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  BGM "夢日和" by My WORLD

 

 
今回登場するメンバー
岸波岸波N主任N主任アリカアリカなっちヤンなっちヤン

好山楽翁好山楽翁お兄さんお店の店員 daddydaddy

 

Our Way of Ra-a-men 42Rio

岸波岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!

 退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!

 “愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。

 久しぶりの会津出張。今回のお供は、あのN主任N主任・・・最近は“N主任伝説”ですっかり有名になりました。

 行った先は南会津町。

 このコンビでこの行き先となれば、Storyスナップ「N主任と葉羽の会津漫遊」の再現でございます。

 ほら、あの時の「麺クイーン」も相変わらず“力尽きた”まま・・・。

麺クイーン

麺クイーン

(南会津町)

←閉店しても看板をかけたまま。

 前回は、蕎麦どころの南会津で無理やりラーメンを食べようとしたため、N主任N主任は“トマト・ラーメン”がすっかりトラウマになっておりまする。

 ということで、今回は会津若松に着くまで空腹を我慢することに・・・。

N主任課長、どこでラーメンを食べましょう?

岸波うん、今回はちゃんと美味しい店を聞いてきた。

N主任何ていう店ですか。

岸波名前を聞いたけど忘れた。

N主任ええー!

 ~と、準備万端の僕たちは、ちょうどお昼頃に会津若松市へ到着したのでありました。

ということで、ラーメン道、もういっちょー!!

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1 東へ西へ Rio

岸波もしもーし、アリカちゃん?

アリカアリカ はいはーい。岸波さん、しばらくー!“山菜を楽しむ会”ではお世話さまー!

岸波いま若松に来てるんだけど、僕らと一緒にラーメン食べない?

アリカワタシいま、仕事で喜多方なんですー。

岸波そっかー! で、前に聞いたオススメのラーメン屋ってどこだっけー?

 ・・ということで、もう一度聞き出したアリカちゃんオススメの店は、豚骨ラーメンの「こうみ家」。

 早速、言われた場所へ向かいますと、あらららら・・・お休みではありませんか!

こうみ家

こうみ家

(会津若松市)

←お休みでした・・。

 後で分かりましたが、このお店は“夜のみの営業”だそうで残念無念。

 かくなる上は・・・

岸波もしもーし、なっちヤン?

なっちヤンなっちヤン あ、編集長?! どしましたー?

岸波今、若松にいるんですが、お昼は食べましたー?

なっちヤンいま、好山楽翁師匠と西会津に来てるんですよ。

好山楽翁好山楽翁 もしもーし、コンニチワー!

 ~ということで、こちらのお誘いも不調となりました。

 やむを得ない・・・僕とN主任は“ここなら間違いない”という「古川農園」へと向かったのでありました。

 すると・・・

古川農園

古川農園

(会津若松市)

←お休みでした・・。
こんな看板だけど、ラーメン屋。

N主任なんて事だ! ここも閉まってますよ・・。

岸波オーマイガッ!

 とことん裏目が続く僕たちは、仕方なく喜多方市の用事を先に済ませることにしまして、向うで食事をとる事にしたのでした。(あー、オナカすいた・・)

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2 一路、喜多方へ Rio

 喜多方市へ道を迂回する途中、不思議な看板を発見。

 白地に赤の目立つ看板で、何と・・・米乳?!

不思議な看板

不思議な看板

(会津若松市)

←米乳??

N主任米乳・・・だから、白い飲み物なんでしょうね?

岸波もしも“お米のとぎ汁”だったら、ユルさないよ僕は。

N主任でもって、牛乳より旨い“大人のミルク”ですからね。

岸波白い色した“オトナのミルク”・・・うーむぅ。

N主任アヤしいヒビキですね。

岸波まさか、そんなものを売ってるなんて・・・。

←(ドブロクを売る店だよ。)daddydaddy

 さて、喜多方での目標は、かの有名な「坂内食堂」に決定。

 坂内と言えば、喜多方市役所を挟んで「西の坂内、東のまこと」と言われる二大人気店の片割れ。

 今から約30年前・・・喜多方ラーメンを最初にブレイクさせたのが、この両店プラス喜多方ラーメン発祥の店「源来軒」の喜多方ビッグ3でありました。

 ところがっ!

