新しい上司が、もう一つ、よく口にする言葉に「議論は波打ち際まで」というのがあります。
イングランドには、「議論はいかに熱く戦わせてもいいが、いったん外に打って出ると決まった場合には、一丸となって打って出るべきだ」という考え方があるそうです。
含蓄のある言葉です。
さて、この日本のマスラオ達は、そういう“ジョン・ブルの精神”を持ち合わせているのでしょうか。
“バカと言って喜ばせる”ためには、お互いの間によほどの信頼関係がないと成立しません。
逆に、気持ちのこもっていない口先だけの“ありがとう”は、敏感に悟られてしまうでしょう。
そっか、大和伸一が朱雀RSに、いつも馬鹿と言ってるのは、二人が親友である証しだったのか・・・。
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好きな仕事をしている時は疲れないが、嫌いな仕事をしている時はもの凄く疲れる。 |
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これは、誰にでも経験があるでしょう。
この言葉の後には、Kさんの「仕事は面白い…その気持ちにさせる」というメモがあります。
これこそ、良き上司と言えるでしょう。
ただし、部下に「仕事が面白い」と思わせるためには、まず自分自身がそうならなければなりません。
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人の好意や思いやりを感じる心の持ち主、感動した体験のある人を採用。 |
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最新の企業採用の面接技法は、「これからどうしたいか」ではなく「これまでどうしてきたか」という過去体験を聞くスタイルに変化しています。
「これからどうしたいか」なら、マニュアルどおりに答えれば済みますが、「過去にどんな障害に出会い、その時にどうやって克服したか」と実体験を問えば、嘘は通用しないからです。
だから、「感動体験」とは、決して「ナントカの本を読んで、あるいは映画を見て泣きました」などという事を聞きたい訳ではないのです。
(正しい面接技法を習得していない上辺だけの面接者は、その答えでも「ああ、そうですか」で終わってしまうでしょうが。)
でも、“感動することが出来る心”というのは大切ですね。
自分の感動や夢を熱く語れる人間というのは、とても魅力的です。
さて、貴方は夢を語れているでしょうか?