Our Way
of Ra-a-men 40
岸波 皆さん、今日もおいしいラーメン喰ってますか~!
退かぬ!! 媚びぬ!! 省みぬ!!
“愛ゆえにラーメンを捨てられない男”が、またやって参りました。
米沢ラーメンは結構僕のお気に入りです。
僕は喜多方風の“平打ち縮れ太麺”が好みなので、細麺はあまり食べないのですが、米沢ラーメンは、その例外。
チリチリに縮れたあの細麺はスープによく絡むし、シンプルでありながらコクの深い正統派スープとの相性が抜群だと思うのです。
なので、最近、福島駅近くに開店した「あきんどう」という米沢ラーメンのお店が気になってしょうがなかったのです。
ところがっ!
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あきんどう
(福島市)
←看板の字体がまたステキです。 |
なかなか食べに行くチャンスが無いのですね、この店は。
だって、お昼は御用達の「もみじ食堂」に行かねばなりませんし、夜は飲み屋街から遠いし、そもそも遅い時間に営業してるかどうかさえ定かではありませんもの。
しかし、そんな「あきんどう」に、ついにケイコと行ってまいりました。
ということで、今回は、そのマル秘潜入レポートでございます。
←(何故に“マル秘”なんだか・・・?)daddy
ということで、ラーメン道、もういっちょー!!
1 看板メニュー
さて、その「あきんどう」は、福島県庁前から真西の方角、駅に向かう途中に最近オープンしたお店。
ちょうどその辺りには紅緒ちゃんが経営するマンションもあり、シドニーのデンジャラス・レディYasukoの実家のすぐ目と鼻の先であります。
しかしこの「あきんどう」、一つだけ問題があるのです・・。
ケイコ、ほらココが「あきんどう」だよ。
あらぁ、駐車場が無いのね・・。
じゃ、紅緒んトコでも借りようか?
しょうがないから、そこのスーパーに駐めて何か買い物でもしてくるわ。
・・そうそう、この「あきんどう」には駐車場が無いのです。
そのことも、これまで「あきんどう」に来れなかった理由の一つでした。
←(車で来た際は、ケイコさんと同じ方法を推奨します。)daddy
で、先に僕が入って注文だけしておこうということで、店に向かいますと、目に飛び込んで来たのがこの看板・・。
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あきんどう
(福島市)
←うーん、トレビア~ン! |
ほほうぅう・・・。
何とも扇情的な「プリプリッ!」の文字!
しかぁも・・・ 「とろ~り海老ワンタン」ですぜ、社長!
←(誰が“社長”?!)daddy
僕の注文は、この時点で1000%決定です。
2 本日のご注文
店に入りますと、カウンター席が目に入ったので、その端っこに二人分の場所を。
店内のお客さんは女性カップルやグループが多く、他に親子連れが一組。
カウンターの中には、中年のマスターと、若いオネーサンのスタッフが一名。
まずは、目の前にあったメニュー表を広げると・・・
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メニュー表
(あきんどう) |
「おしながき」には、しょうゆ味とみそ味の区分が。
値段的には、普通の「しょうゆらーめん」が630円、大盛りで100円増しと、まずまずの値付け。
「しょうゆらーめん」の630円に対して「みそらーめん」が700円なのは、あの『龍上海』の伝統がある米沢らーめんの“味噌味”に対するこだわりでありましょう。
そんなこんなで、考えているうちにケイコが到着。
なにか頼んでくれた?
いや待ってたよ。何にする?
ダイエット中なので軽いものがいいわ。
あーれー! 冷やしらーめんセットにしてあげようと思ったのに。
セットなんか食べられないわよ。
だいじょうぶ・・・セットの分は僕が食べてあげるから。
ええー!!
~と、夫婦の呼吸もぴったりで、僕が「海老ワンタンめん」、ケイコがランチの「冷やしらーめんセット」とあいなりました。
3 絶品、煮卵!
ここのマスター~40代くらい~は、仕事もテキパキで鍋の中の麺を見つめる眼も真剣です。
表の看板の「字体」といい、細かいところまで目配りが行き届いているので、こりゃぁ期待できそうです。
そうこうするうちに・・・
お待ちどうさま。
~と、ケイコのランチが先に到着。
冷やしらーめんは、結構なボリュームがあります・・。
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冷やしらーめん定食
(あきんどう) |
で、最初に驚いたのが、4個ついている餃子・・・
ん? これって小龍包じゃないの?
まーキレイ! 皮が透き通ってる!
