Our Way
of Ra-a-men 97
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またまたやって参りました。
食べログの『福島市・飯坂温泉×ラーメン・ランキング』を見ましたら、一位は不動の「伊達屋」で、以下「うろた」「えなみ」「くをん」の姉妹店がランクイン。5位には何とラーメン専門店ではなく「餃子照井」!
おーまいがっ!!
もはや僕が愛した「アッサリ醤油」系統のラーメン屋さんは「伊達屋」が孤塁を守るのみ。いやぁ…時の流れを感じます。
(「会津若松周辺」の同ランキングでも、一位は「ラーメン二郎 会津若松駅前店」、二位は麺処会津若松を吹っ飛ばして猪苗代町の「奥裏磐梯らぁめんや」…時代は確実に変わってしまったのですね。)
そんなある日・・・
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ロクマルらーめん
(南福島店) |
激安床屋の待合テーブルに会った「シティ情報ふくしま」のラーメン情報を眺めていましたら、「ロクマルらーめん南福島店」の淡麗醤油ラーメンの記事が。
場所はパチンコ屋キャビン・プラザの隣とある…
(あんな場所にラーメン屋なんかあったかなぁ?)
たしか、キャビン・プラザの裏側になら、ロシア美女がいる「○×△□(まるばつさんかくしかく)」という、味噌ラーメンにチーズを入れる不思議なラーメン屋があったはずだが…。
ともあれ、今や絶滅危惧種となりつつある「アッサリ醤油」の新店舗とあれば、僕がしっかりと検分しなくてはなるまいな。(うむっ!)
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 ロクマルらーめん!
(かくかくしかじか)…というワケなんだよ、ケイ子。
あのロシア人の店、潰れたんじゃないの? で、その後釜…。
なにせ「シティ情報」でチラと流し読みしただけなので、場所についてはあまり自身が無く、取りあえずキャビン・プラザを目指して行ってみることに。
ここがキャビン・プラザ…この辺りだなぁ。
あったよホラ、駐車場の角!!
~ということで、早速、パチンコ屋の駐車場(共用)に車を滑り込ませました。
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パチンコ屋駐車場
(共用) |
やっぱ、「〇×△□」とは別だったんだ…。
実は、パチンコ屋の駐車場の中に食堂が併設されるのは良くあるケース。
このパチンコ屋に来たことは無く、そもそもパチンコをやらなくなって久しいので、ここの『元』は何であったのか定かではないけれど、そういう「食堂」の跡にできたラーメン屋と目されます。
ああ~ 向こうも新しい店に変わってる!?
ケイ子が指さす「○×△□」の方面を見ますと、黄色地に赤のド派手な看板が。
これは、「コン・・・
なんでコンゴなの? ロシアからコンゴに宗旨替えしたか。
いやケイ子、あれ「コング」だし!
髑髏島の巨神か。
なワケねーだろ~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
どうやら「○×△□」のラーメン屋は「ラーメンコング」という店に変わっているらしく、ド派手な看板に添えられた写真から判断すれば、やはりココも流行りの二郎系…僕が言うところの油ギトギト、にんにくモリモリで味が濃い、(いかにも身体に悪そうな)"野獣系”のラーメン屋のようでありまする。
←(ブルータス、お前もか!)daddy
ということで、後からこの「コング」のラーメンを調査してみるとこんな感じ。
(コレはもはや…)
まるっとお見通しだっ!!
さて、目的の「ロクマルらーめん」の方はと言えば、駐車場の角の辺りに、こんな風に鎮座しておりました。
正面の国道4号バイパス側には「入口」がなかったのですが、チョット見、こちら側にも入り口は見えません。
ハテ、どこから入るんだと思いながら、廻り込んでいきますと…
駐車場出口の脇か?
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ロクマルらーめん入口
(駐車場の出口側) |
ちょっと入りずらいと言いますか、危険な感じ…。
店の方でもそれを察知してか、ご覧のように赤の三角コーンが立ててありました。
構造的にはどうなんだろ、うむぅ…。
2 本日のご注文!
ほぅ、券売機か。
やや狭めの入り口を入りますと、右側に券売機が。
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券売機
(ロクマルらーめん) |
その上方には、お勧めメニューのパネルが掲げてありました。
ほぅ、なるほど。あれ……??
