Our Way
of Ra-a-men 94
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またまたやって参りました。
6月某日、僕はヨッシーとともに会津の発掘現場へ視察に行くことに。
プライベートではたびたびケイコと会津へ行っているものの、仕事で行くのは今年度に入って初めて。
さて、わが財団の若きエースの一人であるつるちゃんに任せた会津現場の状況はどんな具合でありましょうか。 (ドキドキ)
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某発掘現場
(in 下郷町) |
現場到着は13時の予定ですけど、お昼はいかがいたしましょう?
せっかく若松から南に行くんだから、芦ノ牧温泉手前の『牛乳屋食堂』かな。
『牛乳屋食堂』とはラーメン道その11で紹介した上三寄ラーメン三店舗の一つ。
エート、アレを書いたのはいつだっけかな・・・おっと、10年前!?
手打ちラーメン@牛乳屋食堂
会津若松市の南にある上三寄には、この『牛乳屋食堂』と『うえんで食堂』、『坂下屋食堂』の三軒のラーメン屋が至近距離でシノギをけずっておりまして、いずれもぶっとい手打ち麺が特徴。
いずれがアヤメかカキツバタ、甲乙つけるのは至難のワザながら、僕が最も多く行っているのが『牛乳屋食堂』でございます。
“ラーメン屋なのに牛乳屋とは、ハタ面妖な!”とお思いでしょうが、大正時代末期、この店がオープンした時はまさしく牛乳屋だったのです。
←(ヤギの乳なども販売していた。)daddy
やがて、“牛乳だけでは生活が苦しい”ということで、創業者のじいちゃん&ばあちゃんが中国人からラーメンの作り方を教わって始めたラーメンが大評判に。
以後、代は変われども“創業の味”を愚直に守り続けてきたのがこの『牛乳屋食堂』。
うっ、思い出すだけでヨダレが…。
最後に食べたあの日からもう10年・・・これは是非とも検分せねばなるまい。
いざ往かん、敵は幾万ありとても!!
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 いざ、上三寄へ!
そろそろ芦ノ牧温泉ですよ。間もなくですか?
たしか会津鉄道の芦ノ牧温泉駅の前だったと思う。ん…あの辺かな?
国道121号線を会津若松方面から南下し、芦ノ牧温泉へ入る直前、大戸町上三寄の集落に三軒のラーメン屋がひしめいているはず。
この辺が芦ノ牧温泉駅だから…
お~アソコだ!!
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牛乳屋食堂
(in 上三寄) |
なるほど、『牛乳や』の赤い大ノレンが出てますね!
や~懐かしいなぁ、ここまで来るのは10年ぶりだよ!!
時刻は間もなく12時…とはいえ、ウィークデイだけに、かなり閑散としております。
でも逆に駐車場が混んでなくてよかった。ってか、一台もいなかったけど…。
アレ? なんか札が立ってませんか。
どれどれ・・・ ええ~っ!
←本日定休日
何たること!
今日は木曜日。わざわざ定休日の水曜日を外して来たというのに、まさかの臨時休業…。
困りましたね。
いや、大丈夫。『牛乳屋』がダメでも『うえんで』や『坂下屋』があるはず。ここが上三寄の強いトコ。
ホラ、道の左側に『うえんで』が。「らあめん」の幟も立ってるよ。
早速、車を移動し、我らは『うえんで』の駐車場へ。
ホラ、店の電気も点いてるし、車も何台か停まってるし。
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うえんで食堂
(in 上三寄) |
(アレアレ? 店がずいぶんキレイになってる…建替えしたのか!?)
昔の(10年前の)『うえんで食堂』と言えば、雪に埋もれて今にも潰れそうな古い建物のイメージが。
茶色に塗った壁に、ソコだけやたら目立つ黄色地に赤い手書き看板があったはず。
えーと、昔の写真無いかな…
おっ、これだ!!(↓)
10年前の『うえんで食堂』
ここは何が美味しいんですか?
うん、味噌ラーメンは避けた方がいいかも(笑)
10年前、ラーメン道その12「うえんで食堂」の時に食べたのが味噌ラーメン。
その記憶だけはマザマザと残っており、とにかく野菜がてんこ盛りの典型的な“田舎味噌ラーメン”であったはず。
その具材の量たるや、“お野菜たっぷり、ヘルシー♪”なんてレベルでなく、麺に到達する前に気持ちが折れるくらいの“キャベツの壁”が立ちはだかります。
まあ、そういうのが好きな人にはたまらないのかもしれませんが、『最初に麺』から行く僕にとっては“苦手なタイプ”とあいなります。
ま、メニュー見て決めよう。 (変わってるかもしんないし…。)
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店の玄関
(うえんで食堂) |
さて、10年ぶりの新生・うえんで食堂。
そこには、どのようなラーメンが待っているのでありましょうか?
2 本日のご注文!
店内に入りますと、明るい照明に木の香りがしそうな真新しい内装の壁が。
もちろん、店のカタチ自体が変わっており、最近、全面改築を行ったものと見えます。
いらっしゃいませ。お好きなところへどうぞ♪
出迎えてくれたのは、若くてキレイなオネエサン。
(もしかして代替わりもしたのかな?)
と、僕らは、店内が見渡せる一番奥のテーブルへ。
いやぁ…テーブルも椅子も全部新品だぁ!
