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  BGM "夢日和" by My WORLD

 

 
今回登場するメンバー
岸波岸波女将カリスマ彰
 

Our Way of Ra-a-men-2/ 319Rio

岸波岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!

 退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!

 “愛ゆえにラーメンを捨てられないもう一人の男”が、またまたやって参りました。

 もちろん、あのカリスマ彰氏でございます。

春木家本店

(荻窪)

 今回は、空き時間を利用しての荻窪ラーメン名店の散策編。

 一応、お目当ては『春木家本店』ということなので、それをメインにしてみました(笑)

ということで、ラーメン道、もういっちょー!

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1 荻窪のラーメン店探訪! Rio

19時の杉並公会堂でのコンサートまで荻窪のラーメン店を探訪(8月22日金曜日)。

  まず南口から。線路沿いを歩くと2023年11月8日に閉店した「丸長中華そば店」のオレンジ色の看板が見える。閉店からほぼ2年経過するのにシャターを上げれば開店しそうな雰囲気だ。

 1947年創業だが、3代目の体調不良で閉店のやむなきに至ったが、4代目候補が現れたのか?土地が売れないのか?借り手が見つからないのか?「丸長のれん会」の総本山でありあれほどの店だから、復活して欲しいが。

 「丸長中華そば店」

 「丸長」は長野の蕎麦職人だった青木勝治ら5人が上京して、荻窪に「丸長」を開店。その後青木勝治以外の4人が独立。

 特に「中野 大勝軒」を開店した坂口正安の元で働いていた山岸一雄は、独立して「東池袋大勝軒」を開業した。賄いとして食べていた「つけ麺」を本格化し、現在「ラーメンの神様」と言われるようになっている。

 正確には「丸長系大勝軒」と「東池袋系大勝軒」に分かれている。「東池袋系大勝軒」は「丸長のれん会」には加盟していない。なお「永福町大勝軒」グループは上記2グループとは全く違う系列だ。

 続いて「麺屋 龍(Ryoりょう)」。家系のニュータイプのラーメン店だ。2022年10月26日オープン。すでに食べログ3.80の高得点。

 「麺屋 龍(Ryoりょう)」

 昼営業は15時までだが、通りかかったのは15時だが、行列はなかった。家系を食べる腹具合ではなかったので通過。

 もうちょっと先の方にいくと「ラーメン二郎 荻窪店」があった。こちらは夜営業までの休憩中。

 「ラーメン二郎 荻窪店」

 今問題になっている「食事時間警告表示」の紙が貼ってある。この店は15分だ。

 今、話題になって休業だか陳謝に追い込まれたラーメン二郎店は20分だったように思うが。さらに短い15分はどうなんだろうか。私は大丈夫だが(笑)。

 

 最近の若いもんはとにかく食べるのが遅いのは事実だ(笑)。これにラーメンの旨さに目覚めてしまった女子客がゆっくり食べているので恐ろしく回転が悪くなっているのだ。

 南口から北口に移動。地下トンネルがある。あ、ここ(「串カツ田中」)に出るのか。思い立って「春木屋本店」がどんな感じか見たくなったのだ。実に44、5年ぶりではないか。

 山本益博の「東京 味のグランプリ200」の初版が1982年に出版されて名店ガイドに革命が起こった。

◆革命その1.かなりしっかり批評し、名店でも容赦なく批判。

◆革命その2.ラーメンというB級グルメを取り上げた。

 その他のアイテムは、寿司、天ぷら、うなぎ、蕎麦、洋食が対象。ラーメンはまだ、ラーメン業界の黎明期で、信じられないくらい旨いラーメン屋がなかったのだ。

 

 その中で、荻窪の「丸福」と「春木家」が荻窪の2強として取り上げられていたのだ。なお以下では2019年7月21日の上村武男氏のブログ「有名だったラーメン屋は続いているのか」を参照している。

 山本が「味のグランプリ200初版」のラーメン部門で3つ星を付けたのは当時の「丸福」のみ。その他に2つ星10店は以下の通り。

1.東池袋大勝軒、2.恵比寿(恵比寿から浅草へ)、3.喜楽(渋谷)、4.香月(渋谷と恵比寿の中間地点の明治通り沿い→恵比寿→六本木を経て現在池尻大橋と五反田)、5.来集軒(浅草)、6.たいめいけん(日本橋)、7.光江(入谷)、8、さぶちゃん(神保町)、9.春木家(荻窪)、10.ピカ一(小川町)。

 私は、自慢じゃないがこの11軒をすべて「食破」している。なお「ラーメン二郎」(三田)はケチョンケチョンで、東京には「家系」はまだ上陸していなかったようだ。

 「なんでんかんでん」の環7へのオープンは1987年、「桂花」の新宿末広店は1968年オープンだが、山本にとって、とんこつラーメンは、東京流の「中華そば」の範疇には入っていなかったようだ。北海道ラーメンも同様に扱われている。

 

 さて、上記2、7、8、10の4軒は消滅、1、4は経営が代わったり、場所が代わったりしている。丸福も経営が代わっているようである。

 要するに、純然たる意味で事業承継されているのは、2つ星以上に限っては、11軒中4軒(3、5、6、9)ということになる。ラーメン屋の事業承継は本当に難しいのだ。ラーメン屋に限ったことではないが。

 さて本題の春木家本店にしても、荻窪内で本家本元の「春木家本店」は、1931年長野から今村ファミリーが上京し蕎麦屋を始めた。ラーメンを始めたのは戦後のようだ。「春木屋荻窪本店」が分派してこちらは最初からラーメン専門店。

 注意したいのは本家の春木家本店は「家」、春木屋荻窪本店は「屋」である。なお、「春木屋荻窪本店」は、「富士そば」を運営するダイタンフーズに2020年買収された。さらに多店舗化が進むだろう。すでに恵比寿駅近くの「富士そば」が「春木屋」になっている。

 ショッピングモールのフードコートにも例えばラゾーナ川崎に出店している。ラゾーナ川崎の「春木屋」にはガッカリしたばかりだ。フードコートには「富士そば」のブランドでの出店は難しいのだろう。

  本日休業「春木家本店」

 さて、「春木家本店」の話に戻ると、なんと本日まで夏期休業(8月18日~22日)だった。まあマンションというかハイツというか貸し住宅を店舗の上階に建てて経営は安泰。ゆったりした商売をしているのだろう。

  春木家のラーメン

 「春木屋荻窪本店」とは違って、甘めで複雑なスープに縮れ麺の「春木家本店」のラーメンを食べたかったが、また来ることにしよう。春木家本店の蕎麦というのも興味がある。

 なお春木家本店は食べログで3.64、春木屋荻窪本店は3.76だ。

 

/// end of the “その319「荻窪のラーメン店探訪で山本益博の
1982年初版「東京 味のグランプリ」を思い出す」” ///

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《追伸》

岸波荻窪かぁ・・大学の時、キヨタカのアパートによく泊まりに行ってて、その時食べたのはこの「春木家本店」だったな。

 あと、就職してから彰に連れていかれた渋谷の「香月」も忘れられない。

 東京のラーメン屋もあの頃とはずいぶん様変わりしたと思う。

 上野で飲み会帰りによく食べた屋台のラーメンは旨かった記憶があるなぁ・・今食べたら感想は変わるかもしれないが(笑)

 

 では、次の「新・ラーメン道2」で・・・See you again !

お店の場所

(春木家本店)

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