《追伸》
5月18日、二ヶ月近く遅れて職場の歓送迎会がありました。
先週、足を怪我したため、杖を突きながら足を引きずっての参加となりましたorz…
その翌日は、政府の復興構想会議のメンバーにもなっている赤坂憲男館長が来館し、「木曜の広場」の講演がありました。
「木曜の広場」では、二ヵ年かけて“遠野物語を読む”をテーマにしているのですが、当日は急遽演題を変更し、大震災に関する話になりました。
館長とともに参加している当館の名物学芸員、佐々木専門員は南相馬の人で、大津波のために7戸を残して故郷の集落が壊滅いたしました。
南相馬の状況をスライドで説明する中で、佐々木さんは前日の私のスピーチを取り上げ、「心まで壊されてたまるか。」の言葉に深く感動したという話をご紹介くださいました。
南相馬に自宅・実家を持つ職員はほかにも二名。
中通りで地震のために家が全壊した職員、親族を亡くした職員が数名…
震災は我が博物館にも大きな傷跡を残したのです。
でも、負けてはいられません。
『心まで壊されてたまるか。』
命を守り生活を守ると同じくらいに「心」や地域文化、誇りを守ることは大切です。
今こそ、博物館の出番。
決意を新たに取り組んで行きたいと考えています。
では、また次の通信で・・・See you
again !