Our Way
of Ra-a-men 41
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
太いラーメンには目が無い僕ですが、極細縮れ麺がトレードマーク米沢ラーメンが山形のデフォルトだと思っていたのに、山形にも太いラーメンがあることを知ってガクゼンとしました。
まさにそれこそ、からみそラーメンの龍上海!
・・・え、最近赤湯に行ったのかって?
違うのです・・・行ったのは赤湯じゃなく、郡山行きの東北自動車道。
途中のサービスエリアで、お土産の箱ラーメンとして売られていたのです。
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龍上海の箱麺
(赤湯からみそラーメン)
←喜多方と同じくらいの太さ。 |
もちろん、ソッコーで買いましたとも。
ただし、ケイコには・・・
これからラーメン食べに行くのに、“お土産ラーメン”かいっ!
~と、つっこまれましたが。(あはは!)
食べてみると、これが美味しいんですよ、実に。
カップ麺にもなっているんですが、やはり営業用と同じ麺を使った箱麺は一味違います。
しかも“太麺”であるところが、ジャストミート! ・・・うーん、たまりませんな。
(閑話休題)
さて今回のテーマはその“太麺”。
麺の太さにかけてはどこにも負けないという店の噂を聞きつけ、早速行ってまいりました。
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 麺匠ふくや本店
時はさかのぼり、6月18日のお昼時・・・そう「大地と葉羽の沖縄紀行」へと旅立つ、まさにその前日であります。
僕とM主幹とセキちゃんの3名は、郡山市“うねめ通り”をウロウロと・・。
たぶん、この辺だったんだよなー。
どんなラーメンだったんですか?
とにかく太いの・・・死ぬほど。
(死ぬほど・・) ←心の中の突っ込み。
飾り職人のヒデ君と一緒だったと思うんだけど、「ふぐラーメン」があったんだよ。
え?! ふぐラーメン!!?
そんなに驚いてどーした、セキちゃん。
課長、そこに一緒に行ったのはワタシです。
ええー! (早く言えよ)
・・ということで、たちまち見つけました超極太ラーメンの「麺匠ふくや本店」。
黒地に赤のシックな看板が目印でございます。
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麺麺匠ふくや本店
(郡山市)
←手前はM主幹。 |
この「ふくや本店」、同じ郡山にあるふぐ料理の「ふく屋」と同じ「ベーネフードプランニング株式会社」というところの経営であります。
ホームページを見ますと、事務所は埼玉県となっていますが、営業はもっぱら福島県内のようであります。
とにもかくにも、「本店」と名乗るのですから、これからこの「ふぐラーメン」と「超極太麺」でチェーン化を狙っているのでありましょう。
課長、あんな看板が・・ありましたっけ?
ほほうぅう・・・。
見れば、店の入り口横に三枚の木看板が・・・
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入口の看板
(麺匠ふくや) |
充電してるんですね・・。
充電してるんだな・・。 (意味分からん)
2 ふぐラーメン
店の中はカウンターと畳の小上がりになっており、僕らは小上がり席に。
店内のお客さんは男性の一人客が多いようですが、壁を見ると何故か子供たちの描いた絵が。
普段は家族連れが多いのか、もしくは店主催のコンクールなのか、はたまた店主の孫が描いた絵なのかは定かではありません。
←(三番目はないと思うぞ。)daddy
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壁一面の絵
(麺匠ふくや) |
ここの特徴は、いろいろなタイプの麺をスープに合わせて出しているところ。
「あっさり醤油らーめん」には“ちじれの入った卵入りの中細麺”
、「こくみそらーめん」には“コシの強い卵入りの多加水熟成中太麺”といった具合。
僕の注文は、もちろん、前回評価が定まらなかった「超極太みそらーめん」を大盛りで。
M主幹もこれに右倣え。
さて、セキちゃんはというと・・・
ワタシは、今回こそ「特製ふぐらーめん」でいってみます。
~ということで注文完了。
テーブルの上には、なにか注意書きのようなものが。
ナニナニ、『特製ふぐらーめんを賞味する心得六ケ条』??
