キヨタカとノブユキの前にも一杯ずつのラーメンが着丼し、店主が時計を見てスタートの号令をかける。
まずは塩から着手、その後、醤油・味噌とだんだん味の濃いのを平らげる作戦だ。
一口食べた僕は「店主!」と呼びつける。
「何でしょう?」と、恐る恐る店主。
旨いじゃないか、コレ!٩(ˊᗜˋ*)و ε=\__〇_ ズコー
麺リフト
をを~コレなら行けそうだ。塩をやっつけ、醤油もほぼ平らげた辺りで二人の様子を見ると、まだ半分も食べてない。
そうだったぁ!・・コイツら『猫舌』だった。(だから挑戦を遠慮したのか、むべなるかな。)
時間との勝負というのをすっかり忘れ、目の前のラーメンが旨いことにひたすら感動しながら一気呵成に食べまくる。
三杯目の麺を食べ終え、さてスープに取りかかるかという刹那・・
「ちょっと待て、キシナミ!」とキヨタカ。
「何だ、なにか問題が?」
「残り時間は十分にある。ここは一息入れて態勢を立て直すんだ!」
うむむ、別に参ってはいないが・・と思いつつも、せっかくの友のアドバイス。それでは一服と煙草に火をつける。
そうやって見ていると、猫舌の二人もようやく食べ終えるところだ。