Our Way
of Ra-a-men 外伝6
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
スーラータンメン編で「悠林」の地図を載せたところ、数人の読者から続報の報告がありました。
その内容があまりに面白かったので、是非とも掲載せねばと考えました。
ところがっ・・・!
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酸辣湯麺カップ
←今はこんなのまである! |
そこに大きな落とし穴があることに気付いてしまったのです。
というのも、僕はしばらく悠林に行っていないので悠林関係の「画像」がないのです!
えーい、悩んでもしょーがないということで、そこは他のレスにたっぷりと画像を盛り込むことで、Visual
Essayの面目を保つことにいたしました。
ということで、今回のラーメン道・外伝は、読者の すずき君の体験談を中心とした読者のレス編です。
今回もムリヤリな導入しちゃうのね!
1 スーラータンメン体験記
すずき君 ご無沙汰しております。
最新のラーメン道を見て、先日悠林で酸辣湯麺を食べてきたことを思い出しました。
妻が子供を連れて同僚の家に夕食を食べに行っている間に、「通信」に掲載された地図を片手に道をたどっていくと、一見アトリエ風、近づいても中華料理屋とは思えない建物を発見。
中に入れば土足厳禁。
スリッパに履き替えると窓際の席へと案内され、メニューを差し出されます。
しかしそのメニューには、「酸辣湯麺」の文字が見当たりません。
←(あれ! そだっけ?)daddy
その瞬間、いろいろな可能性が頭を駆け巡ります。
◆可能性1: 悠林は激戦に敗れ、路線変更をした。そのあおりを受けて酸辣湯麺はメニューから消えた。
◆可能性2: 酸辣湯麺は季節限定で、もうあったかくなってきたので冬まで復活しない。
◆可能性3: 酸辣湯麺は隠しメニューでもともと常連さんにしか振舞われない。だからメニューにも載ってない。
(いずれにしても頼んだらハジかきそうだな。)
と、すでに妥協を考え始めたころ、やさしそうなおばさんが・・・
「ご注文はお決まりですか?」と水を勧めてくれます。
見ると店内中央の柱に、「水はセルフサービス」と書いてある。
原則セルフの水を持ってきてくれるこのおばさんならば、ありもしない酸辣湯麺を頼んでも笑って許してくれるのでは
と、恐る恐る聞いてみました。
「あのー。酸辣湯麺ってないんですか?」
「酸辣湯麺ですか。メニューのこちらに載っていますよ。」
「・・・!」 (メニューに載ってるじゃん。しっかりしろ俺!!)
と、想定外の角度からハジをかいてしまいましたが、一息ついてまじまじとメニューを見ていると、厨房から・・・
「酸辣湯麺それで最後です。」の声。
時計を見ると6時。
(夕方の開店が5時半って書いてあったけど、お客は一人だけみたいだから、いつもは午前中になくなる超人気メニューということなのか。恐るべし酸辣湯麺!)
と思いながら待つこと数分、念願のどんぶりが運ばれてきました。
←(いよいよ“実食”だね!)
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魅惑のスーラータンメン
(悠林) |
前置きが長くなったので、感想は手短に・・・。
1.麺は煮込みラーメンのようにやわらかめです。
麺から溶け出した成分がさらにスープにとろみを加えているような印象を受けました。
和製のラーメンのようなしっかりとした歯ごたえはなく、かなりやわらかめです。
ラーメンではなく、どちらかといえば中華料理の一つと考えるべきです。
2.スープは相当辛く、さらにかなり酸っぱくて、そしてとても熱いです。
僕は相当な辛党で、どんな食べ物にも一度はコショウかタバスコをかけて食べてみる悪癖があります。
酸辣湯麺の辛さレベルは5段階評価で4の「相当辛い」ぐらいでしょうか。
←(ちなみにレベル5は「無駄に辛い」です。)
さらにかなり酸っぱく、そしてそれにもましてとても熱いです。
ハンカチでなくタオルを持参し、めがねをかけている人ははずしてから召し上がった方がいいと思います。
3.麺に比べて具やスープがやや多いようです。
麺はあくまで具の一部と考えられているためか、全体に占める麺のウェートがやや低いです。
ここも和製のラーメンと大きく異なる点なのかもしれません。
いつもの気分で麺ばかりをスープにからませて食べているうちに麺がなくなり、どんぶりには酸っぱ辛くてかなり熱いあんかけだけが残されてしまいました。
それを最後まで飲み干すのはなかなか大変でした。
ともあれ、辛党で煮込みラーメン好きの僕は満足して家路に着いたのでした。
おいしいお店をご紹介いただき、ありがとうございました。
←(いやー、よかった、よかった!)
