「さて、どうする彰?」
「やむを得ん、大義のためだ! 表からあの塀を乗り越えるぞ!」
ええええ~!(゚ Д゚;) (大義って‥?)
勝手に刑務所に入るなんて完全に「犯罪」だぞ。見つかったら捕まる。捕まったら刑務所に入れられる・・あれ? ←(もう、何がナンだか分からなくなってる)
数分後、我らは3メーター50センチはあろうかという刑務所の塀を外から検証し、何とか乗り越えられそうな場所を見つけた。内側は運動場で、お誂えのポジションだ。
福島刑務所の塀(現在)
『あのあたりか・・足場を置けそうな場所は?」
足場?・・訝っていると、後輩がどこからともなく植木用の携帯梯子を出して来る。
「持って来たんかい!?」
そして覗き込む・・
な、なんとか行けそうだろ?
いやいやいや、入る時は何とかなっても出る時はどうすんだよ!
・・そう思ったら、あらかじめ外の木に縄を結んで塀の中に垂らしておくと言う。
(いったい何やってんだろ、俺たち) (´-ω-`;)ウムゥ‥
←コレがあれば・・(忍者の鈎縄)
彰は、塀の上から頭を出し、今なら誰も居ないことを確認すると・・
「いいか、作戦時間はきっかり5分だ。段取りどおり撮影したらすぐさま撤収。遅れるな!」
なんだか、ミッション・インポッシブルみたいになってきた。
『ミッション・インポッシブル』
本当に全員で塀を乗り越えられるのか?
まさかこんなスリルとサスペンスに溢れる事態になろうとは、誰が予想し得たであろうか。いや、ない!(反語)
「さあ、オレに続け!」(/・ω・)o レッツゴー
文字通り、越えてはならない一線を越えんとする我ら『ハレンチ・コネクション』撮影クルー。
さあ、俺たちの「あした」はどっちだ!!?
『あしたのジョー』(C)ちばてつや&講談社