Our Way
of Ra-a-men 49
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
先週は、たいへん暖かい日が続きました。
4月10日の朝、ほころびかけていた博物館の桜が、お昼に外へ出てみたら何と満開!
普通、三分咲きとか七部咲きとかがあって満開になるものが“いきなり”ですからね。
やー、びっくりしました!
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博物館の小彼岸桜
(会津若松市) |
さて、会津は春爛漫ですが、この“ラーメン道”も我が世の春。
会津のラーメン屋を食べつくす勢いで、日々、探索を行っておりまする。
すると、友人のカリスマ彰から次のようなメールが・・・。
マジ、会津転勤なんだ!!美味いそば食いテー。
5月の連休なんかは帰福すんだろうな?
うわっはっはっは! そうか、そんなにうらやましいか。
せめてラーメン道の記事で、おすそ分けでもしてあげようか。あはははは!
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 ソースカツ丼の行方
会津に赴任して間もない4月の2日、カミサンに飯でも奢ろうとお昼を待っておりました。
博物館にも食堂はありますが、なにせ洋風レストランなものですからラーメンは無し。
それともう一つ・・・レストランは“禁煙”! (うむむむむ・・)
ヘビースモーカーの僕としては、やはりタバコが吸えて、愛読書のビッグ・コミックも置いてある大衆ラーメン屋が理想であります。
←(いまどき、そういう店は少なくなったけどね・・。)daddy
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僕の執務室
←うーん、広すぎて落ち着かない・・。 |
お昼過ぎに携帯が入りまして、カミサンが車で到着。
お待たせ。で、どこ行く?
前に一度だけ行ったことのある「一風亭」に行って見ようかと思うんだ。
またラーメン?・・・なんかなぁ。
いや、アレん時は会津名物“ソースカツ丼”なんかもあると思うよ。
仕方ない。そのへんで手を打つか。
と、ケイコの絶大な支持を得て、一路、東山温泉方面へ。
すると、会津武家屋敷の手前で見えてまいりました『一風亭』のパーキング・・・。
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駐車場
(一風亭) |
狭い駐車場で、ラッキーにも一台分あいていたスペースに車を滑り込み、店内へ。
実は、「ソースカツ丼あるかも」というのは希望的観測で、全くの根拠レス。
店に入ると、レジ脇のポスターに「カツカレーラーメン」の文字が・・。
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店内に貼り出したポスター
(一風亭) |
ほーらね、“カツ”も置いてあるよ。
でも、ラーメンよね?
そっ・・そうだよね。
でも、カツがあるなら“ソースカツ丼”だって・・。
ハテサテ、こだわりを見せるケイコの前に、果たしてソースカツ丼の行方は?
2 本日のご注文
窓際の席に着いた僕達は、さっそくメニュー表を広げまして・・
ほーぅ、どれどれ・・・。
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メニュー
(一風亭) |
あ、ソースカツ丼があった・・・けど。
“けど”って?
“半ソースカツ丼・ラーメンセット”だって。
ええー!ソースカツ丼だけのは?
うーむ、無い。
でも、“半ソースカツ丼”だけ、単品で頼めるようだよ。
ということで、ケイコは“半ソースカツ丼(単品)”のご注文。
僕は、ここのワンタンメンが美味しかった記憶があるので、それにしようかと・・・
あっ!
そのとき発見した“極太手打ち麺”の文字!!
以前は、この選択肢はありませんでした。
自他共に認める“太麺好き”の僕としては、こりゃぁ見逃すことはできません。
えーと、注文っ!
何にいたしましょう?
僕は“極太手打ワンタンメン”の大盛り!
ワンタンもかいっ!
~ということで、注文は決定です。
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外観
(一風亭) |
ところが、そこで問題勃発!
あれ? テーブルに灰皿が無い・・。
禁煙なんじゃない?
