須賀川出身の太田貞喜は『明治天皇御巡幸誌抄』を記録しただけでなく、同じ郷土の偉人、『医範提綱内像銅版図』(日本初の銅版解剖図)を制作した洋画家亜欧堂田善に関する資料も収集していた。
須賀川の絵師亜欧堂田善
昭和45年に須賀川市博物館が設立されると、太田貞喜の孫にあたる須賀川市諏訪町の医師太田宏一氏は祖父が収集した田善の銅版画等を寄贈。
これらは昭和61年、福島県教育委員会が「太田貞喜の亜欧堂田善コレクション」として県重要文化財に指定し、同博物館において展示されている。
須賀川市立博物館で開催中された田善没後200年記念企画展「銅版画の世界展」の様子。
(2022年4月撮影) |