Our Way
of Ra-a-men 50
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
博物館周辺のラーメン屋は、ほぼ制覇した気がします。
まあ、昼食の移動手段はチャリですから、周辺しか行けないワケですけど。
行く前には、いろいろネットでリサーチしていたのですが、何軒か気になる店がありました。
そんな中の一軒が、博物館から東方100メートルくらいのところにある「すみれ食堂」です。
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すみれ食堂
(会津若松市) |
さぁてそれでは、足を運んでみましょうか。
何となく今日は、東からラーメンの神様が呼んでる気がする~!
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 地産地消協力店
さて、この「すみれ食堂」・・・どの辺が気になっていたかといいますと、会津若松市のホームページに「地産地消協力者」として掲載されていたからです。
地産地消と言えば、当然に新鮮素材。
さらに、ホームページにはこうありました・・・
『ボリューム満点ソースカツ丼。
会津産の米、肉、野菜をたっぷり使い、せんキャベツ・ライスのおかわりは自由です。
一度ご賞味ください。
ほかに会津産野菜をふんだんに使った味噌たんめん等も好評です。』
ほ~ぅ・・・ボリューム満点。
←(そこかいっ!)daddy
なるほど・・・せんキャベツ・ライスのおかわり自由。
←(やっぱり、そこかいっ!)daddy
しかも、しかもですよ!
「すみれ食堂」という可憐な名前にもかかわらず、見てください、この店構え↓
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すみれ食堂(晴れた日)
(会津若松市) |
『伝統会津 ソースカツ丼 煮込カツ丼』
“伝統会津”と真正面から標榜するあたり、誇り高き店に違いありません。(うん、そうに決まった)
さらには、『ラーメン各種』と書いておきながら、あえて『自慢ミソラーメン』と重ね書き。
うむ~ぅ、よっぽど自信があるに違いない・・・。
ところが、この「すみれ食堂」、大きな難点があるのです。
それは、ホームページにも記載されていた「不定休」の3文字。
そうなのです!
今まで何回も立ち寄ろうとしたのですが、ほとんどノレンが出ていないのです。
うむ~ぅ、よっぽど自信がないのだろうか・・・。
←(どっちなんだ?)daddy
とまあ、いろいろありましたが、遂に実食する時が参りました。
2 悪魔のささやき
めずらしくノレンが出ていたのを目ざとく見つけ、ノレンのしたの引き戸を左から右へ開けましたところ・・・
ほわっちゃー!
何と、そこにはプランターがうず高く積まれておりまして、そこに思い切り足をぶつけたのです。
あら、だいじょぶかい。
あっ、いや~、あの~・・・失礼しましたっ!!
しかし、ここでメゲては、これまで期待した甲斐がありませぬ。
気を取り直して、呼吸を整え、今度は右側にあるもう一つの入口から・・・
どぉーも。
いらっしゃいませー。
だいじょぶだった?
いや、何でもないです。あは・あは・あは!
なんで、愛想笑いしなければならないのか情けなくなりながらも、とりあえず入店。
(うん、初心者は、店の東側の入口から入るのが正解だな・・・。)
店の中にはお客が誰もいず、一抹の不安を感じながらも席についてメニュー表を・・。
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メニュー表
(すみれ食堂) |
ほーぅ・・・これが噂のソースカツ丼か。
メニュー表の右下には、看板のソースカツ丼が大写しに。
えっ!
最初は「ふーん」と思ったのですが、思わず“二度見”!
上の写真では見えにくいので、代わりに別の日の写真を・・・
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ソースカツ丼の実写
(すみれ食堂) |
うっ・・!
どう考えても、これは尋常な量ではありません。
たとえこの僕が、“ボリューム満点”に心引かれ、“せんキャベツ・ライスのおかわりは自由”に思わず逆上して訪れた客だとしても・・・
そりゃあいくらなんでも、あんまりじゃございませんか、ねぇアンタ。
←(誰が、アンタだ?)daddy
何にしますか?
うぅ・・あのぉ・・
僕は、心にささやきかける悪魔の声と必死に闘いながら・・・
味噌ラーメンの大盛でおねがいしますっ!
心の中で“悪魔に勝った!”とつぶやき、何とか僕は“人の道”を踏み外さずに済んだのでありました。
←(ちょっと違うと思うけどな。)daddy
3 実食、豪快麺!
そんなこんなで、斜めからテレビを眺めておりますと、表に中学生たちの声が。
最近は、会津を訪れる他県の中学生たちは、午前中に鶴ケ城を見学した後の昼食は、小グループでの自由行動になっているようであります。
そんな、会津でよく見かける地図を手にした中学生達が、ここに入ってこようとしているらしい。
僕は、突然、ある事に気づき・・・
ちょっ、ちょっと待ったぁー!
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店内の様子
(すみれ食堂) |
ガラッ!
中学生達は僕の心配をヨソに、ちゃんと右の引き戸を引いて難なく入店したのでありました。
(そこまでリサーチして来たのか? 恐るべしっ・・。)
女子中学生の5人グループは、席に着くと迷いもせず・・・
食べきりソースカツ丼を5つお願いしまーす。
?!!
「食べきりソースカツ丼」?・・・確か、そんなこともメニューに書いてあったような。
(さすがイマドキの女子中生、恐るべき調査能力だ・・。)
←(メニューをちゃんと見ろよ。)daddy
そうこうするうち、時は流れまして・・・
はい、味噌の大盛ね。
こっ・・これはぁ!!
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味噌ラーメン・大盛
(すみれ食堂) |
いやはや、なんとも凄いボリュームであります。
カツ丼の量を考えれば、当然に予測できたはず・・・“無念”の二文字が脳裏をよぎります。
残念だが、残さねばなるまい。
見た目、超・ワイルドな感じであります。
ぶった切った野菜がテンコ盛り・・・麺は、はるか底の方に、大挙して埋もれておりまする。
そこに到達せんと、まずは野菜を撃破しなくてはなりません。
ん?! ウマイ!
見た目の豪快さとは裏腹に、この味噌スープはとても優しい感じがいたします。
なんか癒されるような、懐かしいような、不思議なテイスト。
太麺とのマッチングも悪くありません。
ほぉー、これはー。 (ムシャムシャムシャ・・ゴクゴクゴク・・・)
はいっ。
お見込みの通り、全部、たいらげてしまいました。
満腹だ~っ!!
~もう、だめです。
ベルトが苦しいです・・・。
何で、こんな目に・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あ~、旨かった!!
ということで、うれし懐かし、癒しの味噌ラーメンでございました。
(うぅ・・・やっぱ苦しい。)
/// end of the“その50「豪快!すみれ食堂」” ///
《追伸》
食べ終わった後、店のオヤジさんに、「“たべきりソースカツ丼”って何ですか?」と尋ねてみました。
すると、「フツーの人は食べきれない量なので、食べられるくらいのを別に用意した」とのこと。
あらららら・・・分かっていたのですね。
でも、結構、完食する若い人も多いということなので、ちょっと頑張ればイケるのかもしれません。
身体にはよくなさそうだけどなぁ。
まあ、メタボが気になる人は、「たべきり」くらいを注文する方が間違いないようです。
それと「入口」と・・・。
そして、それよりも何よりも・・・「不定休」、これにお気をつけあそばせ!
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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