以前来た時はタバコを吸ったような気がしたのですが、どうやら本当に禁煙に・・・。
仕方なく、タバコを吸いに店の外へと。
しかし、ゆっくりと一服して席に戻ってみると、僕らより先に来ていたお客さんの注文品もまだ出ておりません。
うむむむむ・・・。
さらに、もう一本吸って戻ってみてもまだ来ていない。
あらららら・・・。
時間はすでに20分を経過。
13時までには、勤務に戻らねばなりませぬ。(およよよよ・・・)
スリルとサスペンスでございます。
←(ちょっと違うと思うけどな。)daddy
3 極太手打ち麺!
お待たせしちゃって、スイマセ~ン!
おおっ!キタキタ。
まずは、ケイコの“半ソースカツ丼”・・・
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半ソースカツ丼
(一風亭) |
うっ、小っちぇ!
今日は、こんなもので十分。
かなり小ぶりの椀ですが、乗っているカツの色はソースにドップリという感じです。
実はこのワタクシメ、会津名物の“ソースカツ丼”を食したことがありませぬ。
←(結局、ラーメンを注文しちゃうからな。)daddy
会津生活通算9年目というのに、これを食べていないとは、なかなか人には言えませぬ。
しかぁ~しっ!
ちょっとコレは、見た目くどそうに見えるけどなぁ・・。
なにはともあれ、続いて僕の“極太手打ちワンタン麺”が到着。
こっ・・これはぁ!!
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極太手打ちワンタンメン
(一風亭) |
こりゃぁ、ウマそうだ。
この店自慢の、一点の曇りも無い透き通ったスープ。
トンコツをベースに10種類の素材で採った芳醇な香りがぷーんと・・。
ちょっとマテ!
まずは写真を撮らねばと、ヨダレをぐっと飲み込んで携帯を構えると・・・
にゅ~っ!!
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ケイコのお箸が乱入!
(一風亭) |
あ~れ~!
ケイコのお箸が乱入。
しかし次の瞬間・・・引き上げた麺の太さに二人同時の歓声!
お、お~っ!!
たまりません・・・でも、とてつもなく太い。
とてつもなく太い・・・けど、凄く美味しそう。
食べるぞ~!
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激太っ!
(一風亭) |
たいへん美味しくいただきました。
極太麺でも、郡山の「ふく屋」のように正方形に太いのでなく、きしめんのように平べったい麺なので、しっかりスープを捕捉します。
しかも“手揉み”していると見え、複雑な形状の縮れが口腔をフルフルくすぐります。
さらに手揉みの後、“押し潰し”もしているようで、麺の端っこに“幅広パーツ”があったりするのも素敵です。
チャーシューの柔らかさが、またいいなぁ・・・。
うーん・・・満腹だ。(ふーっ)
いいの?そんなことしてて。
いいんだよ、大満足なんだから。
違うわよ、もう1時5分前よ。
そうだったーっ!!
~ということで、とるものもとりあえず駐車場へGO!
また来るよー!
/// end of the“その49「太麺の愉悦/一風亭」” ///
《追伸》
この日は極太手打ち麺でいただきましたが、お店のご推奨はあくまでもオーソドックスな“中太平打ち麺”。
全体のバランスとしては、やはりその方が無難だと思います。
また、「牛乳ラーメン」というポタージュ・スープ風のラーメンもメニューにありまして、たまにはこういうのもいいかもしれません。
この意外な組み合わせ、以前、福島市でも食べたことがありまして、なかなかに侮れない一品でした。
この日の午後は、博物館で赤坂館長と佐々木学芸員による「会津農書の世界」と題する講演会がありました。
会津地方に伝わる江戸時代の農書には、農業技術や農耕器具の発展史を知る上で貴重な情報が残されており、しかもこうした歴史史料は会津にしか現存しないということで、大変興味深い内容でした。
いずれこうした話も、岸波通信・本編で取り上げたいと思います。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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「会津農書の世界」講演会
(福島県立博物館)
←右が赤坂館長。左が佐々木学芸員。 |
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