やがて高校に入ると、無謀にも当時実施されていた「ライトミュージック・コンテスト」に出場しPPMの『Bamboo』を熱唱。
ところが僕が2番を飛ばしてショートカットしてしまったものだから、やけに短い曲となり敗退。
一緒に出たキヨタカやムラジュン、テツロ―から散々の非難を浴びることに。(まあ、まともに歌っても合格しなかったろうが)
その時、同級生の二人(渡辺マコト・高橋マコト)も僕が作詞作曲した『悲しみ』で出場。かなり良い出来だと思ったが、やはり敗退。
で、この高橋マコト君だが、一浪して同級生になり僕と同じクラスに。
メガネに長髪という彼は、よく生活指導の教諭に髪を切れと迫られたが断固拒否。そんなコワモテの彼は、上級生に誘われて応援団の切り込み隊長になった。
※イメージです。
放課後に一年生が集められ応援歌の練習となった時、当時、(生まれつきの)難聴が進んでいた僕は、よく聞き取れなくて歌えなかった。
するとマコトは上級生の手前、烈火のごとく怒ったフリをして僕に詰め寄った。
しかし、小声で自分は難聴だと伝えると表情からコワモテが一気に引き、申し訳なさそうな顔になって上級生にかけ合ってくれた・・心根が優しい男なのである。