Our Way
of Ra-a-men 90
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
現在「葉羽のコーヒーブレイク」をリニューアル中なのですが、もともとあのコーナーは、ネタを軽く書き留めておいて、後から通信やらcinemaやらラーメン道に完全版で載せるつもりだったのです。
←(だんだんと“奇妙な話”というコンセプトに変化してるが。)daddy
ところがっ!
忙しさにかまけて初期の目的を放置していたのですが、今回のリニューアルのため読み返してみると、あるわあるわ・・・ラーメン道ネタが!
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こうみ家(※移転後)
(in 会津若松市) |
ということで、その中でも特に面白いと思った話をこちらにアップし直します。
テーマは“逆上ラーメン”、お店は会津若松市の「こうみ家」。現在は駅前大町通りに移転しているとんこつラーメン屋さんでございます。
ほんじゃ、行っちゃいましょうか!!
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
ラーメンを食べる時に何が大事って、それは“一気呵成”。だらだらしてたら、麺はノビるわスープは冷めるわ、良いことはありません。
だから、ホラ、僕はいつでも準備万端!
ふっふっふ…この「こうみ家」に来た時はネ、ラーメンができるまで、こうやってニンニクを潰して待ってるんだよね。
これが、ここのトンコツスープに絶妙に合うのさ、だーっはっは!
まずは皮をキレイに剥いてと…。
次に、ニンニク潰し器にこう入れてと…よし!
これで、いつラーメンが来ても大丈夫。
さあ来い!ラーメン大盛り・縮れ麺・固茹で!
「はーい、お待ちぃ!」
お!キタキタ!
早速、ニンニクをぎゅっとやってと…んでもって一気呵成!
あー、んまいっ!
このため生きてるぅ!!
と、その時…
お隣の若衆にもラーメンがドンと。
ん?ナニナニ、これからニンニクの皮を剥くんかい!
あ~ぁ、もったいないよ、そんなことしてちゃ。
んとに、準備の悪い奴っちゃな。
そんなこと今からやったら、麺はノビちゃうしスープが冷めちゃうだろが!
あ! おいおい…
それはちょっと欲張り過ぎだよ。
そんな大きいの入れたら、ニンニク潰し器が握れないだろ。
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←ニンニク潰し器 |
ほーら、言わんこっちゃない、やっぱり潰せないじゃないか。
え、ナニ? 両手でやる?
そこまでやる!?
(ちっ……)
おい、そんなことより、早いトコラーメンを食べようよ。頼むからさ。
あらららら、結局あきらめて一個戻すのかい!?
皮剥いてドンブリに戻したら、次の人が嫌がるだろ…しょうがないから皮入れの方に捨てるんだよ…あ、そうそう、もったいないけど。
さー、早く食べないとノビちゃうよ。
え、コショウ! …ま、コショウはしょうがないか。
なに、酢も入れる!?
…いや、別に非難はしないよ、人間好きずきだから。
でも、早く食べてくれよ。
せっかく、一番おいしいタイミングで出てきたんだからさ。
よし、箸を割った。
さ、そこで思い切って行ってくれ! 旨いぞ、ここのラーメンは。
あーーー!! ∑(; ̄□ ̄)
お箸、落としたぁ!?
(ナニやってるんだね、チミは!?)
いいんだよ、3秒以内ならダイジョブだから。
これは、青年海外協力隊ルールなのさ。
さ、拾え! …って、やっぱりもう一膳か。
まあ、そこはしょうがない。
←(現在は塗り箸)
よしっ!今度こそ食べてくれ、スープが冷める前に。
おーい!こら!
ナニを隣のおネエちゃんとしゃべってるんだ! …ったくぅ!
ホラ!ホラ!
いくら温厚なボクでも怒るよ、ホントに!
ん?
やっぱり麺からいかない? …スープから?
ま、それもいいだろ。
さ、飲んでくれ!
旨いぞ!
そして感動してくれ!
天下一品だからな、ここのトンコツスープは。
よぉ~~しっ! 飲んだ!
どうだ!?
どぉ~ぅだ、驚いたか!!!!!!
・・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
「うゎッチチ!!」
猫舌かよっ!!!! ∑(; ̄□ ̄)
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end of the “その90 「逆上ラーメン」” ///
《追伸》
岸波 この話を書いたのは(体験したのは)まだ、会津の県立博物館に勤務している頃。
まあ、6年も前ということになります。
したがって「こうみ家」の場所も移転前で、会津若松市蚕養町にありました。
あの頃は若いニイチャン二人で頑張ってましたが、とにかく革新的な旨さ。トンコツの苦手な僕もここのラーメンだけは文句なしに旨いと感じていました。
まだ移転後には行く機会がないのですけれど、食べてきた仲間の評判によりますと、現在はかなり味が変わってしまったとのこと。(良くない方に)
しかも今回、写真をチェックしてみますと、僕の言うところの『不味いラーメン屋の自白』である塗り箸に変わっているではありませんか。うむむむむ・・。
いや、もちろん塗り箸でも美味しい店はあるんですよ。(非常に割合は少ないが)
だから、割り箸好みでも塗り箸好みでも、それはお客の勝手・お店の勝手なんですけれど、実際食べてみた結果から言うと『塗り箸=それほどでもない店』という不思議な法則があることに驚いているのです。(少なくとも福島県では)
しかしなぁ…自分のヒイキだったラーメン屋の評判が落ちるというのは、かなり悲しい。
是非とも頑張って、かつての栄光を取り戻してくれることを祈るばかりです。
~ということで短い話でしたが、今のラーメン道のスタイルはちょっと長編になりすぎてるキライがありますので、たまにはこういうのもいいかなと。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
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