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BGM "夢日和" by My WORLD |
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1 高砂屋初来店
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入り口のノレン (高砂食堂) |
しかし、ここであきらめては、ラーメン道師範
綾小路麺道斉の名が泣くというもの。
思い切ってノレンを掻き分けて店の中へ・・・
頼もう!
へ? あ・・いらっしゃい。
(いけね! 麺道斉モードになってた。)
何事も無かったように取り繕い、店の中をぐるり見回すと・・・
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店のテレビ (高砂食堂) |
あらら、案の定、誰もお客がいない。
声の主の
おばちゃんは、カウンターのお客側に座って、お昼のテレビ番組に興じていたところ。
(うむむむむ・・。)
カウンター席に腰掛けて、メニューを一瞥。
あ、これだ! 冷やしラーメンください!
すいません、まだやってないんだよね。
そこで、ガクッとずっこけ、もう一回メニューを眺めて熟慮。
おばちゃんが、お茶を入れてくれたところで、好物「モヤシラーメン」を発見!
じゃあ、これ、これ。 モヤシラーメンの大盛!
実はワタクシ、モヤシラーメンが大好物でございます。特にアンカケで酢の入ったやつ。
今は閉店してしまいましたが、県庁そばにあった「ちんらん」の超絶モヤシラーメンに目覚めてしまい、しばらくソレばかりを注文していました。
はてさて、この高砂食堂、僕の大きな期待に応えられるのか・・・?
2 ぴちぴちモヤシ麺
店内を見回しますと、カラーボックスにマンガ本を発見!
いやぁ、これを探してたんですよ。
大のゴヒイキ、県庁隣の「もみじ食堂」は、“安くて旨くてタバコが吸えて、ビッグオリジナルの最新号が必ず揃っている”という夢のようなお店。
・・・なかなか無いんですよ、イマドキはこういう店が。
で、横山光輝の「武田信玄」シリーズを手にとって、佳境に入った頃に・・・
ハイ、モヤシ大盛り、おまちどう!
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モヤシラーメン (高砂食堂) |
おおっ! これだぁ!
「ちんらん」のモヤシラーメンをほーふつさせる具の炒め具合と酢の香り・・・しかも!
お膳には、季節のタラノメの天ぷらが四本にタクアンが三きれ。
それはサービスだから。
いやー、ありがとうございます!
この店、ホントはとてもいい店だったんだ、うん、そうに決まった。
揚げたての天ぷらはとても美味しく、季節の恵みを堪能したところで・・・いざ!
さて、本命、参りますか。
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モヤシラーメン (高砂食堂) |
こっ・・これはぁ!
この麺の旨さ、どうしてくれましょう。
あんかけなので、当然といえば当然ですが、麺の照りと艶がいい感じ。
それにも増して、その麺自体のぴちぴちとした弾力感。
ぷりっぷりぃーのぴちっぴちーでございます。
ぶりっぷりーのぴちっぴちー。
あソレ、ぴちっぴちーのぶりっぷりー。
お客さん、何か言いました?
あっ、いやっ、そのぅ・・・何でもありません。
はやる心を抑えながら、お目当ての麺にめぐり合えた喜びも押し隠し、一気呵成に完食したのでありました。
うひゃ、うひゃ、うひゃ。
←(全然、“押し隠せて”ないから。)
daddy
3 冷やし中華&味噌ラーメン
ケイコ、本当に旨いんだってば!
でもモヤシでしょ? 今日は暑いのよ。
あ、味噌ラーメンとか半ちゃんラーメンもかなりイケル。
暑いって言ってんでしょー。 (冷やしラーメンなら・・)
うーん、どうだろ?
この前、やってなかったしな・・・。
あっ!
なんだか凄い壁の色ね~!
そっちじゃないよ、あのノボリ・・・
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冷やし中華のノボリ (高砂食堂) |
よかったねー! やってたよ、冷やし中華!
~ということで、さっそく入店。
最近、定位置となった「マンガ棚の前の小上がり」に座ろうとしますと・・
そこに座るから、ズボンがシワになるんじゃないの?
~という、ケイコのもっともな意見を入れてカウンターに座り、冷やし中華と味噌ラーメンを注文。
最近、ここの味噌ラーメンにもハマっているのです。
でもって、半チャンラーメンもなかなかイケるのですが・・。
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半チャンラーメン (高砂食堂) |
はい、どうぞ。
やがて、冷やし中華が先にできてまいりました。
どう? ちょっと食べてみる?
おっ、ありがと。
キャベツを重点的にネ。
・・・・・・・。
ケイコのあたたかい言葉に、まずは、今年お初の冷やし中華を写真に収めまして、キャベツの多い端の方からずるずると。
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冷やし中華 (高砂食堂) |
うむむむむ・・・絶品であります。
タレ、甘すぎず辛すぎず、麺のツヤと弾力申し分なく、具は錦糸玉子、紅しょうが、きゅうり、チャーシュー千切り、ワカメ・・・確かにキャベツだけ異彩を放っておりますが、見事なバランス。
どうして、ここにお客が入っていないのか不思議でなりませぬ。
なにか、隠された事情でもあるのでありましょうか。
そうこうして、現在の本命「味噌ラーメン」が到着。
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味噌ラーメン (高砂食堂) |
これについては、もはや語る言葉さえありませぬ。
この旨さは何なんでしょう。
やはり、ここの“ぷりっぷり麺”のなせる技でありましょうか。
シコシコとかツルツルとかいろんな形容がありますが、ここの麺は実にイキイキとしていて、唇が“口福”を感じる麺。
その瑞々しさ、あたかも17、8歳の娘っコの玉の肌のようであります。
あソレ、ぴちっぴちーのぶりっぷりー・・・。
なんか言った?
およよよよ!
~ということで、高砂屋のぷりっぷり麺、あなたも是非お試し下さいませ。
/// end of the“その51「高砂食堂」” ///
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《追伸》
それにしても、こんな美味しい高砂屋にお客が入ってないって、何なんでしょうか。
すぐ裏隣に「南京飯店」がありますが、こちらは連日大賑わい。
また、少し離れて観光客が大勢訪れる「めでたいや」が、さらに、ニューウェーブ系の「一風亭」や「大笑屋」も近所ですので、立地的には厳しいかも。
オーソドックスであるがゆえに、これという目玉がないのも一因かと思いますが、結局、“毎日食べられるラーメン”というのは、こういうものだと思うのです。
←(「もみじ食堂」もそういうタイプのラーメン屋です。)
daddy
でもまあ、僕としては、あまり混みあうような店にもなって欲しくない・・・という心境ですけど。あはははは!
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !
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お店の場所 ←高砂食堂 |
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