Our Way of Ra-a-men-2/ 280
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられないもう一人の男”が、またまたやって参りました。
もちろん、あのカリスマ彰氏でございます。
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製麺 rabo
(渋谷区本町) |
今回は、渋谷本町の『製麺 rabo』。rabo?・・翻訳出来ねぇ!(笑)
それはともかく、どうやらメンドクサイ店主がワンオペしてるようなんだけど?
ということで、ラーメン道、もういっちょー!
1 製麺 rabo!
この店「製麺 rabo(ラボ)」という。変わった店名である。自家製麺をはじめ、ラーメンの奥義を究めようとする店主の心意気が込められている店名だと言われる。
ん、もしかして、そりゃlaboratry(実験室)なんじゃないの?「製麺 labo」じゃねえの?いや、それを言うのはyaboって言うもんでしょう(笑)。
もちろん、誰かに指摘されているはずだが、店名を変えず現在に至っている。もう、このエピソードから、すでに店主のねじ曲がった精神と英語力を伺い知ることができる。
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製麺 rabo
(渋谷区本町) |
この「製麺 rabo」があるのは、渋谷区本町4丁目だが、最寄駅は大江戸線の西新宿五丁目駅だ。
すぐ近く(渋谷区本町3丁目)に今、東京で一番食べるのが難しいと言われる食べログ3.99の超抜美味の「らぁ麺や 嶋」があり、「らぁ麺や 嶋」で食べられなかった客がしょうがなくやって来るのが「製麺 rabo」だとラーメンオタクの間では位置付けられているようだ。
もちろん「製麺 rabo」だって食べログでは3.68という高得点をマークしている名店である。しかし、口コミでは「変わり者」「頑固一徹」「無愛想」という評価が散見されるのだ。
その日、午前中に仕事が早く終わり西新宿五丁目駅で降りて、清水橋交番を通り、清水橋交差点を渡り「このままだと最初の客になるな」と方南通りを進む。
途中で「らぁ麺や 嶋」の「大変申し訳ございません。またのご来店を心よりお待ち申し上げております」の掲示板を左手に見る。まだ11時20分である。
カウンター席6席で店主のワンオペ体制。予約サイトがあって朝8時45分から営業。最低価格は1400円(らぁ麺・醤油)である。こちらはそのうち入ってみよう。
さあ、「製麺 rabo」に着いた。11時28分。ちょうど店主が白い暖簾を掛けているところだった。待っている者はなく私が最初の客だった。
店主が店の裏に行っている間に、手動式の戸を開けて入店。暗い店内で立ちすくんでいると、後ろから「closeというのは、閉まっているという英語じゃなかったかな」という店主の声。
そう言えば店の横にそんな木の看板が掛かっていたな。
小野里博店主
「でも暖簾を掛けたら、店は空いてるってことじゃないのかい?あなたに英語を教えてもらわなくて結構」と心の中で反論したのだが我慢した。
故障している券売機を前に「どうすればいいのかな?」と聞くと、「まず、注文して金を払って」という答え。「金を貰わないと、麺を茹でられないのでね。あとで金がないと言われてももどせないでしょ」とつまらんことを言う。
券売機が故障している上に、カードや電子マネー対応はしていない。この店主の完全ワンオペ店なのだ。
金を払い「中華そばを中太麺にしてください。大盛りでお願いします」と言うと、「大盛り無料ですが、残したら200円いただきます」とのこと。
客が徐々に入り始める。10分ほどで着丼。
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中華そば
(製麺 rabo) |
この店には、らーめん(濃厚魚出汁)、中華そば(あっさり鶏出汁)、支那そば(あっさり魚出汁)の3種類があって、一番のお薦めはあっさり鶏出汁の中華そばなのでこれを頼んだのだが、これは確かに旨い。
最近のラーメンはこだわり過ぎのちょっと繊細なタイプが多いが、このラーメンは質実剛健で力強さがある。
若干しょっぱ過ぎるが、低加水ストレート中太麺自体に旨味があるので、そうしている理由も分からないではない。
そうこうしていると、右隣のカップルが食べ終えて店を出ようとする。すると「ドンブリをカウンターの上に上げて帰って」と店主の鋭い声。カップルがドンブリを置いて帰ろうとすると、「あ、コップもね」と店主の声。
いやあ、いわゆる「注文の多い店」なのだ。旨いことは旨いが、もうちょっとなんとかならないものかね。
採点は100点満点で(合格点は65点)ラクラク75点だが、接客も含めると70点というところかな。再訪はあるかな。
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end of the “その280「注文の多いラーメン屋「製麺 rabo」に行って来た」” ///
《追伸》
なるほど・・カリスマ彰に因縁付けるとはいい度胸じゃないか(笑)
しかし、ラーメンは極めて真面目に作ってるようだし、元々は初台の名店『嗟哉』でカリスマ店主と呼ばれてた人物なんだな。
カリスマ対カリスマということで、今回は大目にみよう(大笑い)
それにしても券売機にかけてある「品書き」を見たら、中華そばが750円。大盛でも750円じゃないか。もの凄く頑張ってる店なんだな。(リスペクト!)
「大盛りは無料だけど残したら・・」の部分は賛同できる。(ホントに不味ければ、200円出しても残すけどね。)
しかし「店名」は・・いまさらどうしようもないか?(笑)
では、次の「新・ラーメン道2」で・・・See
you again !
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