
|
BGM "夢日和" by My WORLD |
|
|
|
1 山口屋閉店!
|
![]() |
閉店のお知らせ (山口屋) |
えええ~閉店!?ヾ( ̄0 ̄; )ノ
確認のため、車を停めて近くに寄ってみると・・
「お客様各位
閉店のお知らせ
大正の初めより三代百年に亘りご愛顧を賜りましたが潮時を迎え
昨年末に手店を閉じる事と致しました
これまでの皆様のご贔屓ご厚情に衷心より御礼申し上げます
ありがとうございました
三代目亭主敬白」うわぁ・・昨年末か、もう一回食べたかったな・・。
閉店のお知らせ
しかしナンですね、馴染みのラーメン屋が無くなるとこう・・心にポッカリ穴が開いたような切ない気持ちになるもんですね。(*ᴗˬᴗ)ウンウン
一番は、僕が県庁入庁の最初の日に食べに行って以来ずっとお得意様で、退職する日に・・
もみぢ食堂の親父「キシナミさんが辞めるならオレも辞めっかな」と、一緒に閉店した『もみぢ食堂』。(嗚呼!)
ほかにも初代の陣場町『石狩ラーメン』や福島駅前に二軒並んだ『五エ衛門ラーメン』と『どさんこラーメン』、稲荷神社市営駐車場前の『中川屋』とか数え上げればきりがない。
昨年も
アッキーおススメだった『まんさく食堂』の衝撃的閉店を目にしたばかり。
閉店した『まんさく食堂』
会津だと、元・喜多方県立病院前にあった『天龍』とか、喜多方保健所前にあった・・(名前忘れた)店とか、
アリカちゃんご紹介の”婆ちゃんの『三春軒』”とかかなぁ。
思わず
ツーさんの「雑感」の記事『会える時に会い』という言葉が脳裏をよぎる。
そうか、今生き残っている名店を大切にするしかないんだな。次に無くなりそうな店と言えば・・『大政食堂』!!
と、悟りを開いた僕は、その足で『大政食堂』へと急いだのでありました。
←(悟りを開くのカンタンだな!)
daddy
ということでやって参りました『大政食堂』。
思えばココも長い歴史があったな・・と思う。
![]() |
大政食堂 (福島市栄町) |
ここの
お婆ちゃんに「創業」を訊いても、あまり昔のことで覚えていないと言うが、なんでも戦後の闇市があった頃、先代が開業したのが始まりとのこと。
ちなみに先代「正二」氏は、この『大政』と新町のホルモン焼きの老舗『鳥政』の二店を開業した人物。(鳥政も旨いね~)
お昼はもう一人、餃子作りの別の
お婆ちゃんがサポートに入って二人で営業しているが、お二人とも同年代でかなりのお歳とお見受けする。
また、そんな高齢にも関わらず、夕方にいったん店を閉め、深夜零時から酔客のため再び営業しているリアル”深夜食堂”なのだ。
深夜食堂
後継者が居るようでもなく、おそらく調理を一手に引き受ける
お婆ちゃんが限界を迎えれば、そのまま廃業となるんだろう。
ちわ~ ワンタン麺の大盛と焼き餃子一枚!
と、いつもの注文で。ココは「ホルモン炒め」とか数多くの絶品メニューがあると聞くが、ワンタン麺と餃子があまりに美味しいので、つい同じものばかり注文してしまう。
そして出来上がった注文がコチラだ。
![]() |
ワンタン麺大盛 (大政食堂) |
戦後闇市から綿々と受け継がれた味がこれだ。
小さい頃、稲荷神社周辺に残っていた闇市のラーメン屋台で食べた記憶がある僕にとっては、これこそが”魂のラーメン”なのだ。
このドンブリの模様の消えを見よ。これこそが生きた伝説・・てか、何時から使ってんの?
今どきのワンタンは肉だの海老だの、やたらたっぷり詰めすぎて餃子をブッコンだようなものが流行りだが、具なんかちょびっとでいい。
ワンタンは、このピラピラの食感を楽しむ食べ物なんだから。
改めて思うが・・完成されている。それも完璧に。ああ、これこそが『ザ・中華そば』!
で、一方の餃子がこちら。
焼き餃子
福島市の餃子の名店『満腹』も『照井』も『山女』もゴメンなさい。やっぱナンバーワンはこの『大政食堂』だわ。
大政食堂と僕とどちらが先にこの世からオサラバするのか・・多分、大政の消える方が早い気がするが、ショックだろうな・・そんな時。
あ・・『餃子会館』があるか。でも『餃子会館』の
親父さんもここのと同年代だな・・。
そうしたら・・うむぅ・・・
![]() |
ワンタン麺と餃子 (大政食堂) |
なにはともあれ、本日も美味しくいただきました。
ご馳走様でした~♪
ということで、山口屋が閉店してたんだよ。残念。
ダイジョブでしょ、まだ『五十番』があるじゃない? ( ̄▽ ̄)
そうだった~!m9っ`Д´)
いや~ ラーメンってホントにいいモンですね~♪
/// end of the “その229「消えゆく老舗ラーメン屋」” ///
![]() |
《追伸》
長年続いた老舗ラーメン屋が後継者不足で廃業する一方、新しいラーメン屋は次々に出来て、そしてあっという間に消えて行きます。
そしたら思うんですが、何もすぐに潰れるような独りよがりのラーメンじゃなく、長年続いている老舗の味を継承して跡を継げばいいんじゃないのかなぁと。
でも、なかなか居ないか、そんな奇特な人。みんな自分の思うようにやってみたいのが若者だものね。
まあ逆に、苦労してラーメン屋をやってきて、自分の子供にはそんな苦労をさせたくないという親心もあるかもしれませんね。世の中、何をやったって苦労は付きものですから。
では、次の「新・ラーメン道2」で・・・See you again !
お店の場所
(大政食堂)
eメールはこちらへ または habane8@ybb.ne.jp まで!
![]()
![]()
Give the author your feedback, your comments + thoughts are always greatly appreciated.
![]()
Copyright(C)
Habane. All Rights Reserved.