ということで、次は「ラーメン道外伝」の山形蕎麦編に寄せられた読者のレスをご紹介します!
2 読者のレス
最初は、yokoさんからのレス。
yoko 「お久しぶりです」
実は昨日、韓国から帰ってきました。
ちょっと旅行に出ていました。
桜はすっかり散って、ここのところ風が強かったですねええ。
お仕事、お忙しいことと思いますが、がんばってください!
龍上海のラーメンがすーごく大好きなyokoより |
そうなんです。
実は、当初配信版の外伝「麺道・山形編」には、美味しい店もある例として山形市内の「龍上海」の画像を挿入していたんです。
山形県民の皆さん、たまたま失敗した例を最初に採り上げちゃってホントにすいません。
多分、僕にはツキが無いんでしょうねー!
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赤湯からみそ
ラーメン
(龍上海) |
次は、同じく山形編についてノリピーさんから・・・。
ノリピー 「お久しぶりです」
目の毒・・・
でもキレイでレベルの高い画面構成等・・・毎回チェックしてます。
山形と言えば「源蔵そば」でしょう。!!!! |
そ、そうでしたか!
慌てて調べてみると、「源蔵そば」は山形県南陽市の蕎麦の名店。
そば粉100%のつなぎナシの少し細め蕎麦で、そば粉は北海道産を使っている。玄そばに少し黄色がかっているのが特徴で、苦味のあるワイルドな風味が楽しめます。
食べた人によると、豊かな蕎麦の香りとショリショリした食感がたまらないらしいです。
ノリピー、レスをありがとうね!(最近、元気なの?)
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源蔵そば「もりそば」
(山形県南陽市) |
お次は、利き酒師のKENちゃんから。
利き酒師のKEN 「蕎麦ならなんで山形?」
山都の蕎麦が好きなら、土湯の「ひさご」の蕎麦を食べてみて!
わざわざ行かなくても、蕎麦100%のおいしいさに、料亭のつゆの味。
まさに絶品です。
ざるそばもいいけど、キジ蕎麦(キジのだしはアミノ酸たっぷり)も最高だよ。
山形や、檜枝岐のような太い素朴な味が好きなら合わないけど、わざわざ山形まで行ってまずい蕎麦6人前も食べることはないのではないかい。
夜、飲みに来るんだつたら付き合うけど、蕎麦だけだったら昼間にどうぞ。
値段は、私は年一括払いなので覚えていないけど、リーズナブルだよ。
木曜日は休みなので、ご注意を。 |
ここ「味工房 ひさご」は、土湯温泉の旅館の主人たちがヒイキにしている店土湯温泉街の味どころ。
福島県内はもちろん、全国の地酒が揃っている通好みのお店です。
KENちゃん、やっぱ夜行くわ!
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味工房ひさご
「キジつけそば」
(土湯温泉) |
なお、KENちゃんは、福島市土湯温泉入口の「展望の宿 観山荘」のご主人。
この宿には、温泉長屋という4種類の個室展望露天風呂があり、野趣に富んだ眺望を楽しみながらゆったりと温泉に浸かることができます。
日帰りで“温泉長屋”のみの利用もオッケーです!
(今年、2005年の夏には、読者のニコちゃんやSandyさんをご案内しました。また、冬には、僕らの職場の忘年会でもお世話になる予定です。ヨロシクねKENちゃん!)
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観山荘の露天風呂
(土湯温泉) |
次は、「麺道・山形編」にも登場願った麺道新弟子様からのお便り。
麺道新弟子様 「寒ざらしそば」
岸波様
いつもお世話になっております。
通信その105の送信 ありがとうございました。
2ヶ月前のことが大変なつかしく当日のことがあざやかによみがえってくるようでした。
4月に山形へいく用事があり、寒ざらしそばを食することができました。
独特の風味とやさしいあまみがありました。 |
通信105の「麺道・山形編」にいただいたレスです。
「寒ざらしそば」は、もともと信州高遠藩の特産。
玄そばを下帯いっちょうの男衆が寒風吹きすさぶ川の流れに浸し、そのまま約一ヶ月間・・・そばのエグ味を取り去って甘みを引き出す手法だそうです。
近年、山形市や会津の山都町で復興する試みが始められ、2004年4月には、山形市の「霞城セントラル」前広場で「寒ざらしそば賞味会」が開催されました。
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寒ざらしそば賞味会
(山形市) |
こちらも、山形編での「合い盛り失敗談」に対するfujikoエンジェルさんからのお便り。
エンジェル 「おか泉」
・・合い盛りの大盛りは災難だったですね・・けど・・完食と言う所が葉羽さんらしいと思いました・
不思議な事に・・どさんこって名前のラーメン屋さんってどこにもあるんですね。
そして、もちもちうどん・・ 「しげのい」の名前は聞いた事があります・
でも・讃岐の「おか泉」の釜揚げも絶品なんだけどなぁ。。
忙しそうなんで・・送るだけにしますね・・ いつも気を使っていただいてありがとうございます!