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店内をながめるヨッシー
(うえんで食堂) |
店内には、先客の姿がチラホラと。
この集落に入ってから人の姿を見ていないので、まあ、こんなものか。
それにしても、かなりの座席数。これが全部埋まることもあるのだろうか。
テーブルの上には、調味料や箸、楊枝が。
←調味料立て
さて、何をたべようかな…。
部長、おしながきはコレです。
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おしながき
(うえんで食堂) |
「中華そば」に「チャーシュー麺」に「みそ中華」、そして「もやし中華」に「やきそば」のラインナップ。
それぞれ、上段に白枠で『普通麺』、下段に『手打麺』の文字が。
『普通麺』は「中太・縮れ麺」で、『手打麺』は「極太・縮れ麺」とあり、手打麺の方が80円ほど高い。でも何故か「中華そば」だけ普通麺が570円、手打麺620円で50円増し。
(何故なんだ?)
←(謎だ…。)daddy
また、左側が「並盛」の値段で、右側が「大盛」。
こちらは全てパラレルに「大盛」110円増しとなっています。
ってことは、中華そばの手打・大盛のコスパが高いですね。それにしよ。
…とはいえ、今日は結構お腹が空いている。
ええい、清水の舞台からバンジー・ジャンプしたつもりでこっちはチャーシュー麺だ!
おね~さ~ん、中華そばとチャーシュー麺。両方、手打の大盛りで!
しょーちしました。うふ♪
おねがいします。でへ♪ ( ̄▽ ̄)
これにて、本日の注文は確定。
うん、なかなか感じのいい店ではないか。
部長‥‥
ん?
美女には弱いですね。
あ~れ~! ヾ( ̄0 ̄; )ノ
3 極太・中華そば!
それにしても、真新しい店は気分がいいです。
何といっても店内が明るく清潔。10年前のような“場末感”はありません。
それに従業員が‥‥ま、それはいいか。
マンガ本もありますね。 (向こうむきだけど…。)
見れば、店の中央を仕切る棚のところに雑誌類が。
この向きだと、こっち側からは何が置いてあるのか不明。うん、残念。
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書籍棚
(うえんで食堂) |
おまたせしました♪
ほどなく注文の品が到着。
お店が空いてるだけあって、出来あがりも早い。
まずは、ヨッシーの手打中華そばの大盛り。
むむむっ!
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大盛中華そば
(うえんで食堂) |
一目で驚く、極太麺の太さ!!
(こいつぁ、どう見てもウドン並みだ!)
でもって、チャーシューがやたらとデカイ。
待てよ……
これがチャーシュー麺になったら、どんなことに!? (あわわわわ…。)
こちらがチャーシューになります♪
えぇ~!
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大盛チャーシュー麺
(うえんで食堂) |
(麺が全然見えねぇ…)
何たるボリューム! 何たる麺の太さ!
こんなに…… ホントに食べられるのだろか。
どれどれ、まずはチャーシューをかいくぐって、中の麺を。
おっ太い! しかも長い! つまり巨大だ!!
←超・極太麺
味はどうなんだ? ズズズズ~~
………………
うんめぇ~! ヽ(`∀´)ノ ウヒョー
思いのほか優しい味。会津伝統の鶏ガラ・昆布・イリコを中心としたスープ。
それをこの極太麺が絡めとってくる…。
これなら、いくらでもイケる!!
問題はこのチャーシューだ。
………………
何だコレ! 旨いじゃないか!?
味付けが抜群。硬いかと思ったら、適度な脂身のサシが入って絶妙に食べやすい。
これなら、いくらでもイケる!!!!!
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二つ並べて
(うえんで食堂) |
ということで、あっという間の完食。
うわぁ・・ ここでは最初から醤油味を食べればよかったんだ。
この醤油味のスープは味の素も入ってるな。でも昔と違って、鶏ガラや昆布、イリコの出汁をしっかり採ってあってバランスがグッと良くなってる。
最近は、どうしてもスープが残るんだけど、今日は残すのがもったいないな。
だけど、あとから喉が渇くからチョットだけにしないとな。
もう歳だしな…。うんうん…。
ぷはーっ!
やっちまった~!
“お約束”ですな…。
ということで本当に“完食”して、僕は一足先にあらかじめ確認しておいた喫煙所へ。
ここは店の奥にある屋根付きのスペースで、本当は車のガレージではないかと思われ…。
前も後ろも吹き抜けになっており、目の前はお客様駐車場で、その向こうが広い田畑。
やはり大自然の中で一服するのってサイコーだな。
山の森林から流れ込むオゾンが身体の隅々まで清めてくれるような気がする。
思わず深呼吸。 すーは~すーは~ (ん~オゾンがうまい♪)
アレ?(あの車、なんだ?)
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清掃車
(うえんで食堂) |
なにぃ!汲み取り車ァ~!?(オゾンじゃないのかよ!)
お後がよろしいようで。
いや~ ラーメンってホントにいいもんですね~♪
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end of the “その94 「うえんで食堂」” ///
《追伸》
つるちゃんが進めているのは、会津縦貫南道路の建設予定地。
昨年度までで会津縦貫北道路が全面開通したので、今度は会津若松から南会津町までの南道路の整備に入っています。
現在の発掘現場は、ちょうどその中間地点に当たる場所で、現場の北側・南側はトンネル工区となります。
ここを起点に、南北へと整備が進められていく重要な地点となるのです。
しかしなぁ・・・
高速道路で便利になると、中間を通過してしまう車も多くなるのかな?
いや、せっかく上三寄の三大ラーメン屋があるんだから、アクセスが改善されてお客さんが増えるかも。
頑張れ『うえんで』、頑張れ『牛乳屋』、そして『坂下屋』!
僕らは会津のラーメンが大好きさ!!
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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