Our Way
of Ra-a-men 51
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
前回のラーメン道で、「すみれ食堂の東側の入口」という意味がよく分からないという話がありましたので、下の写真をご覧下さいませ。
(矢印 で指した場所が、“安全な方”の入口です。)daddy
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東側の入り口
(すみれ食堂) |
こんなふうに、「すみれ食堂」はノレンを掛けた入口が二つあるのです。
こちらが安全口。
南側の通りに面した入口から入ろうとして普通に左側の引き戸を引いてしまいますと、僕のように「ほわっちゃー!」となりますので、お気をつけ下さいませ。
ところで、会津にいるお友達から次のようなメールをいただきました。
しゅうけい
●●●●●のしゅうけいです。
先日の●●●との飲み会ではお世話になりました。
さて、その際お約束したとおり返信しました。
ラーメンについてですが、下郷町の「姑娘(くうにゃん)」という店の味噌ラーメンがおいしいです。
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姑娘定食
(in 姑娘) |
ウチではもやしラーメンも好評です。
場所は、東邦銀行下郷支店(R121沿い)の右隣です。
あと、博物館周辺は制覇されたそうですが、市役所近辺はいかがでしょうか。
市役所裏「タツノコ」のもやしラーメンが結構いけます。
付近の米山眼科隣の「華しょ」(しょは”宵”みたいな漢字)は、普通盛りが麺2玉(400円)、大盛りが麺3玉(500円)で満足感が得られます。
変わったところでは、ウチの嫁さんが旧長崎屋裏の「くるくる軒」の牛乳ラーメンがうまいと言っていました。 |
ほーぅ、なるほど。
これは、いずれ試してみねばなりますまい。
ということで今回は、最近一番よく通っている店「高砂屋」でございます。
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 高砂屋初来店
博物館の北側の通りを東側に向かって歩き、県立病院を通り過ぎた向かい側にあるのがこの店「高砂屋」。
4月に会津に来て、しばらく「南京飯店」に通っていたのですが、たまには別の店ということで、すぐ裏にあったのがここでした。
高砂屋・・・たかさごや~。 何か、めでたいネーミングでございますね。
しかぁしっ!
なんか、人けの無い店だな・・。
いつも通りすがるのですが、このノレンをくぐって客が出入りするのを見たことが無いのです。
たまーに見かけるのが、岡持ちを持って出てくる店主。
ふむぅ、もっぱら出前がメインなのかな?
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入り口のノレン
(高砂食堂) |
しかし、ここであきらめては、ラーメン道師範綾小路麺道斉の名が泣くというもの。
思い切ってノレンを掻き分けて店の中へ・・・
頼もう!
へ? あ・・いらっしゃい。
(いけね! 麺道斉モードになってた。)
何事も無かったように取り繕い、店の中をぐるり見回すと・・・
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店のテレビ
(高砂食堂) |
あらら、案の定、誰もお客がいない。
声の主のおばちゃんは、カウンターのお客側に座って、お昼のテレビ番組に興じていたところ。
(うむむむむ・・。)
カウンター席に腰掛けて、メニューを一瞥。
あ、これだ! 冷やしラーメンください!
すいません、まだやってないんだよね。
そこで、ガクッとずっこけ、もう一回メニューを眺めて熟慮。
おばちゃんが、お茶を入れてくれたところで、好物「モヤシラーメン」を発見!
じゃあ、これ、これ。 モヤシラーメンの大盛!
実はワタクシ、モヤシラーメンが大好物でございます。特にアンカケで酢の入ったやつ。
今は閉店してしまいましたが、県庁そばにあった「ちんらん」の超絶モヤシラーメンに目覚めてしまい、しばらくソレばかりを注文していました。
はてさて、この高砂食堂、僕の大きな期待に応えられるのか・・・?
2 ぴちぴちモヤシ麺
店内を見回しますと、カラーボックスにマンガ本を発見!
いやぁ、これを探してたんですよ。
大のゴヒイキ、県庁隣の「もみじ食堂」は、“安くて旨くてタバコが吸えて、ビッグオリジナルの最新号が必ず揃っている”という夢のようなお店。
・・・なかなか無いんですよ、イマドキはこういう店が。
で、横山光輝の「武田信玄」シリーズを手にとって、佳境に入った頃に・・・
ハイ、モヤシ大盛り、おまちどう!
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モヤシラーメン
(高砂食堂) |
おおっ! これだぁ!
「ちんらん」のモヤシラーメンをほーふつさせる具の炒め具合と酢の香り・・・しかも!
