Our Way
of Ra-a-men 79
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか〜!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
前回の「サヨナラもみぢ食堂」を書いてから、はや半年。
サイトの移転作業でしばらく書いてなかったけど、もちろんラーメン喰ってますよ〜!
で、4月からの新しい僕の職場は、福島市信夫山の南側、福島県文化センターのチョイ南手のあたり。
しかあしっ!
なんと、この近所にはラーメン屋が無いっ!? (ええ〜!)
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まるた食堂
(福島市花園町)
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実は、桜の聖母短大の近くに、しいたけ味噌ラーメンやカレータンメンが名物の「まるた食堂」があるのをチェックしていたのですが、3月末に車で通りかかると・・・
ぬゎんだすてっ! 店主が入院加療中のため当分休業っ!?
目の前が真っ暗でございます。この僕がいったい何をしたというのでしょう。
←(関係ないと思う。)daddy
さて、いったい新しい職場でのラーメンライフはどうすればいいのか?
周囲を探索してみても、あったのはうどん屋が二軒だけ。うむむむむ・・。
ねぇY課長、ラーメン食べるには、車で信夫山の北のEAONの方まで行かなきゃならないのかな?
(Y課長←ヨッシー) 車で行くんだったら、県庁の方まで南に行けば? ホラあるでしょ、「五十番ラーメン」とか。
そうかぁ・・じゃあ、南に行ってみます。「五十番」・・・ってことは「げんきだま」とか「石狩」も近いか。
そんなワケで、“ポストもみぢ食堂”のラーメン屋を決めるため、その週末、ケイコとともに、県庁方面ラーメン屋の再探訪を行うこととなりました。
有力なのは「五十番」、「げんきだま」、「らーめん石狩」あたり・・・ということで、しばらく訪れていない「石狩」を目指すことに。
さぁて、あれから6年の歳月。石狩は、いったいどんなふうになっているのか?
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 あれから六年!
忘れもしない六年前、「石狩復活!」の報を受けて食べに行き、うれし涙のうちにラーメン道『わが青春の石狩らーめん』を書きました。
※新・僕達のラーメン道その37「わが青春の石狩ラーメン」>>
息子さんが再開されたということで大感激だったのですが、その時食べた時点では、やや脂が多く胃にもたれる感じのラーメン・・。
ケイコが食べた塩タンメンの方は比較的あさっりめだったのですが、逆にスープのコクが足りず、野菜が多すぎてややバランスがよくない。
←(うむむむむ・・。)daddy
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六年前の塩タンメンの写真
(in 石狩らーめん) |
しかあしっ!
それは開店して間もない頃の話。きっとこの六年の月日が、彼を大きく成長させてくれたでありましょう。
だって、僕の青春のラーメン・・あの“石狩”の親父の息子なんだもの。
間違いない! そうに決まった! なんか文句あっか!
〜ということで期待に胸が膨らみ「らーめん石狩」へ一直線、通りに面したウィンドウには『石狩円盤餃子』の大判ポスターが。
ををををを〜!
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ら〜めん石狩
(福島市大町) |
聞くとところによれば、この若主人、地域のいろいろなイベントに積極的に協力し、福島名物『円盤餃子』を広めているとか。
(ホントにいい青年だなぁ・・)
三歩下がってケイコの影を踏まず、いざ、店内へ突入〜!
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いざ、ら〜めん石狩!
(福島市大町) |
入り口に行列こそ無かったものの、店内を一瞥すると・・・
(うわっ、超満員!)
そうなのです。現在の石狩は泣く子も黙る超・人気店。
後日、明らかになりますが、お昼時は行列覚悟がなければ食べることはできないのでありまする。
←(職場から遠いのにダイジョブなのか!?)daddy
2 本日のご注文!
