オードリーが、主役の花売り娘イライザを演じた「マイ・フェア・レディ」は、1964年公開の作品。
ところが、僕が彼女の作品に触れたのは、1966年公開の「おしゃれ泥棒」からでした。
特徴のある髪型、大きな瞳と長い首が印象的で、当時、小学校高学年くらいだった僕やMIZO画伯は、オードリーのエキゾチックな美しさに首ったけとなりました。
つまり、「マイ・フェア・レディ」は同時代で観たのでなく、後から知った代表作の一つだったわけですが、その時、心に引っかかったことがありました。
(「マイ・フェア・レディ」は、1964年のアカデミー賞(作品賞)受賞作品。)
すなわち、「マイ・フェア・レディ」って、どういう意味? …ということ。
その時には、何となく“私の美しいレディ”というような意味だろうと勝手に納得していたのですが、「どうして“私の”なんだろう?」ということ、そして何故「“ビューティフル”でも“プリティ”もなく“フェア”なんだろう?」ということがひっかかったのです。
で、最近、その辺を調べてみましたら、「マイ・フェア・レディ」の語源はロンドンの高級商店街“Mayfair”が関わっていることが分かりました。
この原題は、“Mayfair lady(メイフェア・レディ)”をロンドン下層階級の訛りで“マイフェア”と発音することをもじったものでした。