fujiko |
「うどんを食べる時、だしからすする人がいますが、まず麺です。ごまかしのない素の麺が味わえますよ。」 とは、店主の岡田文明さんの言。
これは僕も同感。
麺類を値踏みする時、どうしても「まずはスープを一口」とやってしまいがちですが、もともとスープは麺に絡ませてちょうどよく仕上げてあるもの。
そのままいってしまっては、しょっぱさが口の中に残り、肝心の麺を食する時にピンボケた味になってしまうのは必定です。
だから、ラーメンもそうですが、やはり本当の麺好きは、玄人の真似なんかしないで、いきなり麺からいくのが正しい作法だと思います。
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おか泉「冷天おろし」
(香川県宇多津町)
←麺300グラムの超ボリューム! |
さて次は、のんちゃんから。
のんちゃん 「ラーメン道を・・」
随分ラーメンの話が盛り上がっているので、私も・・・
南矢野目の西道路沿いにある(「NTtdocomoショップ福島」の隣)「桃太楼」というラーメン店が、私のお薦めです。
そこは「ラーメン」のみならずチャーハンや中華総菜&飲茶もやってて、量の注文(基本的に量は多め)や辛さの注文も聞いてくれるので、いつも客が並んで待つほど人気のラーメン店です。
種類の多さにビックリする事間違いなし!
一度ご賞味あれ。。。ではでは、ご報告ほか。
のんちゃんでした。 |
ほーぅ、福島の南矢野目ってのは、ほんとうにラーメン激戦区なんだねぇ。
これだけ食べ歩いている僕と親父のスーパー・ラーメ・コンビがまだ行ったことのない店だよ。
のんちゃん、最近、レスや投稿が滞っているよ。次は、エピソード付きでラーメン紹介をよろしくね!
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中華 桃太楼
(福島市)
←おー、いかにも中華! |
最後にもう一つ、外伝第一作の「至福のラーメン」に対して枚方のDreamさんから。
Dream 「至福のラーメン」
葉羽 様
至福のラーメン拝見しました。ご当地にはいろいろ美味しいラーメンがあるのですね。
私もラーメンは好きですが最近食べに行く機会がありません。
私は横浜の元町生まれご先祖のお墓もあり墓参の時は必ず中華街で食事をします。
大通りの立派なお店より裏通りの小さいお店(行列の出来てる)の方が美味しいし好きなんです。
でもしばらくご無沙汰しています。
美味しいラーメンが食べたくなりました。
リョータ君は阪神ファンですか?
Dream. |
中華街近くにお住まいだったなんてうらやましいですね!
福島市のラーメンが美味しくなってきたのは、ほんのここ5年くらいの話なんですよ。
そういう普通のラーメンが美味しい話は、本家・新ラーメン道の方でどんどんご紹介していきますね!
乞う、ご期待!
/// end of the“外伝6「スーラータンメン、再び」” ///
《追伸》
最近もたくさん食べ歩いているのですが、もともとこのコーナーはラーメン屋そのものを紹介するというより、“ラーメンにまつわるdaddyの人生のエピソード”がコンセプトだったので、どうしても「脱線系」の話が中心になってしまいます。
ということなので、むしろラーメン屋情報は、読者の皆さんのレスにこそ満載されていますので、皆さんのラーメン情報をどしどしお寄せくださるようお願い申し上げます。
(もちろん、すずき君のような体験エピソード付きは更に歓迎!)
では、また「新・僕たちのラーメン道」で・・・See
you again !
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方木田食堂
(我が家の御用達)
←たまにはラーメン以外のものも。
ここは安くて美味しいよ。
(「天衣夢縫」にも繰り返し登場してます!) |
eメールはこちらへ または habane8@ybb.ne.jp まで!
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