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BGM "夢日和" by My WORLD |
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1 げんきに営業中!
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げんきに営業中 (げんきだま) |
やってるみたいよ。そんな混んでない。
ヤッター、苦節十年、満願成就! ←(ソコ、違うから。)
daddy
車を降りますと、駐車場に面したビルに重機が入って取り壊し中でございます。
東日本大震災の爪あとはこんなところにも。
この日はたいそう暑い日でございまして、クーラーが効いた車から降りれば熱気がムワッと襲ってまいります。
(暑っついな。さて何を食べるかな。・・おやぁ?)
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本日の限定「冷え冷え坦々」 (げんきだま) |
冷え冷え坦々!!
初めて見るメニューですが、それもそのはず〜『本日の限定』でございます。
でもなぁ・・・塩味も捨てがたいんだよなー。
あと、ワンタンもかなりイケル。
どうしたものか。
〜などと思案しながら、お店の中へ突入でございます。
このお店、たまに男性のヘルプを見かけることもありますが、基本は女性店長と美人アシさんのコンビで営業。
二人とも若いぴっちぴちのオネーサンで、たいへん愛想がいいのであります。
大切ですね、こーゆーことって。
ラーメンのスープをぐっと飲み干し「うまい!」と言えば、『うれしーですっ♪』と返ってくる。
大切ですね、愛嬌って。だーっはっはっは!!
←(はしゃぎすぎ。)
daddy
この日も、女性二人の黄金コンビで営業です。(別に男性ヘルプがダメだとかでなく。)
で、壁には、来店客の記念写真や書き込みがびっしりと。
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壁の「来店記念」 (げんきだま) |
『週間大衆のりました』とか・・・『ラーメンげんきだまさん さらに進化しています』などなど。
そうそう、このお店はとっても研究熱心なのであります。
『本日限定』というチャレンジ・メニューもその一端。
ちょっと来ないと消滅しているメニューとか、名前が変わっているメニューとかありまして油断がなりませぬ。
で、そんな「げんきだま」のメニューがこちら・・。
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お品書き (げんきだま) |
『味噌ラーメン一号』と、バージョン・ナンバーが付いています。
メニューの中央『10食限定ラーメン』には、『つけ麺一号』と『二号』が同時エントリー。
話を聞けば、どちらか評判のいい方を残すこともあるし、このまま行くこともある。
さらには、両方消えて『つけ麺三号』で勝負するかもしれない・・・と、臨機応変なのでございます。
自分たちが「成長途上」であることを、隠さずてらわず堂々公言しながら「より美味しいラーメン」を探求する姿勢・・・実に好感が持てます。
特にラーメンの場合、“人の好みは十人十色”でございます。
実際、この「げんきだま」に関する口コミを見ると・・・「もっとガツンと来るインパクトが欲しい」・「味が濃すぎるので背油や煮干を抑えて」など真逆の評価があるのです。(いやはや・・)
それに臆せず、できるだけ多くのお客さんに応えるべく、「一号」・「二号」を用意したり、複数の麺からチョイスできるようにするなど進化を追及する姿勢・・・若いのに大したものであります。
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限定10食メニュー (げんきだま) |
何になさいます?
私は、本日の限定「冷え冷え坦々」! (暑いし・・)
そんじゃ僕は、熟慮に熟慮を重ね・・・「鶏仙人ラーメン」の大盛り!
かしこまりました!
いつもと同じじゃん。
ええー!そうだっけ!? (確かに同じヤ!)
〜ということで、店の奥の一つだけある大きなテーブル席に陣取ったのでありました。
店の奥に陣取るのには、よんどころないワケがありまして・・・
実はこのお店、お茶がセルフで、お茶とともに“食べ放題”のお漬物類がカウンター奥に安置してある。
←(ちなみにご飯を注文した人は、自分で好きなだけ取り分ける。)
daddy
ほんのちょっとしたモノなんですけど、これが実に美味しいのですよ。
で早速、熱々のお茶とお漬物をキープ。
すると、ケイコが何かを見ています・・・??
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何かを見ています・・ (げんきだま) |
いったいぜんたい、何があるというのでしょうか・・。
をををををーー! コレわぁ!
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亀仙人 (げんきだま) |
亀仙人!
いやいや亀仙人もいるのですが、そうじゃない。
ケイコが見ているのは、テーブルの上。
そう。実はこのテーブル・・・・
わん・・・・
つぅ・・・・・・
すりー・・・・・・・
これだぁ!!
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ドラゴンボール (げんきだま) |
テーブルの上には、なんと『ドラゴンボール』のマンガが貼り付けてあるっ!
(去年来たときには、ありませんでした。)
ほぅ・・やるなぁ、オヌシ。
よっぽど、ドラゴンボールやゴクウやげんき玉が好きなのでしょう。
←(お店の名前にするくらいだしね。)
daddy
ただちょっと難点が。
右上から順に読んで行きますと、どうしても左の方に腰がずれていく。
というか、そうしないと見えない。(ま、そこは大目にみよう)
すごいねケイコ! 感動したー!
