Our Way
of Ra-a-men 43
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
明日15日は祝日なのに出張しなければなりませぬ。う~むぅ…。
今回の旅のお供は、N主任とターボ主任ほかという超豪華メンバー。
これは、またまたStoryスナップが期待できそう・・・いやそんなことはどうでもよく、明日の早朝出発に備えて早く寝なくてはなりますまい。
ところがっ!
この期に及んで、従兄弟のアウトドア名人マサヒト君から次のようなメールが・・・。
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中華そば
(日和田製麺所/郡山市) |
マサヒト
お疲れ様です。
もうお試し済みでしたか?
日和田製麺所、久しぶりに食べました。
感激するほどでは、ありませんでしたが・・。
私もトンコツ系より、醤油のサッパリ系が好みなので・・。
でも、やはり、まこと食堂ですよね。
最初のスープを口に運んだとき・・。
あー!やっぱり、まことだ。これがまこと食堂だ!・・と、最近、健忘症の私にも、若かりし日々を思い出させてくれる。
坂内食堂は、柄杓でうまみ調味料を入れてるのを見てからしばらく行っていません(10年以上)。
でも、どんぶりの表面がバラ肉チャーシュウで埋め尽くされる肉そば・・。
ひさしぶりに、食べたくなりました。(連想でヨダレが・・。)
師匠のラーメン道、次回も期待しております。
綾小路麺道斉 フォーッ、フォッフォッ・・・初いヤツよのう。
そうか、それほどまでにワシのラーメン道が読みたいか。
しからば、止むをえまい。
それでは、最近、少しばかり感動したラーメンの話でもしようかの。
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!(麺道斉師匠に変身しちゃったよ・・)
1 越後秘蔵麺
あれは、8月の下旬だったかの。
息子佑樹のアパート解約のため、二人で須賀川市に行った時のことじゃ。
レオパレスの用事を済ませて、タケヒコオーナーのアパートから佑樹の自転車を積み込み、ヤレヤレというところで丁度お昼時。
福島への帰路をとって国道4号線に出たところで、ラーメン屋の看板を発見したのじゃ。
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越後秘蔵麺・無尽蔵
(須賀川市) |
オトーサン、あそこにラーメン屋があるよ。
お、あれは無尽蔵ではないか。ありゃだめじゃ。
そう? まずいの?
あの店は、福島駅のテナントに入っててすぐに潰れた新潟のチェーン店じゃ。
でも、この先はもうラーメン屋がないよ。
なにっ! ・・・ではダメモトでいいから入ってみようかのぅ。
~ということで、空腹には勝てず、ワシらはその駐車場へ滑り込んだのじゃ。
車を降りて店の中の様子を覗こうと思ったが、暖簾の奥のドアにも何やらポスターがあって見えんのじゃ。
「期待しておらんのじゃからまあいいか」ということで中へ入ると・・・
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入口
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
むむっ!!
明るい店内、清潔で隅々まで整えられた床、整頓された備品・・・。
これがあのあっという間に潰れた無尽蔵と同じ店か、と思わせるカルチャー・ショックに出会ったのじゃ。
いや、福島駅にあった無尽蔵も決して不味いわけではなかったが、柿渋を練りこんだという“特許麺”ばかりを前面に出しすぎて、バランスが非常に悪いラーメンじゃった。
別に、ポリフェノールが多かろうが少なかろうが、ラーメンはラーメンとして美味ければそれで良いのじゃ。
そして、接客もイマイチじゃったのぅ。
しかし、この店は・・・
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店内
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
店に入った瞬間から、スタッフが全員で元気よく迎えてくれたのじゃ。
特に、フロア・スタッフのお姉さんの動きが実に機敏でのう。
これはひょっとして・・・。
2 本日のご注文
中に入ると、まず目に付いたのがカウンター席の様子。
清潔感溢れる白木のカウンターに丸太イスが並んでおる・・・。
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店内
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
この丸太イスというのは、ワシがガーデニングでも使っておるが、意外と座りやすい。
また、イスとカウンターの高さもちょうどいい加減である。
しかし、一番はメニューの置き方。
初めから開いて立ててあるので、非常に合理的じゃ。
こちらへどうぞ。ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいませ。
と案内されて、我々は見晴らしのいいテーブル席へ。
早速、メニューを手にとって・・・
ほぉ、これはぁ・・・。
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メニュー
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
トリガラ醤油、味噌、辛味噌、塩、豚骨醤油、胡麻、冷やし麺、つけ麺などと福島にあった店よりも、ラーメンの種類が格段に増えておる。
そして、麺の太さとスープのあっさり・普通・こってりが選べるようになっておる。
どれにしようかの。
友達から聞いたら、意見が違うんだよね。
なに? 美味いと不味いの意見がか?
