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BGM "夢日和" by My WORLD |
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1 東へ西へ
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こうみ家 (会津若松市) ←お休みでした・・。 |
後で分かりましたが、このお店は“夜のみの営業”だそうで残念無念。
かくなる上は・・・
もしもーし、なっちヤン?
なっちヤン あ、編集長?! どしましたー?
今、若松にいるんですが、お昼は食べましたー?
いま、好山楽翁師匠と西会津に来てるんですよ。
好山楽翁 もしもーし、コンニチワー!
~ということで、こちらのお誘いも不調となりました。
やむを得ない・・・僕とN主任は“ここなら間違いない”という「古川農園」へと向かったのでありました。
すると・・・
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古川農園 (会津若松市) ←お休みでした・・。 |
なんて事だ! ここも閉まってますよ・・。
オーマイガッ!
とことん裏目が続く僕たちは、仕方なく喜多方市の用事を先に済ませることにしまして、向うで食事をとる事にしたのでした。(あー、オナカすいた・・)
2 一路、喜多方へ
喜多方市へ道を迂回する途中、不思議な看板を発見。
白地に赤の目立つ看板で、何と・・・米乳?!
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不思議な看板 (会津若松市) ←米乳?? |
米乳・・・だから、白い飲み物なんでしょうね?
もしも“お米のとぎ汁”だったら、ユルさないよ僕は。
でもって、牛乳より旨い“大人のミルク”ですからね。
白い色した“オトナのミルク”・・・うーむぅ。
アヤしいヒビキですね。
まさか、そんなものを売ってるなんて・・・。
←(ドブロクを売る店だよ。)
daddy
さて、喜多方での目標は、かの有名な「坂内食堂」に決定。
坂内と言えば、喜多方市役所を挟んで「西の坂内、東のまこと」と言われる二大人気店の片割れ。
今から約30年前・・・喜多方ラーメンを最初にブレイクさせたのが、この両店プラス喜多方ラーメン発祥の店「源来軒」の喜多方ビッグ3でありました。
ところがっ!
実はこのワタクシ、「坂内食堂」で食べるのは30年ぶりなのです。
と、いうのも、「まこと食堂」の深い味わいの醤油ラーメンに魅せられてからは、ひたすら「まこと」一辺倒だったからです。
←(昔の「まこと食堂」はホントに美味しかったからね。)
daddy
で、一方の「坂内食堂」は、喜多方ラーメンにしては珍しい「塩味オンリー」のお店です。
ただし、「塩ラーメン」と呼ばずに「支那そば」と言っているので、そのことを知らずに普通の醤油ラーメンと思っている人は“塩けが強い”と感じる事になります。
そのことは、先々代の店主であったおじいちゃんから聞いたのですが、このおじいちゃん、只者ではありません。
なんと、調理場で一升瓶を片手に、ぐいぐい呑みながらラーメンを作っていたのです。
若い時には、一日二升を呑んでいたという伝説もあるのです。
さて、そんな事を車で話しているうちに、目印の喜多方市役所が見えてまいりました・・・。
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市役所の玄関 (喜多方市) |
市役所に駐車するしかありませんね。
うむぅ・・・守衛のおじちゃんが僕らをジッと見てるよ。
だいじょぶです、いい方法がありますから。
・・・どうすんの?
いったん庁舎の正面玄関から入る・・・で、裏口からそっと出る。
それだ!
~ということで、車を降りた僕らは市役所に入り、玄関の観光ポスターを「ほぅ・・」と感心したように眺めると、今度は裏口から一目散に駆け出したのでありました。
←(よい子はまねしちゃだめだぞ。)
daddy
市役所裏の公園をすり抜けると、見えてまいりました「坂内食堂」!
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坂内食堂 (喜多方市) |
さっそく店内に入りますと、いやはや大変な混みようであります。
この日はウィークデイであるにも関わらず、子供連れの観光客やご老人の団体、若いカップルなどがひしめいております。
最近は、いろいろな新興店がしのぎを削っていますが、やはり、坂内・まこと・源来軒の老舗ビッグ3を食べないうちは、喜多方ラーメンを食べたことにならないという伝統は生きているようですね。
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店内風景 (坂内食堂) |
さて、僕らは大盛り支那そばを注文。
「坂内食堂」の名物は、“麺が隠れて見えないほどのチャーシュー”を乗せた「肉そば」でありますが、昔、食べた時には、脂身がやたら多かったという記憶があるので、本日は様子見であります。
ふと、店の右奥を見ますと、お土産の箱ラーメンが山積みに。
この坂内食堂は、最近、首都圏へのチェーン展開や箱ラーメンのネット販売にも力を入れているのであります。
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山積みの箱 (坂内食堂) |
そうこうするうち、支那そばの到着であります。
お待たせしましたー!
いえいえ、どいたしまして。
手元に置くなり、プーンと香るスープのニオイがいい感じです。
こっ、これはぁ・・・!!
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大盛り支那そば (坂内食堂) |
やっぱり、ウマイわ!
いわゆる「大盛りラーメン」と同じはずなのに、大きなチャーシューが五枚。
「肉そば」をウリにしている坂内食堂のプライドでしょうか。
チャーシューの脂身はやはり多めですが、昔ほどではなくちょうどいいくらい。
普通盛りを食べているお客さんのドンブリを見ると、小さめだったのが気になっていたのですが、大盛りの器は十分に大きく、麺もスープもボリュームたっぷりです。
ほぅ・・・むしろ昔より美味くなってる。
N主任も、スープを残さず完食。
課長、うまいですよ、このラーメン!
塩ラーメンなだけに、ピリリとした塩味を全面に出したスープですが、五枚入ったチャーシューの煮汁が溶け出していい具合。
でもなぁ・・・
どうして醤油ラーメンをやらないんでしょう?
塩ラーメンでこれほど美味いんだから、醤油スープにしたら間違いなく絶品なのに・・。
大満足しながら、なおかつ一人でボヤいている僕なのでした。
/// end of the“その42「懐かしの坂内食堂」” ///
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《追伸》
30年ぶり・・と思いましたが、よく考えると20年くらい前にケイコと子供達を連れて行ったことがありました。
いずれにしても、本当に久しぶりの坂内食堂です。
この店は、いまだに喜多方一の行列店になっていて、観光客の人気は圧倒的です。
一方の「まこと食堂」は麺がやや細めなので、観光客からすれば、坂内食堂こそが典型的な喜多方ラーメンだと思うのでしょう。
“地元の人間は行かない”などと陰口を叩かれることもありますけど、なかなかどうして・・・むしろ人気店ゆえに、いつも大混雑しているので食べられない~というところではないでしょうか。
「坂内食堂」と「まこと食堂」はともに早朝7時からの営業。
こうした“早朝ラーメン”が生まれたのも、根強いファンの要望に応えたもの。
今や、喜多方の伝統の一つになりました。
それでは最後に、坂内名物「肉そば(チャーシュー麺)」の写真を掲げましょう。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !
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肉そば (坂内食堂) |
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