この日はちょうど食べ終わったグループが二組あり、ケイコとラッキーなテーブル席へ。
カウンターは満席で、その向こう側では店主が勢いよくラーメンの“水きり”をやっております。
(うむむっ、これわぁ・・。)
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ら〜めん石狩
(福島市大町) |
目に飛び込んで来たのは、若主人の調理の手際の良さ。
6年前とは比べるべくもなく、ズラリと並べたドンブリを目にもとまらぬ速さで捌いていきます・・・素晴らしい。
成長したなぁ!(うっうっ・・。)
で、ふとテーブルを見ると・・・
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割り箸
(福島市大町) |
何と、割り箸が復活している!
そうそう・・・僕は塗り箸でラーメンを食べるというのは、どうしても理解できない。
実際、塗り箸しか置いていないラーメン屋はたいてい不味い店。
これはもう統計的にそうなんだから、どうしようもない。(うんうん)
で、この石狩も新装開店当時は塗り箸しか無かったのです。
晴れて美味しい店になったので、塗り箸を卒業・・・おめでとうございます!
(閑話休題)
さて、注文はどうしようか・・・?
(さて、注文は何にしようか・・?)
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本日のおすすめ
(福島市大町) |
ふと、壁を見ると、『本日のおすすめ』が。
(ほぅ・・辛みそチャーハンセット・・。)
青春の石狩には「辛みそ」は無かったので、これはジュニア・オリジナル。
しかし、それよりも気になるのは『(細めん使用)』の一言。
たしか開店当時訪れた時には、そもそも余り太くない麺であったはず。
もしやっ!!
遂に僕の大好きな太麺をデフォルトで導入したのではと、気持ちは昂るばかり。
ちなみに「辛みそ」はメニュー表の表紙にもなっている。
ホレ、この通り!
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メニュー表
(福島市大町) |
なるほど・・『当店一番人気!自家製のからし付で野菜がたっぷり』とある。
(自信作のようであるな・・。)
しかし、デフォルトが太麺になっているのであれば、これを食さない手があろうか?
いや無いっ!(きっぱり)
〜ということで、メニューの中身を拝見。
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ら〜めん石狩
(福島市大町) |
《醤油味》、《みそ味》、《塩味》と王道の三種そろい踏み。
おやっ?!
《塩味》のところはいきなり『レモン入りピリカラ塩ら〜めん』から始まっている。
わたしそれにするわ♪
ソッコーかよ!
よく見れば《醤油味》だけに「広東めん」や「坦々めん」があったりして、かなり工夫の凝らされたメニューになっております。
そして、《みそ味》のところに目が降りてくると・・・
なにっ!☆ひき肉ともやし炒めのみそら〜めん(さっぽろら〜めん風)?
・・・そうでございます!
これこそまさに、青春の石狩伝統の名物ラーメン。
福島で最も早く札幌ラーメンを導入した3店の一つであった陣場町石狩ラーメンでは、客の8割の注文がこれであったのです。(多分)
今の店が6年前に開店した当時は、“もやし味噌”自体はあったものの札幌ラーメンテイストから離れたニューウエーブ系のものでした。
ついに、青春のラーメンと会いまみえる日が再び来たのか・・(遠い目)
すいませーん!もやし味噌って太麺ですか?
はい、太麺ですよ。
じゃ、それの大盛りが一つ。あとレモンの塩ら〜めんが一つ!
ぃよっしゃー!!
3 青春のみそら〜めん再び!
運よくテーブル席をゲットした我々がカウンター席を見やると、こちらは満席のためぎゅうぎゅう詰め状態。
そのため、ちょっと太めのオジサンさんなんかが座るとホレ、このとおり。
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ぎゅうぎゅう詰め
(福島市大町) |
うむ、本当にラッキーであったな・・。
ここって、「らーめん」じゃないのね?
へ!? (何をやぶからぼうに?)
