その一つは、自分が犯した仕事上の過ちが“たいしたこと無い”と過小評価する人です。
このタイプの人は、誤りによって生じる周りへの迷惑に無頓着、言い換えれば“他人の痛みに無頓着な人”と言えるかもしれません。
もう一つは、“誤りは自分のせいではない”と思っている人。
本当は、自分にはちゃんとした能力があるのにこんなつまらない仕事を与えた誰かが悪い、あるいは、自分は精一杯努力したのに、そもそも無理な期限でやらせた上司が悪いなどと考える人。
このタイプは、いわゆる“他罰主義”というやつで、極力自分の責任逃れをする悪い癖が付いてしまっているのです。
そして三番目のタイプ~これが一番困るのですが、謝れば済むと思っている人です。
例えば、仕事の誤りを詰問する上司は、本人に誤りを気づかせ、その原因を自覚させて繰り返さないように、つまり“本人の成長”を期待して言っているのです。
でも、叱られている彼は、目の前の上司が“ただ怒っている”としか捉えていません。
怒っている間、ひたすら頭を下げて嵐の通り過ぎるのを待っていれば(自分的には)解決すると思っているのです。