくてやりきれない」は知っているが、新曲というのは聞いた事が無い。

帰って来たヨッパライ

(ザ・フォーク・クルセダーズ)

「どんな曲なの?」

「うん、死刑囚の歌♪」 d(´∀`*)

 ええ~何それ~!?ヽ(´Д`;≡;´Д`)

 何でも、あと25分で刑が執行される死刑囚の最後のあがきを歌ったアメリカのドタバタ曲で、北山修が邦訳して歌っているとのこと。タイトルはそのまま「もう25分で」だ。

  ←たしかにある!

「一回、ウチに来て聞いてみて」

 とムラジュンが言うので、さっそくキヨタカと出向いて聞いてみた。

 ・・・・・・。(閑話休題)

「いい~ コレいい~!」とキヨタカ。

 よぉし、これをメインのオオトリで行こう!٩(ˊᗜˋ*)و

 たちまち意見は統一。しかも歌いながら「寸劇コミ」(僕のアイディア)でやることになった。

 ほんとにダイジョブなのか、こんな行き当たりばったりで。

 『FFF』開催まであと三週間!!

(To be Continued⇒)

 

/// end of the “その231「興奮MAX『FFF』爆誕!②」” ///

 

《追伸》

 「もう25分で」は、1969年12月にリリースされたフォークル5枚目のアルバム「フォークル大百科事典」の収録曲です。

 死刑囚が長いトイレに入って逃げまくったり、執行官が「後がつかえてる」と焦ってきたり、曲のスピードがだんだん上がって来て、ハチャメチャな内容になって行きます。

 僕が初めて曲を作った「八月」は、シロヒゲヒロシ(当時のペンネームは綾小路秀麿(笑)。たぶんどっかで「綾小路きまろ」の方がパクったと思う。全然早いし)で、こんな短い歌詞。(間奏入れて二回繰り返し)

  八月 (作詞:シロヒゲヒロシ、作曲:葉羽)

 八月の空に 君を想い
 水の匂いに 恋焦がれ
 星空の光 ヒトミに似て
 銀の世界は ユメの世界へ

 最初に曲を付けて歌ったのが中二の五月。月が替わるごとに「六月の空は~」と、どんどん変わって行き、「八月」になったところで固定(九月の~は語呂が悪かったため)。

 するとある時、シロヒゲヒロシが・・

「オマエラの歌ってる『八月』だけど、あれは「五月」じゃなきゃダメなんだ」とクレームを。

 何でなんだと聞くと・・

「あの詩は一行ごとに春・夏・空・冬で、一年中「キミ」のことを思ってる話なんだ」と。

 あっそうだったのかと思ったがアフター・フェスティバル(後の祭り)。すでにいろんな場所で発表して好評を得ていたので、ヒロシの話は「無視」することに決まりました(笑)

 

 では、また次の通信で・・・See you again !

素人バンド演奏中

(イメージ)

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To be continued⇒“232”coming soon!

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【岸波通信その231「興奮MAX『FFF』爆誕!②」】
2025.4.22配信

 

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