どうやら食べたものが違うらしいんだけど。
で、美味いといった者が食べたのは?
忘れた。
あ~れ~!
~という、佑樹の的確な情報により、ワシは岩海苔醤油ラーメンの太麺・こってりに、佑樹は味噌ラーメンの中太・あっさりを注文。
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厨房の様子
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
注文は、お姉さんによって直ちに厨房へ。
改めて見ると、この「無尽蔵」というロゴは、なかなか味のある字体であるなと思ったのじゃ・・。
3 実食でござる
さほど待つことも無く、注文の品が到着いたした。
最初は、佑樹の味噌ラーメンじゃ。
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味噌ラーメン
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
ラーメンのどんぶりの下に厚手の皿が敷かれておる。
麺の上には、煮卵がいい具合になってトッピングされておる。
置かれた瞬間に漂ってくる良い香り・・・これは、喜多方ラーメンと同根の煮干ダシの香りじゃ。
早速、佑樹が麺をすくい上げる。
う~たまらんのぅ!
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味噌ラーメン
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
さて、ワシの方はというと、あまり聞いたことのない岩海苔ラーメン。
いったいどんなふうかというと・・・
コレじゃぁ!
ワン・・ツー・・スリー!
←(どっかで聞いたような・・)daddy
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岩海苔ラーメン
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
これはボリューム感満点じゃ。
箸を割るのももどかしく、ズズズーっと手繰り寄せると・・・
おぉぉおぅ!!
思わず、このワシも久々の雄叫びじゃ。
福島の無尽蔵で食べた時には、麺にスープが絡まず物足りなかったが、このこってり・トリガラ醤油スープはしっかりと受け止めておる。
柿渋を練りこんだというポリフェノール麺は、強いコシと口当たりの滑らかさがまるで韓国冷麺を思わせる。
しかも太さもあるだけに、中途半端なスープでは負けてしまう。
このスープ・・・
トリガラスープと思って侮ったが、どうやらカツオ粉と煮干粉が後乗せされているらしく、天然グルタミン酸の旨みと香りがぐんぐん口内に迫ってくる。
なるほど・・・こりゃぁ、岩海苔と合うわけじゃ。
そして、こってりスープの注文に合わせて、上質の背脂がたっぷりとかけ回されておる。
ん・・・・・・・
んまぁいっ!
(福島の潰れた店と同じチェーン店だとは、とても信じられん・・)
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麺の太さ
(越後秘蔵麺・無尽蔵) |
あまりの美味さに額の汗をぬぐおうともせず、一気呵成の手繰り込み。
手繰ってはすすり、すすっては手繰り、狂おしいひと時は夢のように過ぎていったのじゃ。
ふーっ・・・・・・・。
↑(食べ終わって、遠い目で宙をにらんでいる。)
美味かったじゃないか、佑樹。
最近では、屯ちん以来の収穫だね。
また、須賀川まで食べに来なくちゃナ。 ウーン、お前・・・
なに?
何で須賀川の仕事辞めちゃうんだよ、この馬鹿者がっ!
あ~れ~!
ということで、大満足であった越後秘蔵麺・無尽蔵須賀川家。
美人のフロア・スタッフのお姉さんのキビキビした仕事振りを見るだけでもご満足いただけますよ。
←(同じ人が、いつも居るとは限らないが・・)daddy
/// end of the“その43「イケイケ無尽蔵!」” ///
《追伸》
マサヒトが紹介してくれた日和田製麺所・・・実は、飾り職人のヒデ君に案内されて行ったことがあるのです。
この店は、郡山市には珍しく、昔からトンコツ一筋の店でありまして、トンコツ命のヒデ君にとっては大のお気に入り。
しかし、それだけではなく、この日和田製麺所には大きな秘密があるのです。
そのヒントは・・・?
マサヒトの撮影した最初の写真に写っている・・・そうそう、おしんことご飯!
なんと、これらが“食べ放題”なのであります。
すごいでしょう?
ということで、証拠写真が下。(↓)
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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食べ放題!
(日和田製麺所) |
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