カタチはまさに小龍包そのもので、表面は蒸し上げられたようにキラキラと輝いています。
最初に僕が一つ食べてみると・・・
どわーっ、旨いぞコレは!
えー! じゃ、ワタシも一つ。
どうぞ、どうぞ! (ダイエットじゃなかったのね・・。)
おいしー! やっぱり餃子なのね。
そうなのです!
実はコレ、小龍包に似せた餃子。
焼き加減、蒸し加減抜群で、味もまた一流!
ということは・・・
定食に、もう一つ付いてきたご飯の小鉢・・・ミニ・チャーシュー丼もまたとってもオイシー!
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ミニ・チャーシュー丼
(あきんどう) |
と、いきなり・・・
海老ワンタンめん、お待たせしましたー!
やってまいりました、本日のメインドンブリ、海老ワンタンめんでございます。
ぷーりぷりぃのとろ~りぃでございます。
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海老ワンタンめん
(あきんどう) |
ワンタンにしっかりと下味が付いているので、まさにプーリプリ。
看板に偽りはございません。
しかも・・・
ケイコ、これ穂先メンマだよ。
あら、一番美味しくて高級なところね。
その穂先メンマが美味しいのなんのって・・・。
「もちもちの木」や「屯ちん」でもこれを使っていますが、この「あきんどう」の穂先メンマは姿カタチも揃っていて、さらに高級感があるのです。
そうしたワンタンやメンマに酔いしれているうちに、真打が登場いたしました、米沢麺!
米沢麺の特徴である、チリチリ縮れのマッ黄色な細麺がこれまた結構・・・・・・・・
結構・・・・・
結構・・・あれ?
どしたの?
この辺まで来たら、なんかスープが薄い感じが・・・。
ワンタンや麺そのものの美味しさに気をとられて気付かなかったのですが、この醤油スープはかなり上品・・・というか、コクがないのです。
このあたり、表現するのが難しいのですが、決して平板ではなく、複雑で繊細なテイストではあるのですが、いかんせん深みがないのです。
例えて言えば、京都の和風らーめんのよう。
やっぱり、ワンタン麺って難しいのよね。
と言うと?
ワンタンを入れる前のところで、ちょうど良い味になってるでしょ?
ふむふむ・・。
そこにワンタンを入れるから、どうしてもスープが薄まるのよね。
なぁるほど!
うむぅ・・・確かにワンタンそのものに下味が付いているので気付きませんでしたが、イザ、麺とスープになると、どうしても薄く感じてしまうようです。
言って見れば“女性向き”?
あ!!
気が付けば、たしかにこのお店、今日のお客の9割は女性なのです・・。
女性なら、このくらいがちょうどいいのよ。
そんなもんかい?
ワタシの冷やしらーめんなんか最高よ。特に、この煮卵なんか絶品ね。
うむぅ、選択を誤ったか。(残念!)
だから、素直にコレを注文すればよかったのよ・・・一押しメニュー。
あ!!
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一押しメニュー(つけ麺)
(あきんどう) |
ケイコの指差す方を見れば、確かに目の前のカウンターに「お客さんが選んだ一押しメニュー:つけ麺(750円)」のポップが・・。
これならば、スープを薄いと感じることもなかったかもしれません。
そんなワケで、たいへん美味しいラーメンでありながら、もう一つ物足りなかった今回の挑戦。
次回は、そのつけ麺か、もしくは味噌らーめんを食べてみなくてはなりますまい。
ということで、再チャレンジ体験記は、またいずれ。(残念!)
/// end of the“その40「凄いぞ あきんどう」” ///
《追伸》
「米沢らーめん」としては、県庁の近くにもう一軒「まほろば」というお店があります。
福島の自民党会館の北側にあるラーメン屋です。
ここも典型的な米沢らーめんですが、やはり「あきんどう」と同じようにスープが薄味です。
もしかすると、この「醤油スープ薄味」は、米沢らーめんのアベレージなのかもしれません。
この辺になると、もはや「好み」の問題なので、上品な味わいが好きな人や女性にとっては理想どおりなのでしょう。
で、今回のサービスショットは、我が家近く国道115号線沿い「シセン」の五目固焼きソバ。
ここは、ビールやお酒があるのですが、ツマミのメニューは一切ありません。
ということで、「もしや」と思って試してみたのがこの焼きソバをオツマミに・・・。
いやぁ、合うんだなこれが!
是非、お試しあれ。
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See
you again !
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五目固焼きソバ
(シセン)
←オツマミにぴったり。 |
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