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BGM "夢日和" by My WORLD |
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1 屯ちん名物“声かけ”
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駐車場 (屯ちん) |
さっそく、赤い暖簾をくぐってお店の中に入ります。
そして、入り口のすぐ中にある食券自販機から醤油豚骨(大)と味噌豚骨(並)を購入。
順番待ちの行列が表まで溢れてはいませんでしたが、実はこの店、お客サンがお店の中で立ち行列をして待つシステムなので、案の定、15人ほどの行列ができておりました。
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暖簾 (屯ちん) |
そして、屯ちんは店内全面禁煙。
最低20分は待つことになりそうなので、ケイコを列に残して、僕は表へタバコを吸いに・・・。
店の表には、大きな看板が二枚、立てかけてあります。
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立て看板 (屯ちん) |
この店の特徴は、この看板にもあるように、大盛・中盛・並盛のどれでも同じ値段。
つけ麺と味噌豚骨ラーメンは650円、ちなみに普通の醤油豚骨ラーメンは600円です。
この時、表にいたので気づきませんでしたが、この屯ちんの名物は“スタッフの声かけ”であることを、後日
娘から聞きました。
沙織 えー、オトーサン知らなかったの?
何なんだい、その声かけってのは?
だから、スタッフがお互いに声かけ合ってるのよ・・・ヘンな。
ヘンな声かけ?
そう・・・「ラーメンいっちゃっていいかなー」、「いいともぉ!」とか。
何だソレ?
それから・・・「ラーメン、つけ麺、僕イケメン!」とか。
ぶわっはっはっは! 俺も使おう・・ヘェーイ!ラーメン、イケメン、僕つけ麺!
自分が“つけ麺”になってドースルっ!
2 無料サービス品
ケイコが、そろそろ列の前の方になってきたので、僕もお店の中に。
店内は、見渡す限りの満員で、僕らの後からも次々に新しいお客さんが入ってきます。
←(うーむ、さすがの人気店だな。)
daddy
カウンターの中では、スタッフがてきぱきと仕事をこなしています。
まさに、活気溢れるラーメン屋と言えましょう。
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厨房の中 (屯ちん) |
厨房の壁に「魚豚らーめん」の張り紙が。
実は、屯ちんでは“期間限定メニュー”を設けておりまして、ちょうどこの期間の限定メニューがこれのようです。
「魚豚らーめん」とは、別に豚骨スープと魚ダシスープのダブル・スープというわけではなく、普通の醤油豚骨スープに鰹節などの魚粉を後載せしたもので、ワカメ入りが特徴のようです。
(まだ食べたことはありませんが)
そうこうするうち、僕らの順番が来たようです。
僕とケイコはカウンター席に案内されまして、そこに座ると、目の前にはこんなものが・・・。
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ゆで卵 (屯ちん) |
ゆで卵です。
実は、前回来た時には分からなかったのですが、このゆで卵には秘密があったのです。
それを教えてくれたのは、あの
N主任でした・・・。
参事、あそこのゆで卵食べました?
ん? 別に注文しなかったけど・・。
テーブルに盛ってあったでしょう、ゆで卵・・・それからキムチも。
あったかなぁ・・・別に食べたくなかったし。
あれって、いくら食べてもタダなんですよ。サービス品。
ええー! ゆで卵大好き! 食べたかった!
(さっきと話がちがうような・・・)
そうだったのかぁ! よし、今度行った時には、無限に食べられるっ!
無限ですか・・。
ということで、僕とケイコもゆで卵を食べることに。
ケイコ、何個食べてもいいんだよ。
だけど、ラーメンの前に、そんなには食べられないわ。
そうだなぁ・・。待てよ!
あのね、言っとくけど・・・。
(ドキ!)
いくらタダでも、ポケットに入れて持ち帰りはダメよ。
あははは! そんな馬鹿なことしないよ。 (無念・・)
はいっ!お待ち!