と、ここで違和感を発見。
立三列に色分けされた一番右側が「濃口辛味噌らーめん」のバリエーション、中央の列が「濃旨味噌らーめん」、そして左の列が「特選醤油らーめん」…あれあれ?
そうです、「シティ情報ふくしま」に掲載されていた「淡麗醤油らーめん」が無いっ!?
写真を拡大するとこんなふう…。
おーまいがっ! Σ(°д°lll)ガーン
と思いきや、券売機の方にはちゃんと「淡麗醤油らーめん」が。(ホッ)
どうやらこの店では、新メニューとして「淡麗醤油らーめん」を追加したようであります。
←(パネルの修正が間に合わなかったのか…。)daddy
僕は淡麗醤油の大盛りに半チャーハンかな。ケイ子はどうする?
別なのがいいよね…濃旨味噌らーめんでいいわ。
~ということで食券を購入。
入ってすぐ窓際の席が空いていたので、ここに陣取ることに…。
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店内風景
(ロクマルらーめん) |
上の写真は、僕らの席から入口方面を撮ったものですが、店の奥(南方面)はどうなっているかといいますと…
こんな感じに、突き当りに調理場の品出しカウンターがあります。
そして、写真左にカウンター席が設けられていますが、その目の前は通路付きの壁。ちょっと不思議な構造になっております。
このカウンターはずず~っと長く伸びておりまして、この手前奥(東・駐車場側)はこんなふう。
カウンターを挟んだ向こう側にもテーブル席が。なかなか凝った造り…と言いますか、あまり機能的でも無いような気がするのは僕だけでしょうか。
(ホラ、危険な駐車場出口側に狭い「入口」があることといい…。)
このロクマルらーめんは全国チェーンのようであり、もしかすると、全ての店舗が同じ構造になっている‥‥たまたまここでは、入口が走行路側になってしまったのかもしれませんが。
3 淡麗醤油らーめん!
さて食券を、お店の中をハンドリングするお兄さんに渡しまして…
かくかくしかじか…。
ハーイ、お待ちくださいませー!
ということで、テーブルの上に目をやりますと、ここにも『ロクマルらーめんのこだわりグランドメニュー』が。
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店内風景
(ロクマルらーめん) |
あらららら…ここにも「淡麗醤油」は影も形もありません。期間限定メニューの「冷やし担担つけ麺」はあるのに。
(だめじゃん。)
CJふくしまで、「淡麗醤油」のお勧め写真を見たのが、少なくとも一か月ほど前。
なのに、店内のポップに反映されていないとは、売るつもりがあるのか無いのか…。
もしかすると本当はあまりお勧めではないのかもしれない‥‥一抹の不安が胸をよぎるのでありました。
で、調味料などはコチラ…
箸は割りばし。よしっ合格!
そして、冷水ポットに餃子三点セットに爪楊枝とティッシュ。ラー油の容器は油が廻り込みにくいものになっており、こちらも及第点。
(おや? 箸箱に何か書いてある…。)
「6」のつく日は、ロクマルの日 ~お客様に感謝をこめて~ 毎月、6日、16日、26日は餃子半額 240円→120円 ※テイクアウトも承ります。
をを~ コレはいいんじゃないの。思わず日付を確認…1日だ。(チッ!)
でもって、壁にはさらにこんな張り紙も。
【会津地鶏の卵使用】~贅沢!至福の~ 玉子かけご飯 ※「特選牡蠣だし醤油」をかけてお召し上がりください! お席で現金で承ります。250円
ぅわ~旨そうだぁ! ね、ケイ子?
大盛りにチャーハンも頼んだでしょ! ホントに釣られやすいんだからモゥ!
そうだった~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ (てへペロ)
~などど、いつもの夫婦漫才を繰り広げておりましたら…。
おまっどさーん!
お、キタキタ~!
さあ来ましたよ、まずはケイ子の濃旨味噌らーめん。
コレだぁ!!!
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濃旨味噌らーめん
(ロクマルらーめん) |
をっ、コレは旨いね~ 見ただけで分かる。
それにしても、何だ、右側の異様な大きさの穂先メンマは!?
ケイ子、ちょっと持ち上げてみ!
ぅをををを~ こんなの初めてぇ♪(^0^)/*
てかコレ、デカすぎね?
ぜって~一口で喰えねーだろ! ←(嬉し怒り)
麺はどうなんだ? ケイ子、リフト、リフト!!