そうね。・・・で、このマンガなに?
ええー! (知らんのかい!)
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ドラゴンボール (げんきだま) ←テーブルの上。 |
僕が熟慮に熟慮を重ねたチョイス『鶏仙人(塩)ラーメン』!
僕が、この店で一番美味しいと感じているラーメンであります。
しかあしっ!
実は店主も、コレを食べてもらいたいと思っているのではないか?
何故ならば!
店主がわざわざテーブルにフィギュアを置いているのが『亀仙人』。
で、塩ラーメンが『鶏仙人』。
そうだっ! そうに決まった! だーっはっはっは!
←(メニューの最初に書いてあるしな。)
daddy
お待たせしました!
あわわわわ。
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鶏仙人ラーメン (げんきだま) |
出てまいりました、店主の代表作『鶏仙人』!
濃厚な甘〜いスープの湯気が立ち昇ってまいります。
そこに大きなチャーシューと海苔。
メンマは高級品の穂先メンマを惜しげもなく。
カイワレが一服の清涼感を演出しております。
しかあしっ!
このラーメンの本領はそこにあらず!
それはこのっ・・・ このっ・・・・ こっこ (あ、痛て!)
キラキラと光り輝くシコシコ麺こそ一丁目一番地!!
←(亀井の「郵政」かよ!)
daddy
しかも僕の大好きな縮れ麺がたっぷりの背油をまとい、折れ曲がる部分にはゴツゴツ感さえ感じるほどの太麺。
もう、どーにでもしてー!
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鶏仙人ラーメン (げんきだま) ←はふはふ・・。 |
で、ここだけの話ですが・・・。
←(いきなり何だ?)
daddy
ぢつは、この「げんきだま」には“大きな弱点”があるのです。
それは、こんなに美味しいスープなんですが、『麺に比してスープの量が少ない』ということです。
「鶏仙人」の最初の写真をもう一度みていただくと分かりますが、「麺・大盛り」で注文するとスープがほとんど見えません。(普通盛りも、やはり少ない。)
そのことは、店主自身も気付いています。
以前、店をオープンした当時は「大盛り」でなく「替え玉」をやっていました。
ところが、一食目を食べ終えると、ドンブリにほとんどスープが残らなかったのです。
このため、「替え玉」の注文がありますと、『玉二つ分、入れておきました』と一緒に出すようになったのです。
←(今は、「替え玉」自体消えている。)
daddy
店主のジレンマはよーく分かります。
何と知っても、この店のスープはたいそうお金がかかっています。出血大サービスです。
これ以上スープを増やせば、「出血」しすぎて死んでしまいます。身体弱いのです。
←(違うって。)
daddy
ということで、できるだけ「大盛り」は避け、サイドメニューか、いっそのこと二杯頼むのがいいです。(きっぱり)
←(要するに、そのこと忘れてたってワケだ…。)
daddy
さて、ケイコの“本日の限定”、冷え冷え坦々は・・・
おおーっ!
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冷え冷え坦々 (げんきだま) |
「げんきだま」が挑む新ジャンル。
「つけ麺」でも「油そば」でもない「まぜ麺」!
中央に盛り上がるのは肉味噌でありましょうか、その周りに大量トッピングした野菜はクレソンか?
はてさて、軽快にまぜまぜしたケイコの第一声やいかに!?
「げんきだま」の打ち出す新機軸は吉とでるか凶とでるか。
果たしてそれは「ラーメンの快挙」か「人類の暴挙か」!?
・・・・・・・・・快挙か?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・暴挙か?
ひょっぱ〜い・・で、かりゃ〜い。 ←(声出ない)
ええーっ!
(そ、そなのか? ・・・どれどれ)
・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
(ぁ・・
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ドンブリの底 (げんきだま) ←だけども食べちゃった〜♪ |
まあ、チャレンジですもの、成功もあれば失敗もある。
失敗こそ、明日の多いなる飛躍への一里塚!
負けるんじゃない! あの夕日を見ろー!
いや〜ラーメンって、ホントにいいもんですね〜♪
/// end of the“その67 「ラーメンげんきだま」” ///
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《追伸》
とても久しぶりの「ラーメン道」でございました。
だってね・・・
大震災あったもの。
で、母親が死んだもの。他にもいろいろあったもの。
だけど、やっぱりこの雰囲気が好きなんだな。
というか、ラーメンが好きなんだな。
ま、足の骨折が全快するまでは自由に出歩けませんが。
ということで、骨折前にケイコと行った時の話でした。
待てよ、あの「げんきだま」のこと、現在はメニューがすっかり変わってたらどうしよ?
まさか・・・・。
そんな・・・・・・・・。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !
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