メニューよく見てみ。「ら〜めん」でしょ。
ホントだ! (気づかなかった・・。)
さらにメニューよく見てみると、店の名前も「石狩らーめん」ではなく「ら〜めん石狩」とある。小技がきいているのであります。
(閑話休題)
あ、さて〜
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三丁目の夕日
(福島市大町) |
ラーメン屋にマンガ本は無くてはならぬアイテムですが、ここのフェイバリット・ナンバーは「三丁目の夕日」。
ちなみに、最近この「石狩」とおなじくらい通っている「五十番ラーメン」は、同じ西岸良平の「鎌倉ものがたり」。
そんなワケで、このところすっかり西岸良平漬け。
改めて読んでみると、泣けるんだコレが・・。
昭和のノスタルジアはもちろんだけれども、子供の頃のピュアな感動や切なくなるような別れ、苦しかった初恋・・。
そうだ・・あの時もこの少年と同じ気持ちになったっけ。
え? 仲良しの同級生が転校でいなくなる!?
そんなぁ・・・・(うっうっ) (ノ◇≦。) ビェーン!!
おまちどうさま!
うわー!!
←(いつもの「お約束」だな。)daddy
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らーめん石狩
(福島市大町) |
これですよ、コレコレ!
これこそ30年間待ちわびた正調、“青春の石狩ラーメン”。
早速、あの頃と同じように、味噌ラーメンには酢!
(ヒゲメガネ犬) ん??
(※注釈:「ヒゲメガネ犬」さんのもう一つのペンネームが「味噌ラーメンに酢」さん。)
でもって、もう一つ・・「ラー油」!
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味噌ラーメンには酢とラー油!
(ら〜めん石狩) |
よし、スタンバイおっけー!
・・・いや待て、もう一つ。
『太麺』の具合を確認せねばなりますまい。
そぉ〜れっ!
どーーーーーん!
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見よ、この太麺!
(ら〜めん石狩) |
この見事な太さ、この見事な輝き!
キラキラきらきらと宝石のように輝いております。
輝きながら〜 大人のドアを開けて〜!
←(何のこっちゃ。)daddy
このカン水強めの極太麺がたまらなく美味い。
ぐにゅっと押し返す弾力、味噌スープとの相性も抜群。
そしてこのど〜んと載せたモヤシとニラとタマネギに、たっぷりのひき肉。
これぞまさに青春の石狩ラーメン!
いまここに完全復活!!
オラオラオラオラオラ〜〜 ←(スタンド攻撃か北斗百裂拳か)
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完全復活!
(ら〜めん石狩) |
一方、ケイコの『レモン入りぴりから塩ら〜めん』はこちら。
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完全復活!
(ら〜めん石狩) |
おぅ。何と端正な。
でもレモンだぜ、レモン。 ・・・柚子とかじゃないんだよ。
ほんでもって辛みそだよ、辛みそ。
・・・ほんとに旨いのかな。どれどれ・・。
うんまいっ!
コラ、わたしのを先に食べるな!
あわわわわ・・。
〜ということで「ら〜めん石狩」、新職場から出かけるラーメン道のローテーションの軸、確定!
ラーメンって、ホントにいいもんですね〜♪
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end of the “その79 「爆旨!/ら〜めん石狩」” ///
《追伸》
その後もら〜めん石狩に通い続け、自分ではすっかり常連のつもり。
で、ある時、店主に相談してみた。
あのね、僕、昔の石狩の常連だったんだけど、“ひき肉もやし”の味噌だけじゃなく、醤油も塩も食べたいんだけど?
はい、やりましょう。もちろん太麺で!
ということで、現在は“青春の石狩”テイストで、味噌も醤油も塩も食べられます。
もっともメニューには載ってないので、いわば『岸波スペシャル』なんですけど(笑)
ついでに言えば、僕と同じく太麺ファンの人は、店主に頼めばどれでも太麺にしてくれます。(値段は同じ)
それから、もう一つオススメは広東麺。
広東麺は県庁の『人民食堂』(※注:岸波命名)で金曜日だけ出るスペシャル・メニュー。
なので、金曜だけは『もみぢ食堂』でなく『人民食堂』に広東麺を食べに行ってました。
この人民食堂きっての超絶メニューに負けず劣らず、ここ石狩の広東麺も絶品。
だけど、“溶きガラシ”を付けてくれたら、更にいいんだけどな・・。
よし、この件も相談してみよう!
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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