ほいっ!
うん、中太麺。悪くないぞ。
はい、コチラが淡麗醤油になります。
待ってました~!
それが……コレだぁ!
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淡麗醤油らーめん
(ロクマルらーめん) |
こっ、これわぁ!!
これも見ただけで分かる。絶対に旨い!
しかも、味噌ラーメンの中太麺に対し、な、な、なんと、平打ち太麺の手もみ縮れ麺だぁ!
ま、まさか喜多方ラーメン系!??
そして、味噌らーめんの白髪ネギに対して、こちらは微塵切りのネギ。小口切りは多いが、形を揃えた四角い微塵切りとは、中々に手が込んでいる。
そしてカイワレで爽やかさを演出とな。いーんでねーの!
~と、あっという間に完食し、ケイ子の味噌らーめんも少々いただきました。
総合的に及第点でしょう。
絶賛とは行かないのは、このシミッたれたチャーシューの減点。ぅわコレ、パサパサだよ。でもって薄っす~い。ピラピラ。ここまで頑張って、なんでそこで手を抜くかなぁ…。
もう一点は、麺の茹で方。麺に火が通っておりません。
博多ラーメンで「バリカタ」や「粉払い」が許されるのは、あの独特な麺であってこそ。これでは、単に時間短縮のために「生煮え」で引き揚げたと謗られても止むを得ますまい…。
をっと、半チャーハンを忘れていました。
ま、コチラはフツーです。幸楽苑の半チャーハンとよく似ています。
良いラードを使えばもっと美味しくなるはずなのに、その風味が感じられない。
まさか、植物油を使っているのではありますまいな。(と思うくらい風味が薄い。)
(やや残念…。)
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全景
(ロクマルらーめん) |
全般的にはホメるところも多く及第点なのですが「ちょっと残念な部分」があります。
この辺り、CJふくしまで「淡麗醤油」を告知しておきながら、店のポップやメニューに書いていないチグハグさと相通じるものがあるような気がします。
でも、トンコツ系や野獣系ばかりが幅を利かす当世、正統派の延長上にあるこういった店は貴重です。
どんどん成長していって欲しいと思います。頑張れロクマル!!
という感じなんだけど、どうだったケイ子?
ネギは地球上から追放すべきだと思うわ。(ワタシ嫌いだし)
それ、個人的すぎ~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
お後がよろしいようで。
いや~ ラーメンってホントにいいもんですね~♪
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end of the “その97 「ロクマルらーめん」” ///
《追伸》
麺の茹で方の件で思い出しましたが、福島市周辺のパスタ屋では一時、『鋼のアルデンテ』が大流行しました。
完璧なパスタの茹で方は、麺の中心に「糸一本」の白い部分を残して茹で上げる。それがアルデンテ。テーブルに到着した時に「完全体」が出来上がりますから。
ところが何を勘違いしたのか、食べ始めどころか食べ終わりまで中心が固いままのパスタを供する専門店が何店もあったのです。
まあ、老舗のお店ではそういうことは無く、どちらかと言うと「本場帰り」・「新進気鋭」といった若いシェフの店に多かったように思います。(粟ちゃんが時々行くあの店もそうだよね…。)
これは、僕的には全く美味しくない。第一、身体に悪い。
まあ、ここ最近、そういう嫌な経験が無いのは、そういう店を僕が避けているからなのか、『鋼のアルデンテ』のブームが去ったからなのか定かではありませんが、落ち着きを取り戻した感じです。
ラーメンの場合も同様で、テーブルに運ばれた瞬間に"芯が消える”のが絶妙な茹で方、だと僕は信じます。
喜多方ラーメンの場合、太麺ですから、茹で時間は当然にその分、長くなります。それはいいんです。それで美味しいんですから。
ところが、僕が昔、愛してやまなかった幸楽苑は全国展開が進むにつれ、喜多方伝統の平打ち太麺を捨て、茹で時間短縮・客回転廻しのために細麺に変えてしまった。これは本当に悔やまれる出来事でした。
その後幸楽苑は、ブラック企業体質が報道されたり、くるくると目先のメニューを変えたりとブレブレ…。太麺を捨ててまで進出した都会でも、結局ライバルのチェーン店に押されて経営的には敗勢です。(野獣系ブームというのもありますが。)
麺の茹で方ひとつにも、いろいろなドラマがあるものです。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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