岸波通信その152「ほろ酔いウォーク(前編)」

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Present by 葉羽
手を繋いで」 by TAM Music Factory
 

岸波通信その152
「ほろ酔いウォーク(前編)」

1 必勝の秘策

2 餃子の照井

3 江戸前寿司の紫明

4 焼肉のしらさぎ

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  Horo-Yoi Walk 1 【2017.11.20改稿】(当初配信:2008.7.23)

「酒はいいものだ。実においしくて。毒の中では一番いいものだ。」
  ・・・葛西善蔵

 今年もまた行ってまいりました、飯坂町、夏の恒例“ほろ酔いウォーク”。

 僕らは3年連続の参加となりますが、この催し~既に22回を数えるのですね。

 ご存知ない方のために解説をいたしますと、飯坂町というのは福島市の奥座敷とも呼ばれる湯の町。

 かつては、全国三大温泉にも数えられた有名温泉街であります。

湯の町飯坂

←ほろ酔いウォークの舞台。

 しかし、全国的に温泉団体旅行が斜陽となる中、ここ飯坂温泉街からもかつての賑わいが消え、ご他聞にもれずのジリ貧状態。

 そうした現状を打破しようと飯坂町観光協会が立ち上がり、22年前から始まったのがこの飯坂温泉夏祭り“ほろ酔いウォーク”なのであります。

 ルールはいたって簡単。

 3,500円の前売り券(当日売りは4,000円)を買うと、スタンプラリー形式で5ブロックに分けられたエリアから6店をチョイスして飲み食いができるというもの。

(一枚はフリー券でどこでもかまわない。再入場も可です。)

 6軒のスタンプをゲットすると、空クジ無しの抽選会に参加でき、飯坂温泉ペア宿泊券が10本など豪華景品と引き換えができるのです。

 ということで、今回の通信は、飯坂温泉ほろ酔いウォーク2008へのマル秘潜入レポートでございます。

←(何故に“マル秘”?)daddy

line

 

1 必勝の秘策

 毎年、7月の中旬の週末金・土曜にかけて実施されるほろ酔いウォークですが、今年は7月11日・12日の両日。

 で、僕らが参加したのは11日の金曜日。

 なぜ金曜かといいますと、例年参加していた土曜日は大混雑となり、人気店の待ち時間がかなりのものになるからです。

 それもそのはず、ほろ酔いウォークのスタートは夕方18時からで、福島駅から飯坂電車で行こうとすると、17時10分発に乗らなければ良い順番が取れないのです。

 つまり、普通のサラリーマンだと、時間休でも取らないと間に合わないのです。

 え? 僕らですか?

 もちろん取りましたとも、お休みを。あはは!

飯坂電車

←電車が福島駅に入ってまいりました。

 で、参加者はオキシ僕、すずき君すずき君、ケメケメ、モリキモリキの4名。

 なお、好山楽翁師匠好山楽翁師匠も、別のパーティで参加しているとの情報が。

 僕は福島駅から、メンバーはそれぞれの家に近い駅から乗り込んで参りまして、終点飯坂温泉駅に到着。

 参加受付会場になっている駅前のテントへと急ぎます。

 聞いてみると、受付は夕方6時にならないと行わないとのこと。

←(受付の順番しか取れません…。)daddy

駅前の受付テント

←まだ、さほど混んではいない。

 イベント開始まで30分くらいあるので、受付に集まった参加者はちょぼちょぼ。

 でも、そこで安心してはなりませぬ。

 去年もそうでしたが、一斉スタートするなり、群集が人気店に猛烈ダッシュするのです。

 それを出し抜くためには、何か策を講じる必要があるのです。(フッフッフ…)

オキシあのね、すずき君

すずき君ナンでしょう?

オキシ僕の分の受付もお願い。

すずき君いいですけどぉ…。

ケメあ、「照井」の順番取っておくのね?

オキシそゆこと! ヨロシク~!

ケメ行っちゃった…。

 ~と、理解あるメンバーの協力を得て、僕は餃子の名店「照井」へと。

 実はココ、店舗の前にお客様用の“足湯”があるのです。(利用無料!)

←(つまり、待ちながら足湯にも入れると…。)daddy

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2 餃子の照井

 急いで照井に駆けつけてみると、ナンと僕は2番目!

 既に受付を済ませたお客さんが前に並んでいる。なぜ?!

 聞いてみると、その人たちは“宿泊客”とのこと。

 そうそう…「ほろ酔いウォーク」を組み込んだ温泉宿泊プランが1万円で売られているのです。

←(これはお得!オススメです。)daddy

餃子の照井

←写真の左下が無料足湯。

 さて、僕は2番目を確保し、足湯に両足をつっ込みました。うーん…一番風呂!!

 ところが、スタートまでにはまだまだ時間があります。

 待てども待てども、なかなか時間はやって来ない。

 いい加減、待ちくたびれた頃にスタートの号砲がっ!

 しばらくして、向うからケメさん…その後ろからすずき君すずき君とモリキモリキの姿が。

ケメさん登場

←後ろにはすずき君とモリキが続きます。

モリキ オキシ、お待たせぇ~!

オキシおぅ!やっと来たか。

ケメなんかオキシの顔、赤いわよ。

オキシうん、ぢつは…

ケメぢつは…??

オキシ足湯でのぼせちゃった。

すずき君ええー!!

 さて、店内に入りますと場所は選び放題。

 僕らは入り口そばの小上がりに陣取ると、スタンプを貰って、まずはジョッキでプハー!

