Our Way
of Ra-a-men 54
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
こないだ乗ったタクシーの運転手さんに「会津で美味しいうどん屋さんて言ったらどこでしょう?」と聞きましたら、ちょっと考え込んで・・・
やっぱり会津は、ラーメンと日本蕎麦ですかね。
福島市ならオススメがあるんですが。
ええー! 実は僕、家が福島市なんですよ。
~ということで、大変、盛り上がりました。
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五目ヤキソバ
(中華五十番) |
なんでも、オススメの店と言うのが、JR福島駅の西、野田町にある「マルイチ神田軒」だというのです。
神田軒? かなり昔に行ったけど、ラーメンは、まぁフツーでしたね。
あそこはうどんが美味しいんです。手打ちですし。
まあ、だまされたと思って一回行ってみて下さいよ。
と太鼓判。 ・・・そこまで言われては是非とも試さねばなりますまい。
ということで、ラーメン道(?)、もういっちょー!!
1 予定変更!
野田町の神田軒ならば10年ほど前に行ったことがあるので、軽い気持ちでケイコとお出かけしたのであります。
ところがっ!
おっかしいなぁ。たしかこの辺にあったはずなんだけど・・。
たしかにこの辺だったわねぇ。
ところが、行けどもイケドモお店は見つからず。
その日はあきらめることにしまして、急遽、市内上町にある「中華五十番」へと方針転換を。
←(いきなりだネ。)daddy
上町付近でのケイコの用事を済ませまして、狭い路地から駐車場へ滑り込みますと、その手前がお店です。
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入り口
(中華五十番) |
「中華五十番」は、名前の通り福島市の中華の老舗。
昔、ここは遅くまで営業していたので、仕事が残業の時よく出前をとっていたお店です。
人気メニューは、「五目ヤキソバ」や「餃子」。
ここのヤキソバは、中華風の「かたヤキソバ」で、たっぷりかかった餡でメンが緩みはじめた辺りが凄くおいしい。
ということで、出前にはもってこいのメニューだったのです。
さっそくメニューの点検・・・ですが僕は、ここの看板メニュー「五十番ラーメン」が美味しいことを知っているので、迷わずソレを。
一方、ケイコは・・・
ふぅーむ、なるほど・・・
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メニュー帖
(中華五十番) |
どれが美味しいの?
五十番ラーメンなら間違いないけど、できれば僕と別のにしてもらって、五目ヤキソバかな。
うん、分かった。冷やしラーメン!
ええー!せっかく教えてあげたのに!
だって、暑くて食欲ないんだもん。
(・・・じゃ、聞くなよ。)
~ということで気の合ったパートナー同士、見事に意見がまとまり、ご注文でございます。
2 五十番ラーメン!
ここ、中華五十番のお昼時は、周辺のサラリーマンの常連客でいつも満員状態。
でも、ちょっと待っていれば大丈夫。
常連客は一人客が多く、たいてい豊富に取り揃えられたコミックを黙々と読み、黙々と食べ、あっさり出て行くので回転も速いのです。
常連さんたちでメニューを見る人は殆どおらず、入店するなり注文し、お好みの席に着くのです。
(うむぅ・・・ド素人と思われたんでは?)
~そんな当方の心配事を斟酌する人がいるワケもなく、早速に・・・
はいっ、お待ちぃ!
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五十番ラーメン
(中華五十番) |
早速、やってまいりました「五十番ラーメン」!
コレだよコレ! ケイコ見てみ、このツヤ!
あら、美味しそうじゃないの。
~ということで・・・
ああーっ!
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ケイコのお箸、またも乱入!
(中華五十番) |
うわー、オイチ!
(暑くて食欲無かったんじゃないのか?)
しかし、本当に美味しいこの五十番ラーメン。
写真では、色が濃くしょっぱそうに見えますが、決してそんなことはない。
なかなかどーしてバランスの取れた味加減であります。
具材のタケノコや白菜やキクラゲの火の通り加減も絶妙で、歯ざわりシャキシャキとフレッシュな部分を残してある。
でもって、中華調味料独特の「八角」の香りがそこはかとなく・・・。
スープの甘さ加減、熱さ加減も“さすが職人芸”と唸ることウケアイでございます。
ところで・・・・アレ、ケイコの「冷やしラーメン」は?
なんか、厨房で若い職人さんが親方から叱られてたわよ。
ん、そうなのか?
“作り直しだ”って、私の冷やしラーメン、捨てられてたもの。
ええー!
~と、何かいろいろとあったらしく、5分ほど送れて出てまいりました冷やしラーメンがコレ!
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冷やしラーメン
(中華五十番) |
ほぅー!! (これにすれば良かったか・・)
たっぷりのハムに若布にキュウリに金糸玉子に細切り鶏肉、中心には目にも鮮やかな紅ショウガ。
これぞ、“王道”の冷やしラーメンではありませんか。
届いた瞬間から、あたりに甘くて上質なゴマ油の香りがプ~ンと。
これが“ダメダシ”で作り直させられた、店主の自信作ね。
ケイコ、僕にもちょっとさぁ・・。
だめっ! ワタシが食べてから。
(暑くて食欲無かったんじゃないのか?)
心が寛容な僕は、微笑をたたえながらじっと待って最後にいただいたのですが、さすがこれも老舗の味ですね。
最近は冷やしラーメンもいろんなバリエーションが出てまいりましたが、やはり昔ながらの調理をした“王道”の冷やしラーメン・・・これにトドメを刺します。
甘酸っぱさの中にしっかりとダシのベースが感じられる、そして、麺と具とスープの黄金比率。
僕はこの「中華五十番」で、ハズレを食べたことが一度もありません!
←(ってゆーか、いつもヤキソバか餃子、五十番ラーメンだよな。)daddy
結果として、大満足の昼食となりました。
というワケで、大成功に終わった店舗チョイス。
あれ? 神田軒のうどんは?
そちらの顛末は、続いてアップいたしますラーメン道・外伝「20年目の神田軒」へと続きます。
/// end of the“その54「老舗/中華五十番」” ///
《追伸》
古き良き“日本風シナソバ”テイストが好きな僕としては、どちらかと言えば中華ラーメンは苦手な部類。
しかし、この「中華五十番」だけは“別格”です。
ここに来る常連の面々を見ても、いずれ劣らぬ“ラーメン通”であることは明らか。
やはり、その道の通としては、メニューになんか目もくれず、ソッコーで注文しなくてはなりますまい。
次回こそ、この僕も「五十番ラーメンか、五目ヤキソバか、冷やしラーメンか・・・」
←(だめじゃん。)daddy
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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