 実はこのワタクシ、「坂内食堂」で食べるのは30年ぶりなのです。

 と、いうのも、「まこと食堂」の深い味わいの醤油ラーメンに魅せられてからは、ひたすら「まこと」一辺倒だったからです。

←(昔の「まこと食堂」はホントに美味しかったからね。)daddydaddy

 で、一方の「坂内食堂」は、喜多方ラーメンにしては珍しい「塩味オンリー」のお店です。

 ただし、「塩ラーメン」と呼ばずに「支那そば」と言っているので、そのことを知らずに普通の醤油ラーメンと思っている人は“塩けが強い”と感じる事になります。

 そのことは、先々代の店主であったおじいちゃんから聞いたのですが、このおじいちゃん、只者ではありません。

 なんと、調理場で一升瓶を片手に、ぐいぐい呑みながらラーメンを作っていたのです。

 若い時には、一日二升を呑んでいたという伝説もあるのです。

 さて、そんな事を車で話しているうちに、目印の喜多方市役所が見えてまいりました・・・。

市役所の玄関

市役所の玄関

(喜多方市)

N主任市役所に駐車するしかありませんね。

岸波うむぅ・・・守衛のおじちゃんが僕らをジッと見てるよ。

N主任だいじょぶです、いい方法がありますから。

岸波・・・どうすんの?

N主任いったん庁舎の正面玄関から入る・・・で、裏口からそっと出る。

岸波それだ!

 ~ということで、車を降りた僕らは市役所に入り、玄関の観光ポスターを「ほぅ・・」と感心したように眺めると、今度は裏口から一目散に駆け出したのでありました。

←(よい子はまねしちゃだめだぞ。)daddydaddy

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3 大盛り支那そば Rio

 市役所裏の公園をすり抜けると、見えてまいりました「坂内食堂」!

坂内食堂

坂内食堂

(喜多方市)

 さっそく店内に入りますと、いやはや大変な混みようであります。

 この日はウィークデイであるにも関わらず、子供連れの観光客やご老人の団体、若いカップルなどがひしめいております。

 最近は、いろいろな新興店がしのぎを削っていますが、やはり、坂内・まこと・源来軒の老舗ビッグ3を食べないうちは、喜多方ラーメンを食べたことにならないという伝統は生きているようですね。

坂内食堂の店内

店内風景

(坂内食堂)

 さて、僕らは大盛り支那そばを注文。

 「坂内食堂」の名物は、“麺が隠れて見えないほどのチャーシュー”を乗せた「肉そば」でありますが、昔、食べた時には、脂身がやたら多かったという記憶があるので、本日は様子見であります。

 ふと、店の右奥を見ますと、お土産の箱ラーメンが山積みに。

 この坂内食堂は、最近、首都圏へのチェーン展開や箱ラーメンのネット販売にも力を入れているのであります。

山積みの箱ラーメン

山積みの箱

(坂内食堂)

 そうこうするうち、支那そばの到着であります。

お兄さん お待たせしましたー!

岸波いえいえ、どいたしまして。

 手元に置くなり、プーンと香るスープのニオイがいい感じです。

 こっ、これはぁ・・・!!

大盛り支那そば

大盛り支那そば

(坂内食堂)

岸波やっぱり、ウマイわ!

 いわゆる「大盛りラーメン」と同じはずなのに、大きなチャーシューが五枚。

 「肉そば」をウリにしている坂内食堂のプライドでしょうか。

 チャーシューの脂身はやはり多めですが、昔ほどではなくちょうどいいくらい。

 普通盛りを食べているお客さんのドンブリを見ると、小さめだったのが気になっていたのですが、大盛りの器は十分に大きく、麺もスープもボリュームたっぷりです。

岸波ほぅ・・・むしろ昔より美味くなってる。

N主任N主任も、スープを残さず完食。

N主任課長、うまいですよ、このラーメン!

 塩ラーメンなだけに、ピリリとした塩味を全面に出したスープですが、五枚入ったチャーシューの煮汁が溶け出していい具合。

 でもなぁ・・・

 どうして醤油ラーメンをやらないんでしょう?

 塩ラーメンでこれほど美味いんだから、醤油スープにしたら間違いなく絶品なのに・・。

 大満足しながら、なおかつ一人でボヤいている僕なのでした。

 

/// end of the“その42「懐かしの坂内食堂」” ///

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《追伸》

 30年ぶり・・と思いましたが、よく考えると20年くらい前にケイコと子供達を連れて行ったことがありました。

 いずれにしても、本当に久しぶりの坂内食堂です。

 この店は、いまだに喜多方一の行列店になっていて、観光客の人気は圧倒的です。

 一方の「まこと食堂」は麺がやや細めなので、観光客からすれば、坂内食堂こそが典型的な喜多方ラーメンだと思うのでしょう。

 “地元の人間は行かない”などと陰口を叩かれることもありますけど、なかなかどうして・・・むしろ人気店ゆえに、いつも大混雑しているので食べられない~というところではないでしょうか。

 「坂内食堂」と「まこと食堂」はともに早朝7時からの営業。

 こうした“早朝ラーメン”が生まれたのも、根強いファンの要望に応えたもの。

 今や、喜多方の伝統の一つになりました。

 それでは最後に、坂内名物「肉そば(チャーシュー麺)」の写真を掲げましょう。

 では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !

肉そば

肉そば

(坂内食堂)

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