台湾総督府民政長官後藤新平の右腕として活躍し、今も現地から”台湾医学・衛生の父”と慕われる高木友枝博士はいわき泉藩出身。
彼の生家についてもリサーチしましたが、現在は現地に係累もなく、既に生家は取り壊されて更地になっていました。
孫の板寺一太郎氏は東京帝大卒の法学者で、残念ながら医学の道を継ぐご子孫はいらっしゃいませんでした。
昨年福島市で開催した「福島県近代医学教育150年顕彰記念シンポジウム」には、台湾大学医学部(後藤新平が創設)のNi医学部長がリモート参加されましたが、学内に(黄土水の作品とは別の)高木友枝ブロンズ像が設置され、医学生たちに敬愛されていることをご紹介いただきました。