さっそく、注文が出来上がったようです。
ケイコの前には、味噌豚骨ラーメンの並盛が置かれました。
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味噌豚骨ラーメン(並) (屯ちん) |
実は、前回一人出来た時に食べたのがこれ。
麺は、やや縮れがかった中太麺で、味噌スープの香りが鮮烈です。
チャーシューの茹で加減が絶妙で、柔らかいけれどもバラバラ崩れるほどではない。
“売り”は何と言っても穂先メンマ。
メンマの先端の柔らかいところだけを用いた高級品であります。
そして、海苔の大きさがまたいい・・・。
つまり、全体のバランスといいますか、調和が絶妙なのであります。
一見、脂がくどそうな感じですが、食べればそんなことはない。
ほどよくクリーミー、ほどよくコクがあり、ちょっと見「何か?」と思わせる焦がしネギのトッピングも香ばしさを添えています。
さてさて、僕のほうは初めて食する醤油豚骨ラーメン。
その出来栄えは・・・?
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醤油豚骨ラーメン(大) (屯ちん) ←チャーシューが旨い! |
うむっ・・・あれ?
二つを並べてみますと、微妙に麺が違います。
太さは、味噌ラーメンの方がやや太めで、縮れも弱い感じ。
麺の色も、醤油ラーメンの方が少し黒っぽい感じがいたします。
食べてみると・・・
おおー、うまぁい!!
こんな旨い豚骨ラーメンは食べたことがありません。
さすが、日本一のラーメン激戦区、池袋ナンバーワン!
僕が豚骨ラーメンを嫌いなワケは、匂いが臭かったり、脂がギトギトだったり、その割りにスープは豚骨ダシ一辺倒の平板な味が多かったりすることですが、この屯ちんは違います。
スープの深さ・複雑さは比類なく、麺に練りこんである魚粉がいい風味、また、一つ一つの材料は全て手作りという徹底したこだわりが泣かせます。
そして、何といっても・・
何といっても?
大盛りでも値段変わらず! (と、無料サービス)
そこかい!
色々なラーメン屋を食べ歩いていますが、「うまい」と太鼓判を押せるラーメン屋というのは少ないものです。
そして、そういう店に出会えた時、心の底から幸福感がにじみ出てまいります。
喜多方であれば「食堂なまえ」、会津若松であれば「古川農園」、郡山市であれば「正月屋」(←チャーシューだけは食べづらいのでダメ)、福島市であれば「もちもちの木」、「五右衛門ラーメン」(←事情により閉店しましたが)、夜のラーメンなら「天水」、毎日食べるなら「もみじ食堂」・・・
その辺りが、僕の「太鼓判」の店でありますが、今日ここに本宮町「屯ちん」を加えることにいたします。
あー、書いていたら、また食べに行きたくなっちゃった!
/// end of the“その38「極ウマ! 屯ちんラーメン」” ///
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《追伸》
屯ちんのホームページを見ていたら、こんなことが書いてありました。
「屯ちんのラーメン作りは一日にして成らず」。
屯ちんでは、あまり「こだわり」を謳っていませんが、実は、とても繊細で高度なラーメン作り技術が必要とされているのです。
出来合いの商品を、ただ組み合わせて作るラーメンとは違い、全て、ひとつひとつ手作りなのです。
その為、毎日、食材の特徴が変化することもあります。
それらをうまくバランスを取り、お客様に提供する。それが出来るようになるには、いくつもの厳しい試練が待ち受けています。
それを乗り越えた者こそが本当にお客様から支持を得られるラーメン作りが出来るラーメン職人となるのです。
このラーメン技術に関しては一切の妥協は許しません。
お客様からお金を頂いている以上は、妥協してはいけないんです!!
でも、決して難しいことではないんです。
当店には、誰でも出来るようになれる、マル秘指導術があるからです。
~さもあらんかな。
これだけバランスの取れたラーメンは、ザラにはありますまい。
そして、「ラーメン、イケメン、僕つけ麺!」のユニークな声かけも。
←(だから、違うってばー!)
沙織
では、また次の「新・ラーメン道」で・・・See you again !
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カップ屯ちん麺 ←食べてみたい・・・。 |
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