オキシおー! このため生きてるぅ!

すずき君サイコーですね!

ケメジョッキも冷えてるトコがいいね。

 そうなんです。

 ここのビールジョッキは冷凍庫でキンキンに冷やしてあって、暑い日には最高です。

 照井のメニューは、「飲み物+餃子8個」。

 やがて、ここの名物“円盤餃子”が運ばれて来たのですが…

照井の円盤餃子

←数が少し足りない?

オキシひい、ふう、みぃ…あれ?少し足りない?!

モリキ そうぉ?

 みんなが次々と箸を出すので定かではありませんが、すこーし足りなかったような気が…。

 すると、小さな皿に追加の餃子が到着。

オキシほぉーらね! ワシの目に狂いはない。(えへん!)

ケメ威張るほどのことでもないわね。

オキシあ~れ~!

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3 江戸前寿司の紫明

 さて、次に足を運びましたのが、江戸前寿司の紫明。

 去年は長蛇の行列で断念した因縁のお店です。

 今年は、カウンターの一番良い席に陣取りまして、お寿司を待ちます。

 店主は、いかにもきっぷの良さそうなお父さん。

江戸前寿司の紫明

←握り中。

 ここでは飲み物は付かず、握り寿司が一人前。

 というか、通常ひとネタ二カンセットのものが一カンずつなので、0.5人前か。

 箸はというと、でっかい寿司のお茶碗に入っていてビックリ。

でっかい茶碗が箸立てに…

 やがて、出てきた握り寿司のセット。

 うーん、味は申し分なし!

すずき君この6枚目のフリー券って、どう使うんですかね?

ケメ5ブロックしか無いんだから、最後はどこでもいいんじゃない?

オキシあ!

モリキ なによ、いきなり。

オキシこのフリー券を続けて出せば、“正味一人前”が食べられる!

ケメよくばり! (オナカいっぱいになっちゃうでしょ!)

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4 焼肉のしらさぎ

 次に我々が目指したのが、一番西奥のAブロック。

 五つのエリアを効率よく廻るためには、最初に「時計回り」か「逆時計回り」かを決めておく必要があるのです。

 最初は「照井」と決めている僕らは、毎年、「時計回り」のコース。

 次第に夜も更け、ほろ酔い気分でいい具合になってきました…。

次第に夜も更けて…

オキシおととし、Aブロックで行った桃太郎は参加してないんだね。

モリキ元・芸者さんがやってるお店ね。

ケメ直前で不参加になったみたいだよ。

すずき君なんかあったんですかね?

オキシ僕が「天衣夢縫」のネタにして書いたからかなぁ…。(あは!)

ケメきっとソレよ。気分、害したんだわ。

オキシええー!! (マジかよ!)

 ~と、道路の右側に賑やかそうな店が見えて参りました。

焼肉のしらさぎ

←盛んに焼いている。

 地図で確認してみると、どうやら焼肉の「しらさぎ」というお店。

 店のテラスに設置した鉄板で肉野菜炒めをジュージュー焼いているおばさんとその娘らしい呼び込み嬢が。

 この「焼肉ジュージュー」という音は、人間の理性を吹っ飛ばす効果がありますね。(うん)

 僕らは、矢も盾もたまらずフラフラとテント席へ。

 またもやビールジョッキをお願いし、乾杯した所へ四つの焼肉皿が。

 うむ、どうやらこの肉はマトンらしい…

オキシあれぇ?

ケメどしたのオキシ?

オキシなんかこの皿って、盛りが少ないよね。

 ~と言ったら、焼肉おばさんが「少ないって? じゃあ、足してやるから持ってきな」と。

オキシいやー! そういうつもりじゃなかったんですが。

 ~と言いながら、しっかりと皿を持っておばさんのところへ行く僕…。

モリキ 言ってみるもんだね。

すずき君言ってみるもんですね。

 そんなこんなで、とりあえず前半戦3店舗を制した僕たち。

 いざ、後半戦の3店舗…

 と思いきやっ!

 何故か後半戦には、4店舗を巡ることになります怒涛の後編へと続くのでありました。

(※後編へと続く⇒)

 

/// end of the “その152 「ほろ酔いウォーク(前編)」” ///

 

《追伸》

 今回廻らなかったお店も少しご紹介いたしましょう。

 まずは、餃子のひたち。

餃子のひたち

←おいしいと評判。

 ここの餃子も「照井」に負けず劣らず美味しいと評判のお店です。

 僕らは必ず照井に寄るので、その手前のこの店に入る機会がありませんが、いつかチャレンジしたいです。

 お次は、パチンコアルファ。

 …そうなんです。6軒というのは、飲み屋ばかりじゃなくパチンコ屋でもおっけー。

パチンコアルファ

←ここもおっけー。

 そんなに多くはありませんが、ひと勝負できるくらいの貸し球が貰えます。

 実は、このパチンコ屋…以前、好山楽翁師匠好山楽翁師匠のパーティがここに入り、いきなり大当たりの連ちゃんで、来る前よりも懐が温かくなったという伝説の店。

 調整、甘いらしいです。多分ですが。あはははは!

 スタート地点の目の前なので、最初に入るというよりは、行程の最後に寄ってみるのも一興かもしれません。

 

 では、また次の後編で・・・See you again !

エリア図

←スタート地点は右下。

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To be continued⇒“153”coming soon!

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【岸波通信その152「ほろ酔いウォーク(前編)」】2017.11.20改稿

 

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