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心得六か条
(麺匠ふくや) |
まずは、三枚付いてくる「とらふぐたたきてっさ」をしゃぶしゃぶのようにして食べるべし・・というような事が。
しばしあって・・・
はい、オマチどうさま!
我々の注目は、いやが上にも高価なふぐらーめんへと注がれる・・・
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特製ふぐらーめん
(麺匠ふくや) |
ほほうぅ・・これは!! (うむむむむ・・)
3 実食!
セキちゃんの注文した「特製ふぐらーめん」は、麺と具が別盛りになっています。
らーめんのスープにはヒミツがありまして、醤油ベースにとらふぐの三種の部位~ヒレ・皮・中骨をあぶって抽出したスープを合わせてあるのだそうです。
麺は、“もちもち、しこしこ、ツルツル”の低かんすい・多加水の中太麺であります。
具のほうはというと・・・
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特製ふぐらーめんの具
(麺匠ふくや) |
ほほぅ・・“とらふぐてっさ”が三切れにチャーシュー、ナルトと小口ネギであります。
ほら、まずはしゃぶ、しゃぶ、しゃぶ・・。
はい、しゃぶ、しゃぶ、しゃぶ・・。
次に麺を味わう・・。
はい、麺をアグアグアグ・・。
僕たちは、自分のラーメンそっちのけで、セキちゃんのコーチングです。
そうそう、このセキちゃん、ウチのメンバーでは珍しく温厚といいますか、自己主張しないといいますか、何でも言われるがままなのであります。
おいしいかい?
はい・・。
そうでも無いのかい・・。
はい・・。
えぇい、いったいドッチなんだ!?
はい・・。
・・・・・・。 (マイガッ!)
と、明快なセキちゃんの評価が下ったところで、いよいよ僕たちは、『超極太みそらーめん』へのチャレンジであります。
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超極太みそらーめん
(麺匠ふくや) |
どわっ! すごく太いですね、このラーメン。
さすが日本一と言われるだけはあるでしょう?
見た目、うどんと見まがうような太さ。
喜多方や赤湯のタイプとは違い、“平打ち縮れ”ではなく、断面がまん丸のままドーンと太いのであります。
スープはと言うと、“熟成黒コク味噌を豚骨、魚介だしで合せた風味豊かなスープ”と銘打ってありますが・・・
旨い! ・・んだけど食いにくい。
うどんよりも固いんで、つかむとき逃げちゃいますね。
ということで、この麺がどのくらい太いかといいますと・・・
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超極太みそらーめん
(麺匠ふくや) |
ホーラ、こんなに太いのであります。
そうそう・・・普通のラーメン屋では「麺固めがご希望の方はお申し付けください」と注意書きするところが、この「ふくや」では「麺柔らかめが・・」となっています。
丸棒麺でスープの絡みが悪い分、味噌の味付けが濃くしてあるようですが、この味噌、えぐみが強くて甘みが少ないタイプ。
要するに、しょっぱさが際立ってしまうのです。
うーん、ビミョーかな・・。
柔らかめがよかったですかね。それとも味噌味じゃないのが?
だけど、極太麺は味噌味しかないみたいだよ。
ところでセキちゃん、ふぐてっさの部分はどんな感じ?
はい・・・ラーメンの味です。
うーむ、確かに。
ふぐ自体に、あまり味はないからなぁ・・。
むしろ、普通の太さの麺でオーソドックスな醤油らーめんを食べた方がよかったかもしれません。
なにはともあれ、日本一との噂も聞かれるこの店の超極太麺、一度試されては?
/// end of the“その41「超極太!麺匠ふくや」” ///
《追伸》
やはり僕の場合、麺が太ければいいというのではなく、喜多方風の“平打ち縮れ太麺”が好みだったのです。
むしろ、「ふくや」の普通の醤油ラーメンが食べてみたかったなぁ。
・・・と思いましたら、実はこの「ふくや」、超極太つけめんがファンの間で評判です。
カツオだしがしっかりと効いた和風のタレで、冷麺でも温麺でもオッケー。
食べた後には、トリガラスープがもらえるので、タレを薄めてスープのように飲めるのです。
うむぅ・・そうであったか!
じゃあ、もう一回試しに行かなくちゃな。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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特製超極太つけめん
(麺匠ふくや) |
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