お膳には、季節のタラノメの天ぷらが四本にタクアンが三きれ。
それはサービスだから。
いやー、ありがとうございます!
この店、ホントはとてもいい店だったんだ、うん、そうに決まった。
揚げたての天ぷらはとても美味しく、季節の恵みを堪能したところで・・・いざ!
さて、本命、参りますか。
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モヤシラーメン
(高砂食堂) |
こっ・・これはぁ!
この麺の旨さ、どうしてくれましょう。
あんかけなので、当然といえば当然ですが、麺の照りと艶がいい感じ。
それにも増して、その麺自体のぴちぴちとした弾力感。
ぷりっぷりぃーのぴちっぴちーでございます。
ぶりっぷりーのぴちっぴちー。
あソレ、ぴちっぴちーのぶりっぷりー。
お客さん、何か言いました?
あっ、いやっ、そのぅ・・・何でもありません。
はやる心を抑えながら、お目当ての麺にめぐり合えた喜びも押し隠し、一気呵成に完食したのでありました。
うひゃ、うひゃ、うひゃ。
←(全然、“押し隠せて”ないから。)daddy
3 冷やし中華&味噌ラーメン
ケイコ、本当に旨いんだってば!
でもモヤシでしょ? 今日は暑いのよ。
あ、味噌ラーメンとか半ちゃんラーメンもかなりイケル。
暑いって言ってんでしょー。 (冷やしラーメンなら・・)
うーん、どうだろ?
この前、やってなかったしな・・・。
あっ!
なんだか凄い壁の色ね~!
そっちじゃないよ、あのノボリ・・・
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冷やし中華のノボリ
(高砂食堂) |
よかったねー! やってたよ、冷やし中華!
~ということで、さっそく入店。
最近、定位置となった「マンガ棚の前の小上がり」に座ろうとしますと・・
そこに座るから、ズボンがシワになるんじゃないの?
~という、ケイコのもっともな意見を入れてカウンターに座り、冷やし中華と味噌ラーメンを注文。
最近、ここの味噌ラーメンにもハマっているのです。
でもって、半チャンラーメンもなかなかイケるのですが・・。
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半チャンラーメン
(高砂食堂) |
はい、どうぞ。
やがて、冷やし中華が先にできてまいりました。
どう? ちょっと食べてみる?
おっ、ありがと。
キャベツを重点的にネ。
・・・・・・・。
ケイコのあたたかい言葉に、まずは、今年お初の冷やし中華を写真に収めまして、キャベツの多い端の方からずるずると。
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冷やし中華
(高砂食堂) |
うむむむむ・・・絶品であります。
タレ、甘すぎず辛すぎず、麺のツヤと弾力申し分なく、具は錦糸玉子、紅しょうが、きゅうり、チャーシュー千切り、ワカメ・・・確かにキャベツだけ異彩を放っておりますが、見事なバランス。
どうして、ここにお客が入っていないのか不思議でなりませぬ。
なにか、隠された事情でもあるのでありましょうか。
そうこうして、現在の本命「味噌ラーメン」が到着。
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味噌ラーメン
(高砂食堂) |
これについては、もはや語る言葉さえありませぬ。
この旨さは何なんでしょう。
やはり、ここの“ぷりっぷり麺”のなせる技でありましょうか。
シコシコとかツルツルとかいろんな形容がありますが、ここの麺は実にイキイキとしていて、唇が“口福”を感じる麺。
その瑞々しさ、あたかも17、8歳の娘っコの玉の肌のようであります。
あソレ、ぴちっぴちーのぶりっぷりー・・・。
なんか言った?
およよよよ!
~ということで、高砂屋のぷりっぷり麺、あなたも是非お試し下さいませ。
/// end of the“その51「高砂食堂」” ///
《追伸》
それにしても、こんな美味しい高砂屋にお客が入ってないって、何なんでしょうか。
すぐ裏隣に「南京飯店」がありますが、こちらは連日大賑わい。
また、少し離れて観光客が大勢訪れる「めでたいや」が、さらに、ニューウェーブ系の「一風亭」や「大笑屋」も近所ですので、立地的には厳しいかも。
オーソドックスであるがゆえに、これという目玉がないのも一因かと思いますが、結局、“毎日食べられるラーメン”というのは、こういうものだと思うのです。
←(「もみじ食堂」もそういうタイプのラーメン屋です。)daddy
でもまあ、僕としては、あまり混みあうような店にもなって欲しくない・・・という心境